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販売から営業への転職理由|面接官に響く志望動機の伝え方と例文集

岩下隼人
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「もっとお客様一人ひとりに深く関わりたい」

「自分の力で、新しいお客様を見つけ、市場を切り拓いてみたい」

アパレルや家電量販店、携帯ショップなどの販売職でキャリアを積む中で、このような思いから「営業職」への転職に興味を持つ方は少なくありません。

販売職から営業職へのキャリアチェンジは、これまでの経験をダイレクトに活かせる、非常に親和性の高い有望なキャリアパスです。しかし、面接で「なぜ販売ではなく、営業なのですか?」と問われたとき、自信を持ってその理由を説明できますか?

この記事では、あなたの販売経験を最大限の武器に変え、面接官を納得させる転職理由の作り方を、具体的な考え方と例文を交えて徹底的に解説します。

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まずは押さえたい。「販売」と「営業」の決定的な違い

説得力のある転職理由を作るには、まず両者の違いを正しく理解することが不可欠です。

  • 販売職(インバウンド型)店舗に来店されたお客様を待つスタイルが基本です。目の前のお客様にいかに満足していただくかという接客スキルや、商品の魅力を伝える力が中心となります。
  • 営業職(アウトバウンド型)自ら顧客を探し、アプローチしていく攻めのスタイルが基本です。お客様の潜在的な課題を引き出す課題解決能力や、信頼関係を築く力、粘り強い交渉力が求められます。

この「待ち」と「攻め」というスタイルの違いを理解することが、「なぜ販売職ではダメで、営業職に挑戦したいのか」を語る上での重要な出発点となります。

あなたの経験は宝の山。営業で活かせる販売スキル

「自分には営業経験がない」と不安に思う必要は全くありません。あなたの販売経験の中には、営業職で即戦力として通用するスキルが眠っています。

  • 高いコミュニケーション能力日々、多くのお客様と接する中で培った、相手の懐に入り込む力や、ニーズを的確に引き出すヒアリング能力は、営業の基本です。
  • 目標達成へのこだわり店舗や個人の売上目標に対し、「どうすれば達成できるか」を考え、ディスプレイを工夫したり、お客様への声がけを変えたりした経験は、営業の目標達成意欲に直結します。
  • 優れた商品知識と提案力数ある商品の中から、お客様に最も合った一品を選び出し、その価値を分かりやすく伝えて購入を後押しした経験は、営業の提案力そのものです。

転職理由を組み立てる「ポジティブ変換」の法則

面接で大切なのは、前職への不満ではなく、未来への意欲を語ることです。販売職で感じた「物足りなさ」を、営業職で実現したい「向上心」へとポジティブに変換しましょう。

法則1:「待ち」から「攻め」へ

  • 本音:お客様が来るのをただ待っているだけでは、物足りない。
  • ポジティブ変換:「お客様のご来店を待つだけでなく、自らが課題を抱えるお客様を探し出し、能動的にアプローチすることで、より大きな価値を提供したいと考えるようになりました。」

法則2:「点」から「線」へ

  • 本音:商品を売ったら関係が終わってしまうのが、少し寂しい。
  • ポジティブ変換:「販売という『点』の関わりだけでなく、提案から導入後のフォローまで一貫して携わることで、お客様と長期的な信頼関係を築き、継続的にサポートしていきたいです。」

法則3:「個人」から「法人・より大きな課題」へ

  • 本音:もっとスケールの大きな仕事で、自分の力を試してみたい。
  • ポジティブ変換:「個人のお客様の生活を豊かにするお手伝いをしてきましたが、そこで培った提案力を、今後は企業の生産性向上といった、より影響範囲の大きな課題解決に活かしたいと考えております。」

【状況別】そのまま使える!転職理由の回答例文集

では、これらの法則を元にした具体的な回答例文を見ていきましょう。

例文1:アパレル販売員から法人営業へ

「アパレル販売員として、お客様一人ひとりに似合う服をコーディネートすることにやりがいを感じておりました。しかし、店舗という限られた場所でお客様を待つだけでなく、より能動的に市場に働きかけ、自社のブランドのファンを根本から増やしていく仕事に挑戦したいという思いが強くなりました。販売で培った『お客様の潜在的な魅力を引き出す提案力』を活かし、法人営業として、より多くの方に貴社の製品の価値を届けていきたいと考えております。」

例文2:携帯ショップ店員からIT営業へ

「携帯ショップでは、お客様のライフプランに合わせた最適な通信プランを提案してまいりました。その中で、お客様が購入された後も『もっとこう使えば便利ですよ』と継続的にサポートすることに、最も大きな喜びを感じることに気づきました。これまでの経験を活かし、販売して終わりではなく、導入後のフォローやサポートを通じてお客様の事業成功に長期的に伴走する、貴社のソリューション営業のスタイルに強く惹かれております。」

例文3:家電量販店店員からメーカー営業へ

「家電量販店で、多くのお客様の『暮らしを便利にしたい』というニーズに触れてきました。その中で、個別の製品を販売するだけでなく、製品が生まれる前の企画段階や、販売店への卸しといった、より川上の段階から関わることで、さらに大きな価値を提供できるのではないかと考えるようになりました。販売の最前線で得たお客様のリアルな声を、今度はメーカーの立場で製品戦略や販促企画に活かし、貴社の事業に貢献したいです。」

自信を持って、販売経験を次のキャリアへ繋げよう

販売職から営業職への転職は、「お客様のために」という気持ちのベクトルを少し変えるだけの、非常に自然で説得力のあるキャリアステップです。

あなたが販売の現場で培ってきたお客様を思う気持ち、目標達成への工夫、そしてコミュニケーション能力は、間違いなく営業の仕事で活きる強力な武器となります。自信を持って、新たなキャリアへの扉を開いてください。

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岩下隼人
岩下隼人
ロイヤル合同会社 代表
ロイヤル合同会社を設立して、新しいことに挑戦している人や、頑張っている会社を応援中。ときどき取材記者(ライター)。
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