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未経験の転職でも給与交渉はできる!成功に導くタイミングと伝え方の全技術

岩下隼人
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「未経験からの転職だから、提示された給与を受け入れるしかない…」

「給与交渉なんてしたら、生意気だと思われて内定を取り消されるかもしれない…」

新しいキャリアへの挑戦で、希望する職種に内定が出た喜びも束の間、給与という現実的な問題に直面し、こんな風に思い悩んでいませんか?

結論からお伝えします。たとえ未経験からの転職であっても、正しいタイミングと伝え方を守れば、給与交渉は十分に可能です。それは、単なる金額の駆け引きではなく、あなたの価値と意欲を企業に伝え、納得のいくキャリアをスタートさせるための、非常に重要なコミュニケーションなのです。

この記事では、未経験者が給与交渉で失敗しないための、タイミング、交渉の根拠、そして具体的な伝え方まで、その全技術を徹底的に解説します。

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【大前提】なぜ未経験でも給与交渉が可能なのか?

まず、「未経験の自分が給与交渉なんておこがましい」というメンタルブロックを外しましょう。あなたが給与交渉をできるのには、ちゃんとした理由があります。

  • 給与はあなたの「期待値」で決まる企業が提示する給与には、あなたの将来性やポテンシャルに対する「期待値」が反映されています。給与交渉とは、その期待値を、あなたの言葉で最大限に引き上げるためのプレゼンテーションの場なのです。
  • 企業の給与規定には「幅」がある多くの企業では、職種や等級ごとに給与テーブル(給与の範囲)が定められています。提示された金額がその範囲の下限であることも多く、交渉によって範囲内で調整してもらえるケースは珍しくありません。
  • 採用は「対等な関係」である転職活動は、企業があなたを選ぶだけでなく、あなたが企業を選ぶ場でもあります。提示された条件に納得できなければ、疑問を伝え、すり合わせを試みるのは、ビジネスパーソンとして当然の権利です。

交渉の成否を分ける!ベストなタイミングは「内定後・オファー面談時」

給与交渉で最も重要なのが「タイミング」です。これを間違えると、成功するものも成功しません。

交渉のベストタイミングは、内定の通知を受けた後、労働条件を正式に承諾する前です。

具体的には、内定通知後に設定される**「オファー面談」**が絶好の機会です。オファー面談とは、給与や待遇、業務内容といった労働条件について、企業と最終的なすり合わせを行う面談のことです。

なぜ「内定後」なのか?

この段階では、企業は「あなたを採用したい」と既に意思決定をしています。あなたに入社してほしいという気持ちが強いため、交渉に応じてもらいやすいのです。逆に、選考の途中(一次面接など)で給与の話ばかりすると、「仕事内容よりも条件面しか見ていないのでは?」とマイナスの印象を与えかねません。

未経験者が給与交渉で武器にできる3つの「根拠」

「経験がないのに、何を根拠に交渉すればいいの?」これが、未経験者が抱える最大の悩みでしょう。武器は、以下の3つです。

根拠1:ポータブルスキルと前職での実績

たとえ職種が違っても、前職で培ったスキルの中には、どんな仕事でも通用する「ポータブルスキル」が必ずあります。

  • アピール例: 「前職の営業事務で培った課題解決能力は、貴社で〇〇の業務を進める上で必ず活かせると考えております」
  • 実績を数字で示す: 「前職では、業務プロセスを改善し、月々の残業時間を平均10時間削減することに成功しました」

根拠2:学習意欲と具体的な行動

入社後のあなたの成長性を期待させる、具体的な努力を提示しましょう。

  • アピール例: 「現在、〇〇(職種に関連する資格)の取得に向けて毎日2時間勉強しており、次の試験での合格を目指しています」「未経験のハンデを埋めるため、〇〇(プログラミング言語など)を学び、このようなポートフォリオを作成いたしました」

根拠3:前職の給与と希望最低ライン

生活を守るための、現実的な根拠を示すことも有効です。

  • アピール例: 「前職での年収が〇〇円でしたので、現在の生活水準を維持するためにも、最低でも△△円を希望しております」

【例文あり】印象を下げずに希望を伝える、賢い交渉術

実際の交渉場面で使える、丁寧で戦略的な伝え方をご紹介します。

STEP1: まずは感謝と入社意欲を伝える

「この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。貴社で働けることを大変光栄に思います。ぜひ、前向きに検討させていただきたいと考えております。」

STEP2: クッション言葉を使い、謙虚に切り出す

「つきましては、一点ご相談させていただきたいことがあるのですが、今お時間をいただいてもよろしいでしょうか。大変申し上げにくいのですが、給与の件でございます。」

STEP3: 根拠と共に希望額を伝える

伝え方①(幅を持たせる)

「貴社規定の中で最大限ご評価いただいた結果と承知しております。その上で、もし可能でしたら、前職での経験や、現在学習しております〇〇のスキルも考慮いただき、年収△△円から□□円の範囲で再度ご検討いただけますと幸いです。」

伝え方②(具体的な数字を提示)

「大変恐縮ですが、希望としましては年収〇〇円を想定しております。こちらの金額での調整は可能でしょうか。」

STEP4: 再度、貢献意欲で締めくくる

「もし、条件面で折り合いがつきましたら、一日も早く貴社に貢献できるよう、精一杯努力する所存です。」

これはNG!給与交渉でやってはいけない3つのこと

  1. 高圧的な態度・一方的な要求: 「〇〇円でなければ入社しません」といった、相手を試すような態度は絶対にやめましょう。
  2. 根拠のない希望額の提示: 何の裏付けもなく、ただ相場より高い金額を要求するのは、あなたの評価を下げるだけです。
  3. 他社の選考状況を過度にちらつかせる: 「A社からは〇〇円でオファーをもらっています」といった交渉は、相手に不快感を与え、関係性を損なうリスクがあります。

交渉がうまくいかなかったら?年収ダウンの考え方

交渉しても希望通りにならず、前職より年収が下がることもあるでしょう。その場合は、目先の金額だけでなく、長期的な視点で判断することが大切です。

  • 「自己投資」と考える: 未経験からの挑戦では、最初の数年間はスキルを身につけるための「投資期間」と捉える考え方もあります。スキルを身につければ、数年後の転職で大幅な年収アップも可能です。
  • 「トータルパッケージ」で判断する: 給与だけでなく、研修制度の充実度、得られる経験の価値、働きやすさ、福利厚生など、年収以外の要素も含めて総合的に判断しましょう。

まとめ:給与交渉は「自分の価値」を伝えるプレゼンテーション

未経験者の給与交渉は、単なるわがままや金銭のやり取りではありません。それは、自分のポテンシャルと熱意を企業に伝え、入社後の活躍を期待してもらうための、重要な自己プレゼンテーションです。

謙虚な姿勢と、自分の価値への自信。この2つを両立させ、ぜひ、あなたが納得できるキャリアの第一歩を踏み出してください。

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岩下隼人
岩下隼人
ロイヤル合同会社 代表
ロイヤル合同会社を設立して、新しいことに挑戦している人や、頑張っている会社を応援中。ときどき取材記者(ライター)。
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