未経験からエンジニア転職!面接で必ず聞かれる質問と回答例|逆質問対策も
「プログラミングの学習は一通り終えたけど、面接で何を話せばいいんだろう…」
「『本当にエンジニアとしてやっていけるの?』と厳しく突っ込まれたらどうしよう…」
IT業界の将来性に魅力を感じ、未経験からエンジニアを目指すあなた。学習サイトやスクールでスキルを磨き、いよいよ迎える「面接」という最大の関門を前に、大きな不安を感じてはいませんか?
ですが、安心してください。
未経験エンジニアの面接は、あなたの技術力をテストする場ではありません。それ以上に、あなたが『なぜエンジニアになりたいのか』という強い動機と、『自ら学び、成長し続けられる人材か』というポテンシャルを示す対話の場なのです。
この記事では、未経験からエンジニアへの転職面接で必ず聞かれる質問への答え方から、ライバルに差をつける逆質問のコツまで、あなたの不安を自信に変えるための全てを徹底解説します。
面接官が未経験者に本当に見ている「3つのポテンシャル」
個別の質問対策に入る前に、まず面接官が未経験のあなたに何を確認したいのか、その視点を理解しておきましょう。突き詰めれば、面接官が確認したいのは以下の3つのポテンシャルです。
- エンジニアとしての「適性」と「論理的思考力」物事を構造的に捉え、筋道を立てて考えられるか。目の前の問題に対し、原因を分析し、解決策を探るプロセスを楽しめるか、というエンジニアとしての根本的な適性を見ています。
- 変化に対応し続ける「学習意欲」と「自走力」IT技術は日進月歩です。今の知識だけでは、あっという間に時代遅れになります。受け身ではなく、自ら課題を見つけて学び、解決しようとする「自走力」があるかを厳しくチェックしています。
- チームで開発するための「コミュニケーション能力」エンジニアの仕事は、決して一人で完結しません。他のエンジニアやデザイナー、企画担当者など、多くの人と連携して一つのプロダクトを作り上げます。そのため、円滑なコミュニケーション能力は必須です。
【回答例付き】エンジニアの未経験面接で定番の質問と答え方のコツ
質問1:「なぜ未経験からエンジニアを目指そうと思ったのですか?」
これは、あなたの「本気度」と「学習意欲」を測る最重要質問です。
- NG例: 「将来性があると感じたからです」「リモートワークで自由な働き方がしたいと思いました」これでは、仕事内容への理解が浅く、動機が弱いと判断されてしまいます。
- OK例の考え方:【きっかけ】+【具体的なアクション】+【目指すエンジニア像】の3点セットで語る「前職で〇〇という非効率な業務があり、それを解決するためにExcelマクロやGASを独学で学んだ経験から、課題解決の手段としてのプログラミングに強い魅力を感じました【きっかけ】。現在はWebアプリケーション開発に興味を持ち、〇〇という言語やフレームワークを学習して、△△というポートフォリオを制作しました【具体的なアクション】。将来的には、貴社の〇〇のようなサービス開発に携わり、ユーザーの課題を直接解決できるエンジニアになりたいです【目指すエンジニア像】」
質問2:「学習する中で、難しかったことや、どう乗り越えたかを教えてください」
これは、あなたの「論理的思考力」と「自走力」を示す絶好のチャンスです。
- NG例: 「エラーがたくさん出て大変でした」(で終わってしまう)問題に直面しただけで、解決プロセスが全く伝わりません。
- OK例の考え方:【問題】→【仮説・試行】→【結果・学習】のプロセスを具体的に語る「〇〇という機能の実装で、△△というエラーが解消できずに苦労しました【問題】。まずは公式ドキュメントで関連する記述を読み込み、次にエラーメッセージで検索して複数の解決策を試しました【仮説・試行】。その結果、原因は□□にあると特定し、無事に解決できました。この経験から、粘り強く原因を特定し、一次情報を元に解決策を探るアプローチの重要性を学びました【結果・学習】」
質問3:「当社のサービスや事業について、どう思いますか?」
これは、企業への「興味・関心度」を測る質問です。
- NG例: 「素晴らしいサービスだと思います」「いつも使っています」ユーザーとしての感想だけで、入社意欲が伝わりません。
- OK例の考え方:ユーザー視点+エンジニア視点を加える「ユーザーとして、貴社サービスの〇〇という点に非常に魅力を感じています。もし自分がエンジニアとして関われるのであれば、現在学習中の△△という技術を活用して、□□といった機能を実装することで、さらにユーザー体験を向上させられるのではないかと考えました」
印象を格上げする「逆質問」の極意
面接の最後に必ず設けられる「何か質問はありますか?」という時間は、あなたの熱意をアピールする絶好の機会です。「特にありません」は絶対に避けましょう。
- 良い逆質問の例
- 「未経験から入社された方は、どのような研修やサポート体制のもとで、一人前のエンジニアへと成長されているのでしょうか?」(成長環境への関心)
- 「チームでは、コードレビューはどのような観点を重視して行われていますか?また、新しい技術の導入は、どのようなプロセスで決まりますか?」(技術や開発文化への関心)
- 「エンジニアとして成長し続けるために、貴社が社員に期待することや、大切にしている文化があれば教えてください」(カルチャーフィットの確認)
エンジニアの面接対策、独学が不安なら転職エージェントに頼るべき理由
専門職であるエンジニアの面接対策は、独力では限界を感じることも多いでしょう。そんな時こそ、IT業界に精通した転職エージェントを頼ってください。
- 企業の「技術スタック」や「開発文化」を教えてくれる応募先企業がどんなプログラミング言語やツールを使い、どんな開発スタイルなのか、といった求人票だけではわからない内部情報を提供してくれます。
- あなたの「ポテンシャル」を言語化してくれる自分では気づかない「論理的思考力」や「粘り強さ」といった強みを、具体的なエピソードから引き出し、面接で語れるように整理してくれます。
- 「ポートフォリオ」の効果的な見せ方をアドバイスしてくれるあなたが制作した学習成果物(ポートフォリオ)について、どの点を、どのようにアピールすれば面接官に響くか、プロの視点でアドバイスしてくれます。
- リアルな「模擬面接」で自信がつくエンジニアの面接を想定したリアルな模擬面接で、受け答えを徹底的に練習できます。自信を持って本番に臨めるようになります。
まとめ:面接は「未来の可能性」を語る場。万全の準備で挑もう
未経験エンジニアの面接で大切なのは、過去のスキルではなく、未来への「学習意欲」と「ポテンシャル」を、あなた自身の言葉で論理的に示すことです。
そして、面接への不安を解消する唯一の方法は、徹底した準備以外にありません。
その準備を万全にするためのパートナーとして、まずはIT業界に強い転職エージェントに相談し、あなたの可能性を最大限に引き出すための作戦会議を始めてみてはいかがでしょうか。