【男性向け】転職面接はスーツで勝負！好印象を与える選び方・着こなし術完全ガイド
岩下隼人
ロイヤル合同会社
未経験から事務職へ！採用担当者に響く「志望動機」の作り方と例文
岩下隼人
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
「事務職に挑戦したいけれど、経験がないから志望動機で何を伝えれば良いかわからない…」「未経験でも、採用担当者に熱意と適性を効果的にアピールするにはどうすれば？」そんな悩みを抱え、事務職への転職に一歩踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。
事務職は人気の職種であり、特に未経験からの挑戦となると、他の応募者との差別化を図る上で「志望動機」の重要性はますます高まります。この記事では、未経験から事務職への転職を目指すあなたが、採用担当者の心に響く、具体的で説得力のある志望動機を作成するための準備、構成術、状況別の例文、そしてアピールすべき強みや避けるべきNGポイントまで、分かりやすく徹底的に解説します。
Contents
スポンサーリンク
なぜ「未経験」からの事務職転職で「志望動機」が最重要なのか？
企業が未経験者の採用選考において、特に「志望動機」を重視するのには、いくつかの明確な理由があります。
- 企業が未経験者の志望動機から見ているポイント:
- 本気度と学習意欲: なぜ経験のない事務職を志望するのか、その思いは本物か。新しい知識やスキルを積極的に学び、成長していく意欲があるか。
- ポテンシャルと適性: これまでの経験（異業種・異職種でも可）の中で培ってきたスキルや強みが、事務職として活かせる可能性があるか。事務職に必要な基本的な素養（正確性、協調性、コミュニケーション能力など）は備わっているか。
- 企業文化への適合性: 自社の社風や価値観に合う人材か、チームの一員として円滑に業務に取り組めるか。
- 定着性と貢献意欲: 入社後に早期離職せず、長く会社に貢献してくれる人材か。
- 経験の不足を補う「熱意」と「明確な理由」の重要性: 実務経験がない分、それを補って余りあるほどの「事務職として働きたい」という強い熱意と、「なぜこの会社で、この仕事がしたいのか」という明確で具体的な理由を示すことが、採用担当者に良い印象を与え、ポテンシャルを感じてもらうための鍵となります。
- 事務職の仕事内容への理解度を示す必要性: 単に「楽そうだから」「オフィスワークがしたいから」といった安易な理由ではなく、事務職の具体的な業務内容や役割をある程度理解した上で、それでも挑戦したいという真摯な姿勢を示すことが大切です。
未経験者が事務職の「志望動機」を作成する前の準備ステップ
魅力的な志望動機は、しっかりとした事前準備から生まれます。以下のステップで、じっくりと自分自身と応募企業に向き合いましょう。
自己分析の徹底
まずは、あなた自身について深く理解を深めることが大切です。
- なぜ事務職に興味を持ったのか？（きっかけ、魅力）: 数ある職種の中で、なぜ事務職を選んだのか、そのきっかけとなった出来事や、事務職のどのような点に魅力を感じているのか（例：サポート業務へのやりがい、正確な作業への適性、専門スキルの習得など）を具体的にします。
- これまでの経験（異業種・異職種、アルバイト、学業など）で得た、事務職で活かせるスキルや強み: たとえ事務職の直接的な経験がなくても、これまでの経験の中で培ってきたコミュニケーション能力、PCスキル（自己学習も含む）、問題解決能力、計画性、正確性、忍耐力といった「ポータブルスキル」は必ずあります。それらをリストアップし、具体的なエピソードと結びつけてみましょう。
- 事務職としてどのような働き方をしたいか、どのような貢献をしたいか: 入社後、事務職としてどのような役割を果たし、どのように企業に貢献していきたいのか、具体的なイメージを持ちましょう。
企業研究の深化
次に応募する企業について、徹底的に調べ、理解を深めます。
- 応募企業の事業内容、企業理念、社風、求める人物像の理解: 企業の公式ホームページ、採用ページ、IR情報（上場企業の場合）、ニュース記事、SNSなどを通じて、企業がどのような価値観を持ち、どのような事業を行い、どのような人材を求めているのかを詳細にリサーチします。
- その企業における事務職の役割や期待されること: 求人票に記載されている仕事内容をよく確認し、その企業における事務職がどのような役割を担い、どのようなスキルや貢献が期待されているのかを具体的にイメージします。
事務職への理解を深める
事務職の役割や求められる能力について、一般的な理解を深めておくことも、説得力のある志望動機を作成する上で役立ちます。
- 一般事務、営業事務など、目指す事務職の具体的な業務内容: どのような種類の事務職に興味があるのか、その具体的な仕事内容を理解しておきましょう。
- 事務職に共通して求められる基本的な能力: 正確性、迅速性、PCスキル、コミュニケーション能力、協調性、機密保持意識、サポート力など、事務職全般に共通して求められる基本的な能力を把握しておきます。
未経験者向け！事務職の「志望動機」で効果的にアピールする構成術
準備が整ったら、いよいよ志望動機の作成です。未経験者であることを踏まえ、あなたの熱意とポテンシャルが最大限に伝わるよう、以下の基本的な構成要素を意識し、論理的で分かりやすい文章を心がけましょう。
- 結論（なぜその企業で事務職として働きたいのか）： まず最初に、応募先の企業で事務職として貢献したいという明確な意思と、その最も大きな理由を簡潔に述べます。 例：「貴社の〇〇という事業を通じて社会に貢献されている姿勢に深く共感し、未経験ではございますが、これまでの経験で培った△△のスキルを活かして、事務職として貴社の円滑な事業運営をサポートしたいと考え、志望いたしました。」
- 具体的な理由・きっかけ（なぜ未経験から事務職を目指すのか）： 結論で述べた理由を裏付ける具体的な背景や、なぜ経験のない事務職に挑戦しようと思ったのか、そのきっかけとなった出来事や考えを説明します。 例：「前職の〇〇業務でお客様と接する中で、より直接的に組織を支え、多くの方の役に立てる事務の仕事に強い魅力を感じるようになりました。」
- 活かせる強み・スキル（これまでの経験との繋がり）： たとえ異業種・異職種の経験であっても、そこで培ったコミュニケーション能力、PCスキル、問題解決能力、計画性といったポータブルスキルが、応募先の事務職のどのような業務で具体的に役立つと考えるのかを、具体的なエピソードを交えて説明します。 例：「特に、〇〇の経験で培ったPCスキル（Excelでのデータ集計など）や、△△で磨いたコミュニケーション能力は、貴社の事務業務における資料作成や社内外との連携において、貢献できると考えております。」
- 学習意欲と貢献意欲（入社後にどのように成長し、貢献したいか）： 未経験であることを自覚しつつも、新しい知識やスキルを積極的に学び、一日も早く戦力となって企業に貢献したいという強い意欲を示しましょう。 例：「事務職としての実務経験はございませんが、現在MOS資格の取得に向けて勉強中であり、入社後は貴社の研修制度などを活用し、必要な知識やスキルを迅速に習得する所存です。そして、将来的には〇〇といった分野でも貢献できる人材へと成長していきたいと考えております。」
- 企業への共感と将来性（その企業でなければならない理由）： 応募先の企業の理念や事業内容、社風などのどのような点に共感し、なぜその企業でなければならないのか、そしてその企業で長く働きたいという意思を伝えることで、入社意欲の高さを示します。 例：「貴社の〇〇という地域社会への貢献活動にも深く感銘を受けており、ぜひ一員としてその一翼を担わせていただきたいと強く願っております。」
【状況別】未経験から事務職へ！「志望動機」例文とポイント解説
ここでは、いくつかの状況に合わせた、未経験から事務職へ転職する際の「志望動機」の例文と、そのポイントを解説します。ご自身の経験や応募企業、そして目指す事務職の種類に合わせて、表現や具体的な内容を調整してください。
例文1：接客・販売経験を活かしたい場合
- アピールポイント: コミュニケーション能力、顧客対応力、臨機応変な対応力、ホスピタリティ。
- 例文: 「私はこれまで〇年間、アパレル販売員として、お客様一人ひとりのニーズを丁寧に伺い、ご満足いただける商品をご提案することで、信頼関係を築くことの重要性を学んでまいりました。この経験で培った高い傾聴力と、相手の立場に立って物事を考える共感力は、社内外との円滑なコミュニケーションが不可欠な事務職においても、必ず活かせると確信しております。今後は、これまでの顧客対応で培ったホスピタリティ精神を活かし、貴社の〇〇部において、社員の皆様がよりスムーズに業務に取り組めるよう、きめ細やかなサポートを通じて貢献したいと考え、事務職を志望いたしました。PCスキルについては、現在Excelの関数について学習を深めており、入社後も積極的にスキルアップに努めてまいります。」
- 解説: 販売職で最も磨かれるコミュニケーション能力や顧客対応力を、事務職のどのような場面（社内連携、電話応対、来客対応など）で具体的に活かせるのかを示しましょう。事務職への熱意と、不足している可能性のあるPCスキルへの学習意欲も加えると効果的です。
例文2：営業経験を活かしたい場合
- アピールポイント: PCスキル、資料作成能力、スケジュール管理能力、目標達成意欲、サポートへの意欲。
- 例文: 「前職の営業では、お客様への提案資料作成においてPowerPointやExcelを駆使し、分かりやすく説得力のある資料作りを常に心がけてまいりました。また、目標達成のための緻密なスケジュール管理や、社内関連部署との円滑な連携・調整も日常的に行っておりました。これらの経験を通じて培ったPCスキル、計画性、そしてコミュニケーション能力を、今後は企業全体の基盤を支える事務職の分野で発揮したいと考えております。特に貴社の〇〇という事業に魅力を感じ、営業の最前線をサポートする立場で、これまでの経験を活かし貢献したいという思いが強くなりました。事務職は未経験ではございますが、持ち前の目標達成意欲と学習意欲で、一日も早く戦力となれるよう精進いたします。」
- ポイント解説: 営業職で培ったPCスキル（特に資料作成やデータ管理）、計画性、調整力などを、事務職の業務と結びつけてアピールします。なぜ事務職なのか、というキャリアチェンジの理由を、サポート業務への関心などと絡めて明確に伝えましょう。
例文3：製造業など、異なる業種から挑戦する場合
- アピールポイント: 正確性、集中力、PC操作経験、改善意識、学習意欲。
- 例文: 「私は〇年間、製造業の現場で〇〇業務に携わってまいりました。そこでは、製品の品質を維持するための正確な作業と、納期を守るための徹底したスケジュール管理が求められ、集中力と責任感を養うことができました。また、日々の業務の中で、より効率的な作業手順を考える改善意識も身につきました。今後は、これらの経験で培った正確性や計画性を、オフィスワークを通じて企業の基盤を支える事務職で活かしたいと考えております。貴社の求人を拝見し、〇〇という点に魅力を感じ、ぜひ一員として貢献したいと願っております。事務職は未経験ですが、基本的なPC操作（Word、Excel）は習得しており、貴社で実務経験を積みながら、さらなるスキルアップを目指してまいります。」
- ポイント解説: 製造現場などで培った正確性、集中力、納期管理意識、改善意識などを、事務職の業務（データ入力、書類管理、業務効率化など）と結びつけてアピールします。PCスキル習得への意欲も忘れずに伝えましょう。
例文4：第二新卒・既卒で社会人経験が浅い場合
- アピールポイント: ポテンシャル、学習意欲、基本的なPCスキル、企業への共感、柔軟性。
- 例文: 「私は大学で〇〇を専攻し、△△に関する知識を習得するとともに、ゼミ活動ではチームで課題解決に取り組む中で協調性を培いました。卒業後は、社会人として早く自立し、企業活動を縁の下で支える事務職の仕事に強い関心を持っております。事務職としての実務経験はございませんが、大学で習得したWordやExcelといった基本的なPC操作スキルは、事務業務においても必ず役立つと考えております。特に貴社は、〇〇という分野で社会に貢献されており、その一員として事務の側面からサポートできることに大きな魅力を感じております。若さを活かした柔軟性と吸収力で、一日も早く業務を覚え、貴社の発展に貢献できるよう精一杯努めてまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。」
- ポイント解説: 若さならではのポテンシャル、高い学習意欲、そして企業への共感を素直に伝えることが大切です。大学での学びや経験と事務職を結びつけられると尚良いでしょう。基本的なPCスキルがあることは必ず伝えましょう。
「未経験」をカバーする！事務職の志望動機で強調したいアピールポイント
未経験からの転職では、以下の点を特に意識して志望動機に盛り込むと、経験不足を補うアピールに繋がります。
- 学習意欲と向上心: 「新しい知識やスキルを積極的に吸収し、一日も早く戦力になりたい」という強い意欲。
- ポータブルスキル: これまでの経験で培った、コミュニケーション能力、基本的なPCスキル、問題解決能力、正確性、協調性、計画性といった、どの職種でも活かせるスキル。
- 事務職への適性: 細かい作業が好き、人をサポートすることにやりがいを感じる、整理整頓が得意、コツコツと努力できるといった、事務職に向いている自身の特性。
- 基本的なPCスキル: WordやExcelの基本操作ができることは、最低限アピールしたいポイントです。具体的な操作レベルを伝えられるとより効果的です。
- ビジネスマナー: 社会人経験があれば、電話応対や来客対応、言葉遣いといった基本的なビジネスマナーは身についていることを示唆できます。
- 資格取得や自己学習の努力: MOS（マイクロソフト オフィス スペシャリスト）や日商簿記3級といった事務関連資格の取得、あるいはPCスクールでの学習経験などは、学習意欲と基礎スキルの証明になります。
未経験者が事務職の志望動機でやってはいけないNG例
どんなに熱意があっても、伝え方を間違えるとマイナスな印象を与えてしまうことがあります。以下のNG例に注意しましょう。
- 「楽そうだから」「誰にでもできそう」「残業がなさそうだから」といった事務職への誤解に基づく安易な理由: 事務職も専門性が求められる責任のある仕事です。仕事内容への理解不足や意欲の低さと見なされます。
- なぜ事務職なのか、なぜその企業なのかが不明確で具体性がない: 「事務の仕事に興味があります」「貴社で働きたいです」だけでは、熱意も本気度も伝わりません。
- 前職の不平不満が中心になっている: ポジティブな転職理由を伝えましょう。
- 学習意欲や貢献意欲が感じられない、受け身な姿勢: 「教えてもらえれば何でもやります」といった受け身の姿勢ではなく、「自ら学び、貢献したい」という主体性を示しましょう。
- PCスキルが全くない、または学ぶ意欲がないことを示唆する内容: 事務職においてPCスキルは不可欠です。基本的な操作スキルがあること、あるいは習得への強い意欲を示すことが重要です。
まとめ：「未経験」でも熱意と適性が伝わる志望動機で、事務職への扉を開こう
未経験から事務職への転職を成功させるための「志望動機」は、あなたの熱意、ポテンシャル、そしてこれまでの経験から得た強みを、応募先の企業や事務職という仕事内容と具体的に結びつけて伝えることが何よりも大切です。
「経験がないから…」と臆することなく、自己分析と企業研究を徹底的に行い、あなた自身の言葉で、誠実かつ前向きな志望動機を練り上げてください。この記事で紹介した例文や作成ポイント、アピールできる強みなどを参考に、採用担当者の心に響く、あなただけの魅力的な志望動機を完成させ、事務職としての新たなキャリアへの扉を開きましょう。あなたの新しい挑戦を心から応援しています。
スポンサーリンク
ABOUT ME
ロイヤル合同会社を設立して、新しいことに挑戦している人や、頑張っている会社を応援中。ときどき取材記者(ライター)。