医療事務から一般事務へ転職！経験を活かすコツと成功へのステップ
岩下隼人
ロイヤル合同会社
ワーママが営業からの転職を考えたら。両立の悩みと次の一歩の見つけ方
岩下隼人
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
育児をしながら営業職として働くワーキングマザーの毎日は、まさに時間との戦い。「子どものお迎え時間までに、あと1件…」「急な発熱、クライアントとの約束はどうしよう」「時短勤務なのに、目標は周りと同じ…」そんな風に、仕事と育Cの両立に悩み、一人でプレッシャーを抱えていませんか？
かつてはやりがいを感じていた営業の仕事が、いつしか大きな負担となり、「もう限界かもしれない」「転職したほうがいいのかな…」と考えるのは、決してあなただけではありません。
その悩みは、これからのキャリアや家族との時間をより良いものにするための大切なサインです。この記事では、営業職のワーママが抱える課題を整理し、後悔しない次の一歩を見つけるための選択肢とヒントをご紹介します。
Contents
スポンサーリンク
なぜ？ワーママが営業職で感じる「壁」
まず、多くのワーママが営業の現場でどのような「壁」を感じているのか、その原因を見ていきましょう。共感できる点も多いのではないでしょうか。
時間の制約とノルマのプレッシャー
営業職につきものの残業や会食、休日出勤。ワーママにとっては、参加したくてもできない場面が多々あります。時短勤務を選択しても、課される目標（ノルマ）はフルタイムの社員と変わらず、限られた時間の中で成果を出さなければならないという強いプレッシャーに苛まれるケースは少なくありません。
急な休みへの対応と罪悪感
子どもの急な発熱や保育園からの呼び出しは、働く親にとって避けられない出来事です。しかし、アポイントのキャンセルや業務の引き継ぎで、同僚に負担をかけてしまうことへの罪悪感や、「キャリアに響くのでは」という不安を常に感じてしまいます。
キャリアプランの描きにくさ
「子育て中は重要な仕事を任せてもらえないのではないか」「昇進や昇格の道から外れてしまうのではないか」といった、いわゆる”マミートラック”への懸念も大きな悩みです。周りのサポートを得にくい環境だと、将来のキャリアプランを描くこと自体が難しくなってしまいます。
体力的な負担
外回りや遠方への出張など、体力勝負の側面もある営業職。仕事でエネルギーを使い果たし、帰宅後は休む間もなく育児と家事が待っている…というサイクルに、体力的な限界を感じる方も多いでしょう。
転職は本当に必要？現職でできること
「もう辞めるしかない」と結論を出す前に、今の職場で状況を改善できる可能性がないか、一度立ち止まって考えてみることも大切です。
働き方の見直しを相談する
まずは上司に、現在の状況と課題を率直に相談してみましょう。例えば、時短勤務中の業務内容や評価基準について改めて話し合ったり、リモートワークや在宅勤務の日数を増やせないか提案したりすることで、働きやすさが改善される可能性があります。
チームでの協力体制を築く
「いつ休むかわからない」という状況を前提に、日頃からチーム内で顧客情報を密に共有し、誰かが休んでもカバーし合える体制を築いておくことが重要です。自分の状況をオープンに話し、感謝の気持ちを伝えることで、周囲の理解や協力を得やすくなります。
営業スタイルの工夫
限られた時間の中で成果を出すために、働き方を工夫するのも一つの手です。やみくもに訪問件数を増やすのではなく、成約確度の高い顧客に絞ってアプローチする、移動時間を削減できるオンライン商談を積極的に活用するなど、生産性を高める工夫を試してみましょう。
ワーママの転職、3つの選択肢
様々な工夫をしても状況が改善しない場合、転職は前向きな選択肢となります。ワーママの転職には、大きく分けて3つの方向性があります。
選択肢1：営業職を続ける（環境を変える）
「営業の仕事自体は好き」という方は、ワーママが働きやすい環境の会社へ転職するのがおすすめです。
- どんな会社を選ぶ？
- フレックスタイム制やリモートワークが浸透している
- 残業が少なく、時間単位での休暇取得が可能
- ワーママ社員の活躍実績が豊富で、ロールモデルがいる
- 子育てへの理解がある社風（面接などで確認）
また、同じ営業でも、新規開拓中心の営業から、既存顧客との関係構築がメインのルートセールスへ。個人向け（BtoC）から、比較的スケジュール調整がしやすい法人向け（BtoB）の営業へ、といったキャリアチェンジも有効です。
選択肢2：営業経験を活かせる異職種へ
営業で培ったスキルは、他の職種でも非常に価値のある武器になります。
- 具体的な職種例
- インサイドセールス: オフィス内から電話やメールで見込み客にアプローチする内勤型の営業。
- カスタマーサクセス: 契約後の顧客をサポートし、成功体験へ導くことで長期的な関係を築く仕事。
- 営業事務: 営業担当のサポート役として、見積書作成や顧客対応などを行い、営業経験を直接活かせます。
- マーケティング: 営業現場で培った顧客視点を活かし、商品企画や販売戦略を担います。
これらの職種は、比較的勤務時間や場所の融通が利きやすく、ワークライフバランスを取りやすい傾向にあります。
選択肢3：未経験の職種にチャレンジ
「もう営業職はこりごり…」と感じるなら、心機一転、全く新しい分野に挑戦するのも良いでしょう。
- どんな仕事がある？
- 一般事務・経理: 企業の基盤を支えるバックオフィス業務。安定した働き方がしやすいのが魅力です。
- Webデザイナー・ライター: 在宅ワークも可能な専門職。スクールなどでスキルを身につけてからの転職が一般的です。
未経験職種への挑戦は、新たな可能性を広げる一方で、スキル習得の時間や一時的な収入減も考慮に入れる必要があります。
後悔しない転職活動の進め方
ワーママの転職活動には、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
「譲れない条件」を明確にする
転職を考える際は、「なぜ転職したいのか」を深掘りし、新しい職場に求める条件の優先順位をつけましょう。「勤務時間」「勤務地」「給与」「仕事内容」「会社の雰囲気」など、自分にとって何が一番大切なのかを明確にすることで、企業選びの軸が定まります。
面接で「子育てとの両立」をどう伝えるか？
面接では、子育てについて正直に伝えつつも、それがハンデではないことをポジティブにアピールすることが重要です。「親やパートナーの協力体制がある」「限られた時間で成果を出す工夫をしてきた経験がある」といった具体的な説明で、企業の懸念を払拭しましょう。また、企業のサポート体制について逆質問することで、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
ワーママに強い転職エージェントを活用する
ワーママの転職支援に特化した転職エージェントや、女性のキャリアに強いエージェントを活用するのも非常に有効です。企業側の育児への理解度を事前に把握していたり、時短やリモート勤務可能な非公開求人を紹介してくれたりと、心強い味方になってくれます。
あなたらしい働き方を見つけるために
営業職としてキャリアを続けることも、新しい職種に挑戦することも、どちらも素晴らしい選択です。大切なのは、罪悪感や焦りを手放し、「自分と家族にとって何がベストか」という視点で、自分らしい働き方を見つけることです。
転職は、人生をリセットするのではなく、より良くするために行うもの。焦らずに情報収集を進め、あなたが心から納得できる道を選んでください。その一歩が、あなたとご家族の笑顔につながることを願っています。
スポンサーリンク
ABOUT ME
ロイヤル合同会社を設立して、新しいことに挑戦している人や、頑張っている会社を応援中。ときどき取材記者(ライター)。