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建設業の営業への転職|仕事内容から未経験からの挑戦、キャリアパスまで

岩下隼人
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街のシンボルとなる高層ビル、人々の暮らしを支える社会インフラ、そして家族の笑顔が生まれる住まい。私たちの生活に欠かせない「建物」や「空間」を創り出す建設業界。そのダイナミックなプロジェクトの起点となり、構想を現実のものへと導くのが「営業職」の役割です。

「地図に残るような、スケールの大きな仕事に関わってみたい」

「建設業界で培った経験を、次のキャリアにどう活かせばいいだろうか」

この記事は、そんな建設業の営業という仕事に、自身のキャリアの可能性を見出しているあなたのためのガイドブックです。

これから建設業界の営業に挑戦したい方にも、そして、既に経験を積んで次のキャリアを模索している方にも、具体的な仕事内容から成功の秘訣、そして未来のキャリアパスまで、詳しく解説していきます。


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【パート1】地図に残る仕事へ。建設業の営業に挑戦したい方へ

まず、「建設業の営業」という仕事に興味を持ち、新たな挑戦を考えているあなたへ。その仕事内容のスケールと多様性について見ていきましょう。

建設業の営業とは?そのスケールと多様な仕事内容

建設業の営業は、扱う建物の種類や顧客によって、その仕事内容が大きく異なります。

① ゼネコン・サブコンの営業

  • 対象: オフィスビル、商業施設、工場、病院、空港、トンネルなど、社会の基盤となる大規模な建築物。
  • 顧客: 官公庁、民間デベロッパー、大手企業など。
  • 仕事内容: プロジェクトの情報をいち早く掴み、入札に参加したり、発注者へ直接提案を行ったりします。受注後は、設計事務所や協力会社(サブコン)、現場監督など、多くの関係者と連携し、プロジェクト全体を円滑に進める司令塔としての役割も担います。

② ハウスメーカー・工務店の営業

  • 対象: 戸建住宅やアパート。
  • 顧客: 個人のお客様。
  • 仕事内容: お客様の「夢のマイホーム」を実現する、最も身近なパートナーです。展示場やモデルハウスに来場されたお客様の対応から始まり、土地探し、資金計画の相談、間取りの打ち合わせまで、家づくりの全プロセスに深く寄り添います。

③ リフォーム会社の営業

  • 対象: 既存の住宅やマンション、店舗など。
  • 顧客: 個人のお客様、不動産オーナーなど。
  • 仕事内容: 「キッチンをもっと使いやすくしたい」「耐震性を高めたい」といった、お客様の「不便」や「希望」を丁寧にヒアリングし、最適なリフォームプランを提案します。現状の課題を解決する、コンサルティング能力が求められます。

④ 建材・設備メーカーの営業

  • 対象: ゼネコン、ハウスメーカー、設計事務所、工務店など、建物を「創る側」のプロフェッショナル。
  • 仕事内容: 自社が製造する壁材、床材、窓、キッチン、空調設備といった建材や設備を、建築プロジェクトに採用してもらうための提案活動を行います。

建設業の営業に求められるスキルとやりがい

このダイナミックな仕事ならではの、やりがいと求められるスキルとは何でしょうか。

  • やりがい
    • 自分が関わった建物が、何十年もの間「地図に残る」という、他では味わえない大きな達成感。
    • 数千万円から、時には数百億円というスケールの大きなビジネスに、中心人物として携われる。
    • 設計士、施工管理者、職人といった多くの専門家とチームを組み、一つのものを創り上げる喜び。
  • 求められるスキル
    • 関係構築力と調整力: 発注者から現場の職人まで、多様な立場の人々の間に立ち、円滑にコミュニケーションを取る力。
    • プロジェクトマネジメント能力: 数ヶ月から数年にわたる長期間のプロジェクト全体を見通し、予算やスケジュールを管理する力。
    • 学習意欲: 建築基準法や新しい工法、最新の建材など、専門知識を常に学び続ける姿勢。

未経験から建設業の営業への転職は可能か?

もちろん可能です。異業種での経験が、大きな強みになることも少なくありません。

  • 親和性の高い経験とは?
    • 不動産業界での営業経験は、業界知識や商習慣の理解度が高く、非常に有利です。
    • 他業界であっても、高額な商材を扱った法人営業の経験は高く評価されます。
    • 現場監督(施工管理)や設計の経験者が、その技術的な知識を武器に営業へ転身するケースも非常に多いです。
  • 面接でのアピールポイントと有利な資格 面接では、なぜ「建設」という業界に興味を持ったのか、その熱意を具体的なエピソードと共に語ることが重要です。また、**宅地建物取引士(宅建)ファイナンシャル・プランナー(FP)**といった資格は、特に住宅営業において顧客からの信頼を得やすく、大きな強みとなります。

【パート2】建設業の営業経験を活かし、次のキャリアへ進む方へ

次に、建設業界の営業としてキャリアを積んできたあなたが、その貴重な経験を武器に、次のステージへ羽ばたくためのヒントです。

あなたの市場価値は?建設業の営業で培われた強み

あなたが当たり前のようにこなしてきた業務は、他業界から見れば非常に高度で価値のあるスキルです。

  • 活かせるスキル①:高額・長期プロジェクトのマネジメント能力数千万円、数億円という高額で、かつ数ヶ月から数年にわたる複雑なプロジェクトを、最後まで責任を持って完遂させた経験。これは、あらゆるビジネスにおける大規模プロジェクトの推進能力として高く評価されます。
  • 活かせるスキル②:複雑なステークホルダーとの調整・交渉力利害関係の異なる多くの人々(発注者、設計事務所、行政、協力会社、近隣住民など)の意見をまとめ上げ、プロジェクトを前に進めてきた経験は、非常に高度な調整能力の証明です。
  • 活かせるスキル③:専門知識と実践的な課題解決能力建築に関する技術的な知識と、現場で発生する予期せぬトラブルに臨機応変に対応してきた経験は、机上の空論ではない、実践的な問題解決能力として信頼されます。

次のステージはどこ?建設業営業からのキャリアパス

その強固なスキルセットを手に、あなたはどのようなフィールドで活躍できるのでしょうか。

  • ① 建設・不動産業界内でのステップアップ
    • 不動産デベロッパー: 自らが事業主となり、土地の仕入れから建物の企画、販売まで、プロジェクト全体をゼロから主導する、より上流の仕事です。
    • 不動産アセットマネジメント: 不動産を投資対象として捉え、不動産ファンドなどで物件の価値を最大化させる仕事です。金融の知識も求められます。
    • コンストラクションマネジメント(CM): 発注者の代理人という立場で、設計から施工まで、プロジェクト全体を中立的にマネジメントします。
  • ② 他業界のBtoB営業
    • IT業界(建設DX関連など): 建設業界の課題を深く理解しているあなたなら、業務効率化を支援するSaaSなどを、説得力を持って提案できます。
    • 大手メーカーや商社: 高額で複雑な商材を扱う法人営業で、あなたのプロジェクトマネジメント能力は大きな武器となります。
    • コンサルティングファーム: 建設業界のクライアントに対し、専門知識を活かした経営コンサルティングを行う道もあります。

「モノを創る」経験を、未来のキャリア創造の力に

「建設業の営業に挑戦する」道も、「建設業での営業経験を活かして新たな世界へ挑戦する」道も、どちらもスケールの大きなやりがいと、社会に貢献しているという確かな手応えを感じられる素晴らしいキャリアです。

「モノを創る」という尊い仕事に携わってきたあなたの経験は、これからのキャリアを力強く創造していく、何よりの原動力となるでしょう。

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岩下隼人
岩下隼人
ロイヤル合同会社 代表
ロイヤル合同会社を設立して、新しいことに挑戦している人や、頑張っている会社を応援中。ときどき取材記者(ライター)。
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