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営業から人事へ転職は可能?経験を活かすアピール術と成功ガイド

岩下隼人
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

「顧客と向き合ってきた経験を、今度は社員のために活かしたい」

「会社の成長を『人』という最も重要な側面から支える仕事に挑戦したい」

営業としてキャリアを積む中で、このように考え、人事職へのキャリアチェンジに興味を持つ方が増えています。畑違いに見えるかもしれませんが、実は「営業」と「人事」は親和性が非常に高く、営業経験は人事の仕事で大きな武器となり得ます。

この記事では、営業から人事への転職は可能なのか、どのようなスキルが活かせるのか、そして未経験から転職を成功させるための具体的な方法を徹底的に解説します。

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なぜ営業から人事へ?高い親和性と活かせるスキル

一見すると、社外に働きかける「営業」と、社内に働きかける「人事」は全く違う仕事に見えるかもしれません。しかし、その本質には多くの共通点があります。どちらも「人」を深く理解し、動かすことで目標を達成する仕事だからです。

特に、以下の営業スキルは人事の様々な場面で直接的に活かすことができます。

  • 対人折衝・コミュニケーション能力営業の最前線で培った、相手の懐に入り込み、ニーズを引き出し、信頼関係を築く力は、人事の仕事の根幹です。候補者との面接、社員との面談、経営層への提案など、あらゆる場面で不可欠なスキルとなります。
  • 目標達成意欲・数値管理能力売上目標の達成に向けて行動計画を立て、粘り強く実行してきた経験は、人事の仕事でも大いに役立ちます。「採用目標人数◯名」「研修参加率◯%」「離職率◯%改善」など、人事にも明確な目標(KPI)が存在し、それを達成する力が求められます。
  • 課題発見・ヒアリング能力お客様の課題をヒアリングし、解決策を提案してきたスキルは、社員が抱える悩みや組織の問題点を発見し、人事施策へと繋げる力に応用できます。
  • プレゼンテーション能力自社の製品やサービスの魅力を顧客に伝えてきた経験は、会社説明会や面接の場で、自社の魅力を候補者に伝え、入社意欲を高める力としてそのまま活かせます。

人事の仕事とは?主な業務内容と営業からの入り口

人事の仕事は多岐にわたりますが、大きく分けて以下の4つの領域があります。

  1. 採用:事業計画に基づき、新卒・中途の採用計画を立て、母集団形成から面接、内定者フォローまでの一連のプロセスを担当します。
  2. 教育・研修:新入社員研修や階層別研修、スキルアップ研修などを企画・実施し、社員の成長をサポートします。
  3. 労務:給与計算や社会保険の手続き、勤怠管理、福利厚生の運用など、社員が安心して働ける環境を整えます。
  4. 制度企画:時代や会社のフェーズに合わせ、人事評価制度や報酬制度、働き方に関する新しい制度などを設計・運用します。

この中で、**営業からの転職で最も狙いやすく、親和性が高いのが「採用担当」**です。採用担当は、候補者という「未来の仲間」に対して自社の魅力を伝え、惹きつける、まさに「会社の営業」とも言える役割だからです。

未経験からの挑戦!営業から人事への転職を成功させる方法

未経験から人事への転職を成功させるためには、戦略的な準備が欠かせません。ここでは、そのための具体的なステップをご紹介します。

STEP1: なぜ人事なのか?志望動機を深掘りする

面接で必ず聞かれるのが「なぜ営業ではなく、人事なのですか?」という質問です。「営業が嫌になったから」というネガティブな動機ではなく、「営業経験で培った〇〇というスキルを活かし、人の成長や組織の発展に貢献したい」というポジティブな動機を、自身の具体的なエピソードを交えて語れるように準備しましょう。

STEP2: 職務経歴書・自己PRの書き方

営業としての実績をアピールする際は、単に「売上◯◯円」という結果だけを書くのではなく、「目標達成のために、どのような課題に対し、どう考え、どう行動したか」というプロセスを具体的に記述することが重要です。そのプロセスの中に、人事として活かせる再現性のあるスキル(課題解決能力や関係構築力など)があることを示しましょう。

【志望動機の例文】

「前職では法人営業として、顧客の課題解決に注力してまいりました。特にお客様との対話を通じて潜在的なニーズを引き出し、信頼関係を築くプロセスに大きなやりがいを感じておりました。この経験を活かし、採用担当として候補者一人ひとりと真摯に向き合い、その方のキャリアと貴社の成長、双方にとって最良のマッチングを実現したいと考えております。」

STEP3: 面接対策を万全に

「人事の仕事の、華やかな面だけでなく厳しい面をどう理解していますか?」といった、本気度を問う質問も想定されます。地道な事務作業や、経営と現場の板挟みになる調整業務など、仕事のリアルな側面を理解していることを伝えられると、評価が高まります。

STEP4: 有利になる資格や学習

必須ではありませんが、転職に向けて学習意欲を示すことはプラスに働きます。「キャリアコンサルタント」の資格取得を目指したり、書籍で労働基準法の基礎知識を学んだりすることも有効なアピールになります。

営業から人事に転職する際の注意点とリアル

理想のキャリアチェンジを実現するためにも、現実的な側面を理解しておくことは大切です。

  • 年収の変化:未経験からの転職となるため、一時的に年収が下がる可能性はあります。しかし、人事としての専門性を高めることで、将来的には営業時代以上の年収を目指すことも十分に可能です。
  • 求められるスキルの違い:対外的な華やかさだけでなく、地道な事務作業や細やかな調整業務が非常に多い仕事です。マルチタスク能力や正確性も求められます。
  • 板挟みになることも:時には、経営層の意向と現場社員の感情との間で、難しい判断を迫られることもあります。公平性とバランス感覚が常に問われるポジションです。

「人を動かすプロ」から「組織を動かすプロ」へ

営業職は、顧客という「社外の人」を動かすプロフェッショナルです。そして人事職は、社員という「社内の人」を動かし、組織を活性化させるプロフェッショナルです。そのフィールドは違えど、「人を理解し、動かす」という本質的なスキルは共通しています。

営業で培ったあなたの貴重な経験は、人事という新しいフィールドで必ずや大きな武器となります。この記事を参考に、ぜひ新たなキャリアへの一歩を踏み出してみてください。

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岩下隼人
岩下隼人
ロイヤル合同会社 代表
ロイヤル合同会社を設立して、新しいことに挑戦している人や、頑張っている会社を応援中。ときどき取材記者(ライター)。
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