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大学職員への転職、募集はいつ?採用時期のリアルと、チャンスを逃さないための年間スケジュール

岩下隼人
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「安定した環境で、社会貢献性の高い仕事がしたい」

そう考え、憧れの大学職員への転職を目指すとき、多くの人が最初にぶつかる壁。それは、「一体、いつ求人が出るんだろう?」という、募集時期に関する情報収集の難しさではないでしょうか。

民間企業のキャリア採用とは異なり、大学職員の募集には、特有の「波」と「ルール」が存在します。そのタイミングを知らずにいると、せっかくの貴重なチャンスを、知らず知らずのうちに見逃してしまうかもしれません。

この記事では、大学職員への転職における採用時期の全貌を解き明かし、あなたが最高のタイミングでチャンスを掴むための、具体的な年間行動ガイドを徹底的に解説していきます。

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【最重要】国立・公立・私立で全く違う!大学職員の3つの採用サイクル

まず、あなたが目指す大学が、どの区分に属するかによって、転職活動のスケジュールが全く異なることを理解しましょう。これが、全ての戦略の基本となります。

① 国立大学法人を目指す場合:「年に一度」の統一採用試験が全て

国立大学の事務・技術職員を目指すなら、あなたの転職活動は、**「国立大学法人等職員統一採用試験」**のスケジュールに沿って進めることになります。これは、地区ごと(例:関東甲信越、近畿など)に、年に一度だけ実施される、公務員試験に近い採用試験です。

  • 春(4月~5月):【情報収集&申込の最重要時期】この時期に、各地区の採用試験の公式サイトで、その年の試験案内が公示され、申込受付が開始されます。このタイミングを逃すと、次のチャンスは1年後です。本気で目指すなら、春には必ず公式サイトをチェックしましょう。
  • 夏(6月~7月):【一次試験(筆記)】例年、7月の第一日曜日に、第一次試験である筆記試験(教養試験)が全国一斉に実施されます。
  • 夏~秋(8月~10月):【二次試験(面接)】一次試験の合格発表後、希望する地区内の各大学が、個別に面接などの二次試験を順次スタートさせます。

② 私立大学を目指す場合:「通年」だが、2つの“波”がある

私立大学の採用は、民間企業のキャリア採用に近く、欠員補充や増員が基本のため、年間を通じて不定期に募集が出ます。そのため、継続的な情報収集が不可欠ですが、特に求人が増えやすい「波」が存在します。

  • 第1の波(1月~4月):【年度末・新年度の募集】3月末の退職者の補充や、4月の新年度の組織体制に向けた募集が、最も多くなる時期です。
  • 第2の波(6月~8月):【夏の募集】夏のボーナス支給後に退職する層を見越した求人や、後期の採用計画に基づく募集が増える時期です。

私立大学を目指す場合は、特定の時期を待つのではなく、年間を通じて、常にアンテナを張っておくことが重要です。

③ 公立大学を目指す場合:大学ごとの「独自スケジュール」

公立大学の場合は、大学が独自に採用試験を行うケースが多く、そのスケジュールは各大学の公式サイトで確認するしかありません。上記の国立・私立の募集時期と重なる傾向もありますが、個別のチェックが必須です。

【年間モデル】チャンスを逃さない!大学職員への転職活動スケジュール

では、これらの採用サイクルを踏まえ、どのように転職活動を進めればよいのでしょうか。一つのモデルケースとして、年間スケジュールをご紹介します。

春(3月~5月):【情報収集&国立申込】

  • 国立大学の統一採用試験の要項を確認し、申し込みを済ませます。筆記試験対策もこの時期から本格化させましょう。
  • 私立大学の求人もチェックし始め、転職エージェントに登録して、キャリア相談を開始するのに最適な時期です。

夏(6月~8月):【筆記試験&私立応募のピーク】

  • 国立大学の一次試験(筆記)に臨みます。
  • 私立大学の夏の募集のピークです。興味のある大学の求人が出ていないか、こまめにチェックし、本格的に応募を開始しましょう。書類作成や面接対策も並行して進めます。

秋(9月~11月):【国立面接&私立選考】

  • 国立大学の一次試験に合格した場合、各大学での面接が本格化します。
  • 夏に応募した私立大学の選考も、この時期に佳境を迎えます。

冬(12月~2月):【内定&私立応募のピーク②】

  • 国立大学の内定が出始めます。
  • 年度末退職者を見越した、私立大学の募集の第2のピークが訪れます。夏の選考がうまくいかなかった場合でも、諦めずに情報収集を続けましょう。

募集情報を見逃さないための、具体的な方法

  • ① 各種公式サイトの“定期巡回”を習慣にする:国立志望なら「統一採用試験サイト」、私立・公立志望なら「各大学の公式サイトの採用情報ページ」。これらをブックマークし、週に一度は必ず確認する習慣をつけましょう。
  • ② 転職エージェントを“監視役”にする:Education Careerのような教育業界特化型エージェントや、大手エージェントに登録し、「大学職員の求人が出たら、すぐに教えてほしい」と依頼しておきましょう。自分では見つけられない非公開求人に出会える可能性もあります。
  • ③ 転職サイトの「新着求人アラート」を設定する:大手転職サイトで、「大学職員」「学校法人」といったキーワードでアラートを設定し、新着求人を自動で受け取るようにしておくのも、有効な方法です。

まとめ

大学職員への転職活動は、**いつ、どの扉が開くかを知る「情報戦」**の側面が非常に強い、ということをご理解いただけたでしょうか。

  • 国立を目指すなら、春の試験公示を決して見逃さないこと。
  • 私立を目指すなら、年間を通じて、常に情報をチェックし続けること。

この採用時期の大きな波を理解し、あなた自身のキャリアプランと照らし合わせながら、計画的に、そして着実に準備を進めること。それが、憧れのキャリアへの扉を開く、最も確かな方法です。

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岩下隼人
岩下隼人
ロイヤル合同会社 代表
ロイヤル合同会社を設立して、新しいことに挑戦している人や、頑張っている会社を応援中。ときどき取材記者(ライター)。
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