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「英語が日常会話レベル」は転職で武器になる?求められるレベルと活かせる仕事の見つけ方

岩下隼人
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「私の英語力は、日常会話レベルかな…」

転職活動を視野に入れたとき、自身の英語力をこのように自己評価し、それが果たして武器になるのか、それとも不十分なのか、自信と不安が入り混じった気持ちになる方は少なくないでしょう。

「日常会話レベル」という言葉は便利ですが、非常に曖昧な表現でもあります。しかし、そのスキルは決して無駄ではありません。正しくその価値を理解し、効果的にアピールすれば、あなたのキャリアの可能性を大きく広げるきっかけになります。

この記事では、「日常会話レベル」の英語力が転職市場でどのように評価されるのか、そしてそのスキルを最大限に活かせる仕事の見つけ方と、次のステップに進むためのヒントを詳しく解説します。

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そもそも「日常会話レベル」とは?企業と自分の認識のズレをなくそう

まず大切なのは、「日常会話レベル」という言葉に対する、自分と企業との間の「認識のズレ」をなくすことです。

あなたが思う「日常会話レベル」

多くの人が「日常会話レベル」と聞いてイメージするのは、以下のような状態ではないでしょうか。

  • 簡単な自己紹介や、趣味・週末の過ごし方といった身近な話題について話せる。
  • 海外旅行で、買い物やレストランでの注文に困らない。
  • 相手がゆっくり、簡単な単語で話してくれれば、話の大筋は理解できる。

これらは立派なコミュニケーション能力ですが、ビジネスシーンで企業が期待するレベルとは少し異なる場合があります。

企業が期待する「日常会話レベル」

企業が求人票に「日常会話レベルの英語力」と記載する場合、多くは以下のような業務を想定しています。

  • 最低限の期待ライン: 外国人からの電話を受け、担当者へスムーズに取り次ぐことができる。海外からの来客に対して、挨拶や簡単な案内ができる。
  • プラスアルファの期待ライン: 定型的な英文メールの内容を理解し、簡単な返信ができる。社内にいる外国人スタッフと、業務に支障がない程度の簡単な意思疎通(雑談を含む)ができる。

TOEIC®スコアでの目安

客観的な指標として、TOEIC®スコアでは一般的に500点~700点前後がこの「日常会話レベル」の範囲と見なされることが多いです。ただし、スコアが高くても話すのが苦手な人もいれば、スコアはそこそこでも物怖じせずに話せる人もいます。スコアはあくまで一つの目安と捉えましょう。

「日常会話レベル」の英語力が活かせる仕事・業界とは?

高度なビジネス英語や専門用語は不要でも、「日常会話レベル」の英語力が「ある」と「ない」とでは大違い、という仕事は数多く存在します。

  • インバウンド・観光業界ホテルのフロント、観光案内所、お土産物店、免税店などは、まさに日常会話が中心の職場です。お客様の出身国も様々で、完璧な英語よりも、笑顔で積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢が評価されます。
  • 飲食・小売業界特に都心部や観光地のレストラン、カフェ、アパレルショップなどでは、外国人のお客様への接客機会が日常的にあります。メニューの説明や商品の案内など、英語でのコミュニケーション能力が直接売上にも繋がります。
  • オフィスワークのサポート職外資系企業や、社内に外国人スタッフがいるIT企業などでの、総務、人事アシスタント、営業事務といったポジションです。社内の公用語が英語でなくても、同僚との円滑なコミュニケーションや、海外拠点との簡単なメールのやり取りなどで英語力が役立ちます。
  • 貿易事務のアシスタント専門的な貿易知識はこれから学ぶとしても、定型的なフォーマットの英文メールや、船積書類(インボイスなど)の内容を理解できる英語力があれば、アシスタントとしてキャリアをスタートできる可能性があります。

面接でどう伝える?「日常会話レベル」を効果的にアピールする方法

面接で「英語力はどのくらいですか?」と聞かれた際、単に「日常会話レベルです」と答えるだけでは、あなたの本当のスキルは伝わりません。具体性を持たせて、ポジティブにアピールすることが重要です。

NGな伝え方

  • 「日常会話レベルです」(具体性がなく、判断材料にならない)
  • 「ビジネスレベルには及びませんが、日常会話なら…」(謙遜がネガティブな印象を与えかねない)

効果的なアピール方法【例文付き】

大切なのは「何ができるか」を具体的に伝え、学習意欲を示すことです。

  • 具体例を挙げて説明する「日常会話レベルの英語力があります。具体的には、海外からの電話の一次対応や、内容を伺って担当者へ申し伝えることが可能です。」
  • 得意なスキルを強調する「読み書きが中心ですが、海外の取引先からの定型的なメールであれば問題なく内容を理解し、返信を作成することができます。」
  • 学習意欲をセットで伝える「現在は日常会話が中心ですが、より業務で貢献できるよう、オンライン英会話を利用してビジネスシーンで使われる語彙を学ぶ努力を続けております。」

次のステップへ!「日常会話レベル」から市場価値を高める学習法

「日常会話レベル」はゴールではありません。そこから一歩踏み出すことで、キャリアの選択肢はさらに広がります。

  • 自分の「業界の英語」を学ぶまずは、自分が目指す業界や職種でよく使われる英単語やフレーズを重点的にインプットしましょう。IT業界なら技術用語、貿易なら物流用語といった具合です。
  • オンライン英会話をアップグレードするもし利用しているなら、「フリートーク」や「日常会話」のコースから、「ビジネス英会話」のコースに挑戦してみましょう。会議のロールプレイングや英文メールの添削など、より実践的なスキルが身につきます。
  • 「英語を使う環境」に飛び込む最も効果的なのは、実務で英語を使うことです。まずは「日常会話レベル」で挑戦できる仕事に就き、日々の業務を通じて語学力を鍛えていく、というのも非常に有効なキャリア戦略です。

まとめ

「日常会話レベル」の英語力は、多くの企業にとって十分に魅力的で、価値のあるスキルです。大切なのは、そのレベル感を正しく把握し、謙遜しすぎず、かといって過大評価もせず、「自分に何ができるのか」を具体的に伝えられることです。

あなたの英語力は、間違いなくあなたの可能性を広げる翼となります。「日常会話レベル」を自信に変え、それを求めている場所を戦略的に探すことで、きっとあなたに合ったキャリアが見つかるはずです。

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岩下隼人
岩下隼人
ロイヤル合同会社 代表
ロイヤル合同会社を設立して、新しいことに挑戦している人や、頑張っている会社を応援中。ときどき取材記者(ライター)。
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