英語で使える、日本での転職サイト・エージェント活用法|外資系・グローバル求人を見つける
「日本で、英語力を活かせる仕事を探したい」
「でも、日本の転職サイトは、日本語ばかりで使い方がよく分からない…」
グローバルなキャリアを目指して日本での転職活動を始めたものの、言語の壁や、どのサービスを使えば良いのかという情報量の多さに、戸惑いを感じていませんか?
ご安心ください。日本国内にも、英語で利用でき、質の高いグローバルな求人が集まる、優れた転職サイトやエージェントサービスが数多く存在します。
この記事では、あなたの英語力を武器に、日本での転職を成功させたいと願う、すべてのあなたのためのガイドブックです。各プラットフォームの特徴を理解し、それらを戦略的に活用することで、あなたのキャリアの可能性は、間違いなく大きく広がります。
「英語で」転職活動するということ。サイト選びの前に知っておきたいこと
まず、基本的なポイントを整理しておきましょう。
「英語が使える求人」と「英語で探せるサイト」の違い
日本の大手転職サイト(リクナビNEXT、dodaなど)にも、「英語が使える求人」は数多く掲載されています。しかし、サイトのインターフェース自体は、基本的に日本語です。
一方で、この記事で中心にご紹介するのは、サイトの表示や、キャリアコンサルタントとのやり取りが「英語」で行われる、あるいは、英語での利用が前提となっているサービスです。
利用者のタイプ:誰向けのサイトなのか?
これらの「英語で探せるサイト」は、主に以下のような方々にとって、非常に有効なツールとなります。
- 日本で働く、外国籍のビジネスパーソン
- 外資系企業や、真にグローバルな環境を目指す、高い英語力を持つ日本人
【タイプ別】日本での転職に強い、英語対応の転職サイト・サービス
それでは、具体的なサービスを、その特徴やタイプ別に見ていきましょう。あなたの目的やキャリアレベルに合わせて、最適なプラットフォームを選ぶことが重要です。
① まずは必須の「ビジネスSNS」:LinkedIn(リンクトイン)
世界最大のビジネス特化型SNSであるLinkedInは、もはやグローバルな転職活動における、最も基本的なツールです。
- 特徴: あなたのプロフィールページが、世界中の企業の採用担当者やヘッドハンターに対する「Web上の名刺」となります。多くの外資系企業が、LinkedInを主要な採用チャネルとして活用しており、直接スカウトメッセージが届くことも珍しくありません。
- 活用のコツ: プロフィールは、必ず英語で、かつ詳細に記述しておきましょう。これまでの実績やスキルを、具体的な数字やキーワードと共に盛り込むことで、スカウトの質と量が大きく変わります。
② バイリンガル・外国人材に特化した転職サイト
日本で働くバイリンガル人材や、外国人材をメインターゲットとした、専門性の高い求人サイトです。Daijob.comやCareerCrossなどが、このカテゴリーの代表的な存在です。
- 特徴: サイトのインターフェースはもちろん、掲載されている求人情報の多くが英語で記述されています。応募者も企業側も、英語でのコミュニケーションを前提としているため、非常に質の高いマッチングが期待できます。
- 活用のコツ: 応募の際には、**英文レジュメ(CV)**の提出が必須となることがほとんどです。事前に、質の高い英文レジュメを準備しておきましょう。
③ 外資系に強い「転職エージェント」
専門のキャリアコンサルタントが、あなたの転職活動をマンツーマンでサポートしてくれるサービスです。ロバート・ウォルターズやマイケル・ペイジ、ヘイズ・ジャパンといった、外資系・グローバル求人に強みを持つエージェントが、英語での対応に非常に長けています。
- 特徴: 一般には公開されていない、質の高い**「非公開求人」**を数多く保有しています。コンサルタントとのキャリア面談も英語で行われることが多く、あなたの英語力やスキルを正しく評価した上で、最適な求人を提案してくれます。
- 活用のコツ: 英文レジュメの添削や、外資系企業特有の英語面接への対策など、プロフェッショナルなサポートを積極的に活用しましょう。
④ 大手転職サイトの「英語版」
数は少ないですが、日本の大手転職サイトの中にも、海外からの候補者向けに、限定的な「英語版」のページを用意している場合があります。日系グローバル企業の求人を探す際に、補助的にチェックしてみるのも良いでしょう。
英語で転職サイトを使いこなし、成功率を上げる3つのコツ
① プロフィールとレジュメは、英語で完璧に仕上げる
これが、全ての基本です。英語で利用できるプラットフォームにおいて、スペルミスや文法的な間違いのあるプロフィールは、あなたのプロフェッショナルとしての信頼性を大きく損ないます。提出前には、必ずネイティブスピーカーの友人や、校正ツール(Grammarlyなど)を使って、ダブルチェックを行いましょう。
② キーワードを戦略的に使う
企業の採用担当者やヘッドハンターは、キーワードで人材を検索します。あなたのプロフィールや職務経歴の中に、Sales
, Marketing
, Project Management
, Python
, SaaS
, Supply Chain Management
といった、あなたの専門性を示す具体的なスキルを、英語で明確に記述しておくことが、スカウトの目に留まるための鍵となります。
③ 複数のタイプのサイトに登録し、情報を多角的に得る
一つのサービスに依存するのではなく、「LinkedIn」で自己ブランディングを行いながら、「特化型サイト」で積極的に求人を探し、さらに**「転職エージェント」で専門的なアドバイスと非公開求人の紹介を受ける**。このように、複数のタイプのサービスを戦略的に組み合わせることが、成功への最短距離です。
最適なプラットフォームを見つけ、グローバルキャリアへの扉を開こう
日本でのグローバルなキャリアを実現するための、強力なツールは、すでにあなたの手の中にあります。
大切なのは、それぞれのプラットフォームの特性を理解し、あなた自身のキャリアプランに合わせて、それらを賢く使いこなすことです。
まずはこの記事を参考に、あなたのキャリアの第一歩として、英文レCジュメを磨き上げ、LinkedInのプロフィールを充実させることから始めてみてはいかがでしょうか。その一歩が、あなたの未来を、世界へと繋げる大きなきっかけとなるはずです。