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【転職】採用担当者に響く履歴書の書き方:基本マナーからアピールポイントまで完全ガイド

岩下隼人
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転職活動において、あなたの第一印象を企業に伝える重要な書類が「履歴書」です。職務経歴書と並び、応募者の基本的な情報や経歴、そして人となりを伝える役割を担います。丁寧に作成された履歴書は、あなたの真摯な姿勢やビジネスマナーを示し、採用担当者に好印象を与えるための大切な第一歩となるのです。

「どんな点に気をつけて書けばいいの?」「手書きとパソコン作成、どっちがいい?」「学歴や職歴はどこまで書くべき?」など、履歴書作成に関する疑問は尽きないものです。この記事では、転職活動における履歴書の基本的な書き方から、各項目の注意点、そして採用担当者の目に留まるためのアピールポイントまで、分かりやすく徹底解説します。

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なぜ転職で履歴書の「書き方」が重要なのか?

企業は履歴書を通じて、応募者のどのような点を見ているのでしょうか。単なる情報の羅列ではなく、その「書き方」からも多くのことが読み取られています。

  • 基本的な個人情報と経歴の正確性: 氏名、年齢、学歴、職歴といった客観的な情報が、正確かつ丁寧に記載されているか。
  • 応募資格の確認: 募集要項で定められた学歴や必要な経験などを満たしているか。
  • ビジネスマナーと丁寧さ: 誤字脱字がないか、読みやすい字で書かれているか(手書きの場合)、全体の体裁が整っているかなど、書類作成における基本的なビジネスマナーや仕事への取り組み姿勢。
  • 志望度や熱意の表れ: 志望動機や本人希望欄など、限られたスペースの中で、自社への関心の度合いや入社意欲、人柄などを伝えようとしているか。
  • 書類作成能力: 情報を整理し、分かりやすく伝える能力。これもビジネススキルの一つです。

職務経歴書がこれまでの「仕事の経験やスキル」を詳細にアピールする書類であるのに対し、履歴書はあなたという人物の「基本的なプロフィールと、社会人としての基礎力」を示すものと考えると良いでしょう。そのため、丁寧で正確な書き方が求められます。

履歴書作成の基本マナー:手書き vs パソコン作成、どちらを選ぶ?

まず、履歴書を作成する上での基本的なマナーを押さえておきましょう。

  • 用紙の選び方: 一般的にはJIS規格のものや、転職者向けの履歴書用紙(職務経歴書欄がない、あるいは簡潔なもの)を使用します。コンビニエンスストアや文具店、インターネット通販などで購入できます。企業からフォーマットが指定されている場合は、それに従いましょう。
  • 筆記用具(手書きの場合): 黒のボールペンまたは万年筆を使用します。インクがかすれたり、にじんだりしないよう、質の良いものを選びましょう。鉛筆や消せるボールペンは、正式な書類には不適切です。
  • 誤字脱字は絶対に避ける: 書き間違えた場合は、修正液や修正テープを使用するのは避け、新しい用紙に書き直すのが基本です。手間はかかりますが、丁寧さが伝わります。
  • コピーの提出は原則NG: 企業から特に指示がない限り、原本を提出するのがマナーです。
  • 写真は最重要ポイントの一つ: 3ヶ月以内に撮影した、清潔感のある証明写真(一般的には縦4cm×横3cm)を丁寧に貼り付けます。スーツ着用が基本で、髪型は顔周りをすっきりとさせ、表情は自然な笑顔を心がけましょう。写真の裏には氏名を記入しておくと、万が一剥がれた場合にも安心です。スピード写真ではなく、写真館で撮影してもらうと、より質の高い写真を用意できます。
  • 空欄を作らないのが基本: 原則として全ての項目を記入します。該当する事項がない場合は「特になし」と記載しましょう。

手書きとパソコン作成、どちらが良い?

近年では、パソコンで作成した履歴書も一般的になっており、企業側も特に指定がなければどちらでも問題ないとするケースがほとんどです。どちらで作成するにしても、丁寧さと正確さが最も重要であることに変わりはありません。

  • パソコン作成のメリット:
    • 修正が容易で、効率的に作成できる。
    • 文字が均一で読みやすく、整然とした印象を与えやすい。
    • 同じ内容を複数の企業に応募する際に、基本情報を活用しやすい(ただし、志望動機や自己PRなどは企業ごとに必ず調整が必要です)。
    • データとして保存・管理できる。
  • 手書きのメリット(企業によってはプラスに働くことも):
    • 一文字一文字丁寧に書くことで、誠実さや真剣さが伝わりやすいと感じる採用担当者もいます(特に伝統的な企業や、手書きの丁寧さを重視する文化のある企業、あるいは特定の職種など)。
    • 文字から人柄や丁寧さを読み取ろうとする場合もあります。

どちらを選ぶべきか迷ったら:

企業の社風や業界の慣習、あるいは企業からの指示(「手書き指定」「パソコン作成推奨」など)を確認しましょう。指定がない場合は、読みやすさ、修正のしやすさ、効率性を考えるとパソコン作成が合理的です。ただし、手書きに自信があり、丁寧さをアピールしたい場合は、手書きを選ぶのも良いでしょう。

履歴書の各項目別:丁寧で分かりやすい書き方のポイント

それでは、履歴書の各項目について、具体的な書き方のポイントと注意点を見ていきましょう。

1. 日付

  • 履歴書を提出する日(郵送の場合は投函する日、持参する場合は面接日)を記入します。
  • 和暦(令和〇年)か西暦(20XX年)かは、履歴書全体で統一するようにしましょう。一般的には、職務経歴書と合わせるのが分かりやすいです。

2. 氏名・生年月日・年齢・性別・連絡先(現住所・電話番号・メールアドレス)

  • 氏名: 戸籍に記載されている正しい漢字で、丁寧に楷書で記入します。ふりがなは、履歴書の様式に合わせて「ふりがな」とあればひらがなで、「フリガナ」とあればカタカナで記載します。
  • 生年月日・年齢: 正確に記入します。年齢は、履歴書を提出する日時点での満年齢を記載します。
  • 性別: 該当する方に〇をつけます。
  • 現住所: 都道府県名から正確に、マンション名やアパート名、部屋番号まで省略せずに記載します。郵便番号も忘れずに。ふりがなも忘れずに記載しましょう。
  • 電話番号: 日中に最も連絡がつきやすい番号(通常は携帯電話番号)を記載します。市外局番から正確に。
  • メールアドレス: 企業からの連絡を確実に受け取れる、普段から確認しているメールアドレスを記載します。転職活動用に新しいアドレスを作成するのも良いでしょう。ビジネスシーンにふさわしくない、あまりにもプライベートすぎるアドレスは避けた方が無難です。

3. 学歴

  • 中学校卒業から記載するのが一般的です。 「〇〇市立△△中学校 卒業」のように、学校名は省略せず、正式名称で記載します。
  • 高等学校以降は、学部・学科・専攻なども詳しく記載します。 「〇〇県立△△高等学校 普通科 卒業」「□□大学 経済学部 経済学科 卒業」など。
  • 入学・卒業年月は正確に記入します。 和暦か西暦かは、日付欄と統一します。
  • 中途退学の場合は、その旨と理由を簡潔に記載します。 例:「〇〇大学 △△学部 中途退職(経済的事情のため)」など。ネガティブな理由であっても、正直に記載し、もし面接で聞かれた際に説明できるようにしておきましょう。
  • 現在在学中の場合は「卒業見込み」と記載します。 「〇〇大学 △△学部 卒業見込み」

4. 職歴

  • 全ての職歴を時系列で正確に記載します。 会社名は「(株)」などと略さず、「株式会社〇〇」のように正式名称で記載します。所属部署や役職、そして簡単な業務内容も添えると、採用担当者があなたの経歴を理解しやすくなります。「株式会社〇〇 入社」「同社 △△部 配属」「□□業務に従事(主に〇〇を担当)」など。
  • 退職理由は簡潔に、かつ正直に記載します。
    • 自己都合退職の場合: 「一身上の都合により退職」と記載するのが一般的です。
    • 会社都合退職の場合: 「会社都合により退職」「事業所閉鎖のため退職」「希望退職制度利用のため退職」など、具体的な理由を簡潔に記載します。
    • 契約期間満了の場合: 「契約期間満了により退職」と記載します。
  • 現在在職中の場合は、最後の職歴の次の行に「現在に至る」と記載し、その下の行の右端に「以上」と記入します。
  • 職務経歴書への誘導: 職務経歴の詳細は職務経歴書に譲るため、履歴書では概要を記載するに留め、「詳細は職務経歴書をご参照ください」と一言添えるのも良いでしょう。
  • アルバイト経験の記載: 基本的には正社員としての職歴を記載しますが、応募する職務内容に活かせる長期のアルバイト経験や、正社員経験がない場合は記載しても構いません。その際は「(アルバイト)」と明記しましょう。

5. 免許・資格

  • 取得年月日順に、正式名称で記載します。 運転免許をはじめ、応募する職種に直接関連する資格、語学系の資格(TOEIC® L&R TESTのスコアや英検の級など)、その他アピールできる資格を記載しましょう。
  • 現在勉強中の資格もアピールになります。 「〇〇資格取得に向け勉強中(△年×月取得予定)」などと記載することで、あなたの学習意欲や向上心を示すことができます。
  • 特に記載する資格がない場合は「特になし」と記載します。 空欄のままにはしないようにしましょう。

6. 志望動機

  • 履歴書の志望動機欄は、スペースが限られているため、簡潔にまとめるのが基本です。 職務経歴書や面接でより詳しく説明する機会があるため、履歴書では「なぜその企業でなければならないのか」「入社後にどのように貢献したいのか」という核心部分を、2~3行から多くても枠内に収まる程度で、熱意を込めてまとめましょう。
  • 企業研究に基づいた具体的な内容を心がける: なぜ他の企業ではなく、その企業を選んだのか、企業の理念や事業内容、社風、製品・サービスなどに共感する点を具体的に示し、自分のこれまでの経験やスキルが、その企業でどのように貢献できると考えているのかを結びつけます。
  • 入社意欲と将来性を感じさせる言葉を選ぶ: 前向きで意欲的な言葉を選び、入社後に活躍したいという強い気持ちを伝えましょう。

7. 本人希望記入欄(通勤時間・扶養家族数・配偶者の有無など)

  • 通勤時間: 自宅から会社までの一般的な所要時間を記載します。「約〇時間〇分」のように。
  • 扶養家族数・配偶者の有無・配偶者の扶養義務の有無: 正確に記載します。
  • 特記事項(特に配慮してほしいことや、どうしても譲れない条件など): 健康上の理由で配慮が必要な場合や、勤務時間・勤務地にどうしても譲れない条件がある場合などは、ここに簡潔に記載します。ただし、あまり多くの希望を書きすぎると、採用のハードルを自分から上げてしまう可能性もあるため、本当に必要なことのみに絞り、慎重に判断しましょう。特に希望がない場合は「貴社規定に従います。」と記載するのが一般的です。

8. 保護者欄(応募者が未成年の場合)

  • 応募者が未成年の場合は、保護者の氏名、住所、連絡先などを記入し、押印してもらう必要があります。

履歴書作成後の最終チェックポイント:提出前に必ず確認!

履歴書を書き終えたら、提出する前にもう一度、以下の点を꼼꼼に最終チェックしましょう。たった一つのミスが、あなたの印象を左右することもあります。

  • 誤字脱字は絶対にありませんか? (声に出して読んでみると見つけやすいです)
  • 日付は提出日(郵送なら投函日、持参なら面接日)になっていますか?
  • 氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの連絡先は正確ですか?
  • 学歴・職歴の入学・卒業・入社・退職年月は正しいですか?
  • 写真はまっすぐ、きれいな状態で貼り付けられていますか?(裏面に氏名を記入しましたか?)
  • 全ての項目に記入漏れはありませんか?(該当しない場合は「特になし」と記載しましたか?)
  • 全体のバランスや文字の大きさ、丁寧さは適切ですか?
  • (パソコン作成の場合)フォントや文字サイズは統一されていますか?印刷した際に不自然な改行や文字化けはありませんか?
  • コピーを取っておくことを忘れずに! 提出前に必ずコピー(またはデータ保存)を取っておきましょう。面接前に内容を再確認したり、後で参照したりする際に非常に役立ちます。

まとめ:丁寧な履歴書で、好印象な第一歩を

転職活動における履歴書は、あなたという人物を企業に紹介するための「顔」となる、非常に重要な書類です。一つひとつの項目を丁寧に、そして正確に記入することで、あなたの真摯な姿勢やビジネスマナーが伝わり、採用担当者に良い第一印象を与えることができます。

この記事で解説した「書き方」のポイントや注意点を参考に、あなたのこれまでの経験やスキル、そして何よりも「この会社で働きたい」という熱意が最大限に伝わる履歴書を作成し、自信を持って転職活動の第一歩を踏み出してください。あなたの新しいキャリアへの挑戦を心から応援しています。

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ロイヤル合同会社 代表
ロイヤル合同会社を設立して、新しいことに挑戦している人や、頑張っている会社を応援中。ときどき取材記者(ライター)。
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