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未経験から労務へ転職!仕事内容・必要なスキル・成功への道筋を解説

岩下隼人
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「社員が安心して、いきいきと働ける環境を作りたい」

「会社の基盤を『人』の面から支える、専門性の高い仕事がしたい」

そんな想いから、企業の根幹を支える管理部門、特に「労務」の仕事に関心を持っている方も多いのではないでしょうか。しかし同時に、「法律の知識も必要そうだし、全くの未経験からでは難しそう…」と、一歩を踏み出すことをためらってはいませんか?

結論からお伝えします。

労務は、高い専門性が求められる一方で、未経験者にも門戸が開かれている職種です。 特に、中小企業や成長中のベンチャー企業では、ポテンシャルを重視した採用も活発に行われています。

成功の鍵は、労務という仕事に求められる資質を正しく理解し、あなたのこれまでの経験を武器に変えて、正しいステップで準備を進めることにあります。この記事では、未経験から労務への転職を成功させるための、具体的な道筋を詳しく解説します。

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そもそも「労務」の仕事とは?人事との違い

「労務」と「人事」は混同されがちですが、その役割は異なります。まずは、労務の具体的な仕事内容を理解しましょう。

  • 給与計算: 従業員の勤怠データに基づき、毎月の給与や賞与を正確に計算し、支給手続きを行います。
  • 勤怠管理: 従業員の労働時間を管理し、法律に基づいた働き方ができているか、長時間労働が発生していないかなどをチェックします。
  • 社会保険手続き: 健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険など、従業員の入社・退社に伴う資格の取得・喪失手続きを行います。
  • 入退社管理: 雇用契約書の作成・締結や、退職に関する手続きなどを担当します。
  • 就業規則の管理: 法律の改正などに合わせて、会社の基本ルールである就業規則を適切に維持・改定します。
  • 安全衛生管理: 従業員が安全で健康に働けるよう、健康診断の手配や、ストレスチェックの実施、産業医との連携などを行います。

【人事との違いは?】

大まかに言えば、人事が「採用・教育・評価・配置」といった、人材を活かす**“攻め”の役割を担うのに対し、労務は「給与・勤怠・保険・福利厚生」といった、社員が安心して働くための“守り”**の基盤を支える役割を担っています。

なぜ労務は未経験でも挑戦できるのか?

専門性が高いにも関わらず、未経験者にチャンスがあるのには、明確な理由があります。

  1. 経験よりも「人柄」と「ポテンシャル」が重視されるから法律知識や実務スキルは、入社後に学ぶことができます。しかし、社員の個人情報という機密情報を扱う**「誠実さ」、1円単位のミスも許されない「正確性」、そして各部署と円滑に連携する「コミュニケーション能力」**といった資質は、経験よりもその人の持つ人柄に依存します。そのため、企業はポテンシャルを重視した採用を行うのです。
  2. 中小企業・ベンチャーでの需要があるから大企業では業務が細分化されていますが、中小企業やベンチャー企業では、まだ専任の労務担当者がいない、あるいは一人で多くの業務を担っているケースが少なくありません。こうした企業では、「一緒に組織の仕組みを作っていきたい」という意欲のある未経験者を、総務と兼務する形で採用することがあります。
  3. アシスタントからのスタートという道があるからまずは、給与計算の補助や、社会保険手続きのサポートといったアシスタント業務からキャリアをスタートし、OJTを通じて徐々に専門性を高めていくという道筋も一般的です。

未経験からの転職で、これだけは押さえたいアピールポイント

  1. 圧倒的な「正確性」と「責任感」前職で、ミスなく正確に業務をこなした経験(例:データ入力、売上管理、経費精算など)は、大きなアピールポイントになります。「〇〇という業務で、二重チェックを徹底することで、ミスをゼロに抑えました」といった具体的なエピソードを準備しましょう。
  2. 高い「コミュニケーション能力」と「調整力」社員からの様々な問い合わせに、丁寧かつ分かりやすく対応できる力は不可欠です。営業や接客、営業事務などで培った、相手の意図を汲み取り、円滑に物事を進めた経験をアピールしましょう。
  3. 「学習意欲」と資格への挑戦労務のプロフェッショナルを目指す上で、**社会保険労務士(社労士)**の資格は、あなたの市場価値を飛躍的に高める最高の武器になります。転職時に必須ではありませんが、面接で「現在、社労士資格の取得に向けて勉強中です」と伝えるだけで、あなたの本気度は何倍にもなって伝わります。

転職前に知っておきたい「やりがい」と「地道さ」

やりがい

  • 社員から直接「ありがとう」と感謝される給与や保険といった、社員の生活に直結する部分を支えるため、「いつも正確な手続きをありがとう」と、直接感謝される機会が多くあります。
  • 「働きやすい会社」を自らの手で創る実感福利厚生制度を整えたり、労働環境を改善したりと、会社の「働きやすさ」を自らの手で作り上げていく、大きなやりがいがあります。
  • 一生モノの専門性が身につく労働法規や社会保険に関する知識は、どの会社でも通用する、一生モノの専門スキルとなります。

地道さと厳しさ

  • 毎月繰り返されるルーティンワーク給与計算や社会保険手続きなど、毎月決まった時期に、同じ作業を正確に繰り返す、地道な仕事が業務の中心となります。
  • 絶え間ない法改正へのキャッチアップ労働関連の法律は、頻繁に改正されます。常に最新の情報にアンテナを張り、知識をアップデートし続ける努力が求められます。
  • 高い守秘義務と精神的な責任社員の給与や病歴、家庭の事情といった、極めてデリケートな個人情報を扱います。情報を漏らさず、公平に対応するという、高い倫理観と精神的な責任感が不可欠です。

転職成功へのロードマップ!未経験からの一歩

Step1:まずは労務の基礎知識に触れてみる

いきなり社労士を目指すのはハードルが高いと感じる方は、まずは簿記3級程度の知識や、労働基準法に関する入門書を読んでみましょう。仕事への理解が深まり、自身の適性を確認できます。

Step2:志望動機で「なぜ労務なのか」を具体的に語る

「人を支えたい」という想いに加え、「前職の〇〇の経験から、社員が安心して能力を最大限に発揮できる環境を整えることこそが、会社の成長に不可欠だと痛感しました。その最も重要な基盤である労務の仕事に、専門家として携わりたいと考えました」といった、あなただけの具体的なストーリーを構築しましょう。

Step3:管理部門に強い転職エージェントに相談する

専門職への転職は、プロのサポートが成功の鍵を握ります。

  • 非公開のポテンシャル採用求人に出会える特に中小企業やベンチャー企業の労務(あるいは総務兼任)ポジションは、一般には公開されずに、転職エージェントを通じて募集されることが多くあります。
  • あなたの経験を「労務の強み」に翻訳してくれる営業事務や販売職など、一見関係ないように思える経験の中から、「それは労務で活かせる〇〇という強みですね」と、プロの視点でアピールポイントを発掘してくれます。
  • 専門的な面接対策をサポートしてくれる志望動機はもちろん、「個人情報を扱う上で、あなたが最も注意することは何ですか?」といった業界特有の質問に対し、誠実で説得力のある答え方を一緒に考えてくれます。

まとめ:会社の「人」を支える、誇りある専門家へ

労務の仕事は、会社の最も大切な財産である「人」を支える、非常に重要で誇り高い仕事です。そして、未経験からでも、あなたの誠実さ、正確性、そして学習意欲を武器にすれば、十分に挑戦できる世界でもあります。

その挑戦を成功させ、後悔のないキャリアを歩むためのパートナーとして。まずは管理部門の転職に精通した転職エージェントに、あなたの想いを話してみることから始めてみてはいかがでしょうか。

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岩下隼人
岩下隼人
ロイヤル合同会社 代表
ロイヤル合同会社を設立して、新しいことに挑戦している人や、頑張っている会社を応援中。ときどき取材記者(ライター)。
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