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未経験から海運業へ転職!仕事内容・必要なスキル・成功への道筋

岩下隼人
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巨大なコンテナ船が、世界中の港を行き交い、私たちの生活や産業に不可欠な物資を運ぶ――。そんな、グローバルな物流の最前線を担う「海運業」。

「世界を舞台にした、スケールの大きな仕事がしたい」

「日本の貿易を支える、ダイナミックな仕事に挑戦したい」

そんな想いから、海運業の世界に強い関心や憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか。しかし同時に、「船に乗ったこともないし、貿易の知識もない…」「未経験から、あの専門的な業界に入れるのだろうか?」と、その一歩を踏み出すことをためらってはいませんか?

結論からお伝えします。

海運業は、世界経済を繋ぐ非常に重要な仕事です。そして、その仕事は船の上だけで行われているわけではありません。未経験からでも、陸上で活躍できる多様な職種があり、あなたのこれまでの社会人経験を活かすチャンスに満ちています。

この記事では、未経験から海運業への転職を目指すあなたのために、具体的な仕事内容から、成功への道筋までを詳しく解説します。

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なぜ今、海運業は未経験者にもチャンスがあるのか?

専門性が高いイメージのある海運業界ですが、実は未経験者に門戸を開いています。その背景には、いくつかの理由があります。

1. グローバル経済における、物流の重要性の高まり

世界経済が密接に繋がり、インターネットで簡単に海外の製品が買える現代において、国境を越えてモノを運ぶ「国際物流」の役割はますます重要になっています。海運業は、その根幹を支える社会インフラであり、常に安定した人材需要があります。

2. DX化の進展と、新しいスキルの需要

物流の予約や、貨物の追跡、各種手続きの電子化など、海運業界でもDX(デジタルトランスフォーメーション)が急速に進んでいます。そのため、ITスキルやデータ分析能力、新しいシステムに柔軟に対応できる異業種の人材が、業界の変革を担う存在として求められているのです。

3. スキル以上に「調整力」と「コミュニケーション能力」が価値を持つ

海運の仕事は、荷主(輸出入者)、船会社、港湾作業会社、倉庫会社、税関など、国内外の非常に多くの関係者と連携して進められます。そのため、専門知識以上に、様々な立場の人々の間に立ち、物事を円滑に進める調整力コミュニケーション能力が、何よりも高く評価されるのです。

海運業の仕事とは?未経験から目指せる「陸上職」

船に乗る「海上職」は専門の教育や資格が必要ですが、未経験者が目指すのは、港やオフィスで働く「陸上職」が中心となります。

船舶代理店業務

未経験者採用が最も活発な職種の一つです。 外国の船が日本の港に入出港する際に必要な、あらゆる手続き(税関、検疫、入国管理などへの申請)を、船会社に代わって行います。船長との打ち合わせや、船員の交代の手配、食料や燃料の補給など、港を舞台に幅広く活躍します。フットワークの軽さと、高いコミュニケーション能力が求められ、英語を使う機会も豊富にあります。

フォワーダー(国際物流コーディネーター)

荷主(輸出入者)から依頼を受け、船や飛行機、トラックなど、最適な輸送手段をパズルのように組み合わせて、ドア・ツー・ドアの国際輸送をコーディネートする仕事です。異業種での営業経験や、物流管理、事務職などで培った調整能力が活かせます。

海運会社の営業・営業事務

自社のコンテナ船のスペースを、荷主やフォワーダーに販売する営業活動や、顧客からの予約受付(ブッキング)、貿易書類(B/Lなど)の作成といった営業事務の仕事です。営業職は他業界の経験が、事務職は正確な事務処理能力がそれぞれ武器になります。

通関士

輸出入される貨物が、法律に基づいて税関を通過できるよう、手続きを代行する貿易の専門家です。国家資格である「通関士」の取得がほぼ必須となりますが、資格があれば未経験からでも挑戦しやすい職種です。

転職前に知っておきたい「やりがい」と「現実」

やりがい

  • 世界経済のダイナミズムを肌で感じられる、グローバルでスケールの大きな仕事
  • 自分の手配した貨物が、無事に世界中に届けられるという、社会貢献性の高い達成感
  • 英語をはじめとする語学力を日常的に活かし、さらに磨くことができる

厳しい現実(覚悟すべきこと)

  • 不規則な勤務と、海外との時差船は24時間365日動いています。船の入出港スケジュールに合わせて、早朝や深夜の対応が必要になることも。また、海外とのやり取りで、時差を考慮したコミュニケーションが求められます。
  • 予期せぬトラブルとの戦い悪天候による船の遅れ、港の混雑、書類の不備、貨物のダメージなど、常に予測不能なトラブルに対応するストレスと責任が伴います。
  • 覚えるべき専門知識の多さ貿易実務、関連法規(関税法など)、各国の港の事情、地理、英語など、入社後に学ぶべき専門知識は非常に多く、絶え間ない学習が不可欠です。

あなたは向いている?海運業界で活躍できる人の特徴

  • 高いコミュニケーション能力と、多様な関係者と粘り強くやり取りできる調整力
  • 予期せぬトラブルにも、冷静かつ柔軟に対応できる問題解決能力
  • 英語や貿易実務など、新しい知識を自ら積極的に学び続ける学習意欲
  • 時間やルールを厳守し、細かい書類業務などを正確にこなせる責任感

転職成功へのロードマップ!未経験からの一歩

Step1:まずは貿易・海運の基礎知識を学ぶ

必須ではありませんが、「貿易実務検定」などの資格の勉強を始めたり、関連書籍を読んだりすることで、業界への理解が深まり、面接で熱意を伝える上で大きなアピールになります。

Step2:語学力を磨く

英語力は、この業界でキャリアを築く上で非常に強力な武器になります。TOEICのスコアアップや、ビジネス英会話の学習は、応募できる求人の幅を広げ、選考を有利に進める上で非常に有効です。

Step3:志望動機で「貢献意欲」と「ポータブルスキル」をアピールする

「グローバルな仕事がしたい」という想いに加え、「前職の〇〇で培った△△という調整能力を活かし、複雑な国際輸送を円滑に進めることで、貴社の事業に貢献したい」と、具体的な貢献イメージを、あなた自身の言葉で語りましょう。

Step4:海運・物流業界に強い転職エージェントに相談する

この専門性の高い業界への転職は、プロのサポートが成功の鍵を握ります。

  • 非公開の優良求人に出会える: 大手船会社や、専門性の高いフォワーダー、働きやすい環境の船舶代理店などの求人は、一般には公開されずに、転職エージェントを通じて募集されることが少なくありません。
  • 業界・企業のリアルな情報を教えてくれる: 各社の強みや社風、実際の残業時間や働き方など、求人票だけではわからない情報を提供し、入社後のミスマッチを防ぎます。
  • 専門的な選考対策をサポート: 海運業界ならではの志望動機の作り方や、面接での効果的なアピール方法、語学力の示し方などを、具体的に指導してくれます。

まとめ:世界の「流れ」を創る、ダイナミックな仕事へ

海運業は、世界の経済と人々の生活を支える、非常に重要でダイナミックな仕事です。そして、未経験からでも、陸上職を中心に多くのチャンスがあり、あなたのこれまでの社会人経験と学習意欲を武器にすれば、十分に挑戦できる業界です。

そのグローバルなキャリアへの第一歩を、より確かなものにするためのパートナーとして。まずは海運・物流業界に精通した転職エージェントに、あなたの想いや希望を話してみることから始めてみてはいかがでしょうか。

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岩下隼人
岩下隼人
ロイヤル合同会社 代表
ロイヤル合同会社を設立して、新しいことに挑戦している人や、頑張っている会社を応援中。ときどき取材記者(ライター)。
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