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未経験からクラウドエンジニアへ!仕事内容から学習ロードマップ、将来性まで徹底解説

岩下隼人
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私たちが普段、当たり前のように利用している動画配信サービス、オンラインゲーム、SNS、ネットショッピング。これらのサービスは、そのほとんどが「クラウド」と呼ばれるインターネット上の巨大な基盤の上で動いています。

そして、そのクラウドを専門技術で設計・構築し、安定して動かし続けるプロフェッショナルが「クラウドエンジニア」です。今、IT業界で最も需要が高く、将来性にあふれる職種の一つと言っても過言ではありません。

「でも、専門的で難しそう…」「ITの知識が全くない自分には無理だ」

そんな風に、挑戦する前から諦めていませんか?

結論から言えば、クラウドエンジニアは、未経験からでも十分に目指せる、可能性に満ちたキャリアです。この記事では、そのための具体的なロードマップと成功の秘訣を、ゼロから徹底的に解説します。

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クラウドエンジニアとは?ITインフラの未来を創る仕事

まず、「クラウド」とは何かを簡単に理解しましょう。

かつて、企業がWebサービスなどを始めるには、自社で物理的なコンピューター(サーバー)を購入し、データセンターに設置する必要がありました。これを「オンプレミス」と言います。

一方、「クラウド」は、Amazon(AWS)やMicrosoft(Azure)といった企業が用意してくれている、インターネット経由で利用できる巨大なコンピューター資源のことです。蛇口をひねれば水が出るように、必要な時に必要な分だけ、ITの力(サーバー、データベースなど)を借りることができます。

クラウドエンジニアの仕事とは、このクラウドというプラットフォームの上で、Webサービスやアプリが動くための基盤(インフラ)を、設計・構築・運用することです。オンプレミスと違い、物理的な機器を触ることはなく、コード(プログラム)を使ってインフラを自動で構築・管理する(IaC: Infrastructure as Code)といった、よりモダンで効率的な技術が求められます。

なぜ未経験でもチャンスがある?クラウドエンジニアの圧倒的な需要と将来性

クラウドエンジニアが、未経験者にとって大きなチャンスである理由は3つあります。

  • 1. あらゆる業界で「クラウドシフト」が加速しているからコスト削減や柔軟性の高さから、世界中の企業が自社のシステムを従来のオンプレミスからクラウドへと移行させています。この巨大な潮流に対し、クラウドを扱えるエンジニアの数は圧倒的に不足しており、企業は経験を問わず、ポテンシャルのある人材を喉から手が出るほど求めています。
  • 2. 新しい技術領域で、経験者の絶対数が少ないからクラウド技術が本格的に普及し始めてから、まだ10年余り。そのため、20年、30年の経験を持つベテランは存在しません。つまり、経験者と未経験者のスタートラインの差が、他のIT職種に比べて比較的小さいのです。
  • 3.「学習意欲」が何よりも評価されるからクラウドの世界は、毎月のように新しいサービスや機能が登場する、変化の激しい領域です。そのため、現時点でのスキルよりも、**新しいことをどん欲に学び続けられる姿勢(ポテンシャル)**が、採用において何よりも重視されます。

クラウドエンジニアに向いている人の特徴【適性チェック】

  1. 知的好奇心が旺盛で、学習が苦にならない次々と登場する新しい技術やサービスにワクワクし、学ぶことを楽しめる人は、この仕事に非常に向いています。
  2. 論理的思考力がある「なぜ、この構成にするのか」「なぜ、エラーが起きたのか」など、物事を筋道を立てて考え、複雑な問題を解決するプロセスを楽しめる力は不可欠です。
  3. 自動化・効率化が好き面倒な手作業を「どうすればもっと楽に、自動でできるようになるか」と考えるのが好きな人は、クラウドエンジニアの素質があります。
  4. 変化への対応力がある従来のやり方に固執せず、新しい技術や考え方を柔軟に取り入れ、積極的に試してみることができる人は、この分野で大きく成長できます。

未経験からプロになるための学習ロードマップ【資格取得が最短ルート】

未経験からクラウドエンジニアを目指すなら、計画的な学習が何よりも重要です。

Step 1:《土台作り》ITインフラとLinuxの基礎を学ぶ

クラウドを学ぶ前に、その土台となるITインフラの基礎知識は必須です。ネットワーク(TCP/IPなど)やサーバー(OS)の基本的な仕組みを、書籍や学習サイトで学びましょう。特に、サーバーOSとして広く使われているLinuxの基本コマンド操作は、必ずマスターしておくべきスキルです。

Step 2:《クラウド選択》まずはシェアNo.1の「AWS」から始める

世界にはAWS、Microsoft Azure、Google Cloud (GCP)という3大クラウドサービスがありますが、未経験者が最初に学ぶなら、求人数が最も多く、学習教材も豊富なシェアNo.1のAWSから始めるのが最も効率的です。

Step 3:《資格取得》知識と熱意を証明するパスポートを手に入れる【最重要】

実務経験のないあなたにとって、**資格は、体系的な知識と学習意欲を客観的に証明するための、いわば転職活動の「パスポート」**です。

  • おすすめ資格:
    • AWS 認定クラウドプラクティショナー: クラウドの基本的な概念を問う入門資格。まず、ここからスタートしましょう。
    • AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト (SAA): 未経験からの転職を目指すなら、この資格の取得が実質的なゴールとなります。これを取得すれば、企業の見る目が格段に変わります。

Step 4:《実践》実際に手を動かしてインフラを構築する

資格の勉強と並行して、AWSの無料利用枠などを活用し、実際に自分でWebサーバーを立ててみるなど、手を動かす経験を積みましょう。「自分で簡単なWebサイトを公開できるインフラを構築してみた」という経験は、面接で何よりも強いアピール材料(ポートフォリオ)になります。

未経験からの転職活動|成功の秘訣とアピール術

  • 企業選び: 未経験者の場合、まずは研修制度が充実している企業や、クラウドインテグレーター(SIer)、システムの運用・保守からキャリアをスタートできるSES企業などを視野に入れるのが現実的です。
  • 志望動機: 「なぜプログラマーではなく、クラウドエンジニアなのか」を明確に語れるようにしましょう。「クラウドの持つスピード感や柔軟性が、これからのビジネスを根底から変えていくと確信しており、その最前線で技術者として貢献したい」など、技術への興味とビジネスへの貢献意欲を結びつけて語りましょう。
  • 自己PR: 資格取得に向けた具体的な学習プロセス(例:SAA取得のために〇〇時間勉強した、など)や、自分で構築した環境について、その構成や工夫した点を熱意をもって語ることが、何よりのアピールになります。

クラウドエンジニアのキャリアと年収のリアル

  • 年収: 未経験からのスタートは年収350万円~450万円程度が一般的ですが、クラウドエンジニアはスキルアップに伴う年収の上昇率が非常に高いのが特徴です。実務経験を2~3年積めば、年収500万~600万円以上に到達することも十分に可能です。
  • キャリアパス: クラウドのスペシャリストとしての道を極めるのはもちろん、開発と運用の両方を見るDevOpsエンジニア、システムの信頼性を追求するSRE(サイト信頼性エンジニア)、システム全体の設計を担うITアーキテクトなど、専門性を高めることで、多様で将来性の高いキャリアが拓けます。

まとめ:ITインフラの未来を、あなたの手で創り上げよう

クラウドエンジニアは、単にサーバーを管理するだけの仕事ではありません。それは、ビジネスの成長を根底から支え、そのスピードを加速させる、非常に創造的でダイナミックな仕事です。

強い学習意欲と、自ら手を動かして学ぶ行動力さえあれば、経験は関係ありません。あなたも、IT業界で最もエキサイティングなこの分野のプロフェッショナルとして、未来を創り上げる一人になることができるのです。

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岩下隼人
岩下隼人
ロイヤル合同会社 代表
ロイヤル合同会社を設立して、新しいことに挑戦している人や、頑張っている会社を応援中。ときどき取材記者(ライター)。
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