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海外転職に必要な英語資格とは?TOEFL・IELTSを徹底比較、目標スコアも解説

岩下隼人
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「いつかは、海外で働いてみたい」

「自分のキャリアを、世界という大きな舞台で試したい」

そんな大きな夢を胸に、海外への転職を考え始めたあなた。その挑戦を実現するために、まず乗り越えなければならないのが、自身の「英語力」を客観的に証明することです。

「TOEICのスコアだけでは、海外では通用しないって本当?」

「どの英語資格を目指せば、転職活動が有利になるんだろう?」

この記事では、そんなあなたの疑問に、正面からお答えします。海外転職という、人生の大きな一歩を踏み出すために、本当に評価される英語資格は何か、そして、どのくらいのスコアを目指すべきなのか。その全てを、分かりやすく解説していきます。

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「TOEIC」は日本国内向け。「海外転職」で本当に評価される英語資格は?

まず、最も重要なポイントからお伝えします。日本国内の転職市場では絶大な力を持つTOEIC® L&Rですが、海外での就職・転職においては、その知名度や信頼性は限定的です。

なぜTOEICだけでは不十分なのか

TOEIC L&Rは、主にリスニングとリーディングの能力を測るテストであり、「話す・書く」という、双方向のコミュニケーション能力を直接証明することができません。そのため、海外の企業や、ビザを発行する移民局からは、「総合的な英語運用能力の証明」としては、不十分と見なされることが多いのです。

世界標準は「TOEFL iBT®」と「IELTS™」

海外転職において、あなたの英語力を証明するための「グローバルスタンダード」。それが、TOEFL iBT®IELTS™(アイエルツ)です。これらのテストが世界中で信頼されている理由は、「読む・聞く・話す・書く」の4技能全てを、高いレベルで測定するからです。

海外の企業に応募する際や、就労ビザを申請する際に、これらのテストのスコア提出を求められるケースが非常に多く、海外転職を目指す上では、避けては通れない道と言えるでしょう。

TOEFLとIELTS、どっちを選ぶべき?特徴を徹底比較

では、あなたはどちらのテストを受験すべきなのでしょうか。それぞれの特徴を比較してみましょう。

TOEFL iBT®IELTS™
主な用途主にアメリカの大学・大学院留学イギリス、オーストラリア、カナダなど英連邦の国々への留学・移住
テスト形式全てコンピュータ上で完結コンピュータ形式と、筆記のペーパー形式が選択可能
スピーキングマイクに向かって話す試験官と対面で話す
スコア120点満点9.0満点のバンドスコア

【結論】どちらを選ぶべきか

まず最優先すべきは、あなたの目標とする国や、応募したい企業の募集要項を確認することです。ビザの申請条件や、企業の応募資格として、どちらかのテストスコアが指定されている場合があります。

もし、特に指定がない場合は、スピーキングテストの形式で選ぶのが一般的です。人と対面で話す方がリラックスできるならIELTS、コンピュータ相手に話す方が気楽だと感じるならTOEFL、というように、ご自身の得意なスタイルに合わせて選択すると良いでしょう。

海外で「仕事ができる」と見なされる、目標スコアの目安

海外でプロフェッショナルとして働くためには、どのくらいのスコアを目指せば良いのでしょうか。

最低限クリアしたいライン(足切り回避)

  • TOEFL iBT: 80点以上
  • IELTS: 6.0 ~ 6.5

これは、職場で同僚の指示を理解し、基本的なコミュニケーションが取れると見なされる、最低限のラインです。日系企業の海外工場や、日本人顧客を相手にするような職種であれば、このレベルから挑戦できる可能性があります。

有利になる、目指したいライン(ビジネスレベル)

  • TOEFL iBT: 100点以上
  • IELTS: 7.0 ~ 7.5

現地の同僚やクライアントと、対等に議論や交渉ができるレベルです。海外で、専門職として本格的にキャリアを築きたいと考えるなら、まずはこのレベルを目指すことが、成功の鍵となります。

資格取得と並行して進めるべき、本当の実践力

忘れてはならないのは、英語資格はあくまで「証明書」に過ぎない、ということです。ハイスコアを持っていても、実際のビジネスシーンで使えなければ意味がありません。

専門分野の語彙を増やす

あなたの専門分野(IT、金融、マーケティングなど)で使われる、専門用語や業界特有の表現を英語でインプットしておきましょう。これが、面接での深い議論や、入社後のスムーズな業務遂行に繋がります。

オンライン英会話で、異文化コミュニケーションに慣れる

単なるフリートークではなく、「自分の仕事を英語で説明する」「ビジネス上の課題についてディスカッションする」といった、より実践的な練習を積みましょう。様々な国籍の講師と話すことで、多様なアクセントや文化に慣れておくことも重要です。

英文レジュメの準備と、英語面接の練習

資格の勉強と並行して、英文レジュメ(CV)の作成も進めておきましょう。また、定番の質問(自己紹介、志望動機、長所・短所など)には、英語でスラスラと答えられるように、何度も練習しておくことが不可欠です。

英語資格は、世界への扉を開く「鍵」

海外転職という、大きな挑戦。その最初の、そして最も重要なステップが、あなたの英語力を客観的に証明することです。

TOEFLやIELTSといったグローバルスタンダードな資格は、あなたの挑戦への扉を開いてくれる、間違いなく強力な「鍵」となります。しかし、その扉の先で、本当にあなたを輝かせるのは、スコアの数字だけではありません。あなたの持つ専門スキルと、実践的なコミュニケーション能力、そして、新しい世界に飛び込むという、その強い意志です。

この記事を参考に、あなたに合った資格を選び、明確な目標を立てて、世界への第一歩を、自信を持って踏み出してください。

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岩下隼人
岩下隼人
ロイヤル合同会社 代表
ロイヤル合同会社を設立して、新しいことに挑戦している人や、頑張っている会社を応援中。ときどき取材記者(ライター)。
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