転職情報
PR

英語の必須条件、満たしてなくても諦めない!転職で応募するための戦略とアピール術

岩下隼人
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

「この仕事に挑戦したい!でも、必須条件の『TOEIC 700点以上』に、あと少しだけ届かない…」

転職活動中に、心から惹かれる求人を見つけたものの、応募資格に記された英語力の基準を見て、応募ボタンを押すのをためらってしまった経験はありませんか?

「必須条件」という言葉の重みに、挑戦する前から「どうせ無理だ」と諦めてしまうのは、非常にもったいないかもしれません。企業の採用背景やあなたの他のスキルによっては、その壁を乗り越えられる可能性は十分にあります。

この記事では、英語の必須条件を満たしていない状況からでも、選考のチャンスを掴むための具体的な戦略と、効果的なアピール方法を徹底的に解説します。

スポンサーリンク

大前提:「必須条件」と「歓迎条件」の違いを理解しよう

まず、求人票に書かれている条件の意味を正しく理解しておくことが重要です。

  • 必須条件 (Must-have requirements):原則として、その業務を遂行する上で「最低限必要なスキルや経験」を指します。この条件を満たしていない場合、残念ながら書類選考で不採用となる可能性が高いのは事実です。
  • 歓迎条件 (Want / Preferred requirements):「持っていれば、さらに望ましいスキルや経験」を指します。この条件は満たしていなくても、他の強みで十分にカバーすることが可能です。

この記事で焦点を当てるのは、前者である「必須条件」の英語力です。原則としては厳しい壁ですが、この壁は常に絶対的なものではありません。企業の状況によっては、柔軟な判断がなされるケースもあるのです。

英語力が必須条件でも「応募を検討できる」3つのケース

諦めてしまう前に、以下のケースに当てはまらないか確認してみましょう。一つでも当てはまれば、挑戦する価値は十分にあります。

ケース1:他のスキルが必須条件を大きく上回っている場合

求人には、英語力以外にも様々な必須条件が記載されています。もしあなたが、英語力以外の専門性(例:高度なプログラミングスキル、豊富なマネジメント経験、特定の業界での深い知見など)において、企業の期待を大きく上回るものを持っている場合、話は変わってきます。

企業側が「この専門スキルを持つ人材は滅多に現れない。英語力は入社後にキャッチアップしてもらおう」と判断し、あなたに会いたいと思う可能性は十分にあります。

ケース2:スコアは少し足りないが、実務経験や学習意欲で補える場合

例えば、「必須:TOEIC 700点」に対し、現在のスコアが680点だとします。しかし、前職で海外のクライアントと英文メールのやり取りを日常的に行っていた経験があったり、現在オンライン英会話や資格スクールで集中的に学習していたりする場合はどうでしょうか。

スコアという一点だけでは測れない「実践的な英語運用能力」や、「不足を補おうとする具体的な行動と熱意」を示すことができれば、スコアの差を埋めるアピールが可能です。

ケース3:企業が採用に苦戦している可能性がある場合

同じ求人が数ヶ月にわたって掲載され続けている、非常にニッチな分野でそもそも人材が少ない、といった場合、企業側が採用に苦戦している可能性があります。このような状況では、企業が当初設定していた条件を緩和してでも、ポテンシャルのある良い人材を確保したいと考えていることがあります。

【応募書類編】英語力不足をカバーする戦略的な書き方

応募を決めたら、次は書類選考を突破するための戦略です。英語力不足というウィークポイントを、いかにポジティブに伝えるかが鍵となります。

① 正直に、かつポジティブに伝える

言うまでもありませんが、スコアや経歴で嘘をつくのは絶対にNGです。現在の英語レベル(TOEICスコアなど)は、正直に履歴書に記載しましょう。

大切なのは、その事実とセットで、不足を補うための具体的な努力や強い意欲を示すことです。「現在、〇〇点の取得を目指して週に〇時間、オンライン英会話と単語学習に取り組んでいます」といった一文を添えるだけで、採用担当者が受ける印象は大きく変わります。

② 英語以外の「強み」を徹底的にアピールする

職務経歴書では、英語力以外の、あなたのコアとなる専門スキルや実績を、これでもかというほど具体的に、そして魅力的に記述しましょう。特に、具体的な数字を用いて成果を示すことが重要です。「このスキルがあれば、英語力の不足分を補って余りある貢献ができる」と採用担当者に確信させることが目標です。

③ 意欲を伝える自己PR/志望動機の例文

自己PRや志望動機の欄で、熱意とポテンシャルを伝えましょう。

【例文】

「貴社の〇〇というグローバルな事業展開に強く惹かれております。誠に恐縮ながら、必須条件である英語力については現在学習中の段階(TOEIC 〇〇点)ですが、私の持つ△△という5年間の実務経験は、貴社の課題解決に即戦力として貢献できると確信しております。語学力に関しましても、一日も早く戦力となれるよう、入社後も継続して学習に励む所存です。何卒、一度面接の機会をいただけますと幸いです。」

【面接編】英語力について質問された時のベストな答え方

書類選考を通過すれば、次に関門となるのが面接です。ほぼ間違いなく、英語力については質問されるでしょう。その際の応答シミュレーションをしておきましょう。

面接官:「募集要項の英語レベルに、現時点では少し達していないようですが、この点についてご自身ではどうお考えですか?」

この質問に対するベストな回答は、以下の4つのステップで構成されます。

  1. 事実を潔く認める: まずは、「はい。ご指摘の通り、現時点では貴社の求めるレベルには達しておりません」と、正直に、そして潔く事実を認めます。
  2. 不足を補う具体的な行動を示す: 「しかし、その差を一日でも早く埋めるべく、現在オンライン英会話を毎日受講しており、3ヶ月後には〇〇点の取得を目標に学習計画を立てております」など、具体的なアクションプランを語ります。
  3. 貢献できる他の強みを提示する: 「語学力のキャッチアップに全力で努めると同時に、私の強みである△△のスキルを活かすことで、まずは〇〇といった領域で貢献させていただきたいと考えております」と、会話の焦点を自分の強みへと切り替えます。
  4. 最後は熱意で締める: 「貴社で働きたいという思いは誰にも負けません。必ずご期待に応えられるよう努力いたします」と、強い入社意欲を伝えます。

まとめ

応募したい求人の必須条件に英語力が含まれていて、自分のスキルがそれに満たないとき、諦めの気持ちが先に立ってしまうのは自然なことです。しかし、そこで思考停止してしまうのは、素晴らしいキャリアのチャンスを自ら手放しているのと同じかもしれません。

大切なのは、現状を正直に受け止めた上で、それを補うための具体的な行動と熱意を示し、自分自身の他の価値を力強くアピールすることです。可能性を信じて戦略的に挑戦することで、道は開けるかもしれません。あなたのその一歩を、この記事が少しでも後押しできれば幸いです。

当社おすすめの転職エージェント

JACリクルートメント

特徴から登録方法、活用ポイント、評判を解説
理想の職場・仕事を見つけませんか?

おすすめ転職コンテンツ

「キャリアプランの計画」「応募書類の作成」
「面接対策」「企業との年収交渉」など
転職希望者におすすめのコンテンツを紹介

キャリアプランの計画にお困りの方はコチラ
キャリアプラン案内所
履歴書や職務経歴書の作成にお困りの方はコチラ
応募書類マスター
面接試験にお困りの方はコチラ
面接のトリセツ
企業との年収交渉にお困りの方はコチラ
給与交渉ナビ
スポンサーリンク
ABOUT ME
岩下隼人
岩下隼人
ロイヤル合同会社 代表
ロイヤル合同会社を設立して、新しいことに挑戦している人や、頑張っている会社を応援中。ときどき取材記者(ライター)。
スポンサーリンク
Recommend
こちらの記事もどうぞ
記事URLをコピーしました