【例文付き】転職先で好印象!英語の挨拶・自己紹介 完全ガイド
新しい職場、新しい同僚、そして新しい挑戦。転職は、期待に胸が膨らむ一方で、「初日の挨拶、英語でなんて言えばいいんだろう…」「うまく自己紹介できるだろうか」といった、言葉の壁に対する不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
特に、グローバルな環境や外資系企業に転職した場合、第一印象を左右する最初の挨拶は非常に重要です。
でも、ご安心ください。いくつかの基本的なポイントと、シーン別の決まり文句を準備しておけば、自信を持って、スマートに自己紹介をすることができます。
この記事では、転職先で好印象を与える英語での挨拶・自己紹介を、具体的な例文を交えながら徹底的に解説します。あなたの新しいキャリアのスタートを、最高の形で応援します。
英語の自己紹介、基本の3つのポイント
具体的なフレーズに入る前に、まず心構えとして3つの基本ポイントを押さえておきましょう。
1. 笑顔とポジティブな姿勢で
これは世界共通のコミュニケーションの基本です。少し緊張していても、笑顔を心がけるだけで、相手に「あなたと良い関係を築きたい」というポジティブな意思が伝わります。
2. 簡潔に分かりやすく
ビジネスシーンでの自己紹介は、長々と話す必要はありません。特に、複数人の前で話す場合は、要点をまとめて1分程度で簡潔に話すのがスマートです。名前、部署、簡単な経歴、そして意気込み。これらを分かりやすく伝えましょう。
3. 働くことへの意欲を見せる
「皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています」「このチームに貢献できることを嬉しく思います」といった、前向きな一言を添えることで、あなたの熱意が伝わり、周囲から歓迎されやすくなります。
【シーン別】すぐに使える!英語の挨拶・自己紹介フレーズ集
それでは、具体的なシーンを想定して、そのまま使えるフレーズと例文を見ていきましょう。
① チームミーティングなど、皆の前での自己紹介
初日の朝礼や、チームミーティングで挨拶を求められる、最も基本的なシーンです。以下の構成で組み立てると、スムーズに話すことができます。
【基本の構成】
- 挨拶:
Hi everyone. / Good morning, everyone.
- 名前:
My name is [あなたの名前]. You can call me [ニックネーム].
- 役割・部署:
I'm excited to be joining the [部署名] team as a new [役職名].
- 簡単な経歴:
Previously, I worked at [前の会社名] for [年数] years, where I was in charge of [担当業務].
- 意気込み:
I'm really looking forward to working with you all.
- 締め:
Thank you.
<例文>
Hi everyone.
My name is Taro Tanaka. Please feel free to call me Taro.
I’m excited to be joining the Sales team as a new Account Manager.
Previously, I worked at ABC Corporation for 5 years, where I was in charge of sales for the domestic market.
I’m still learning, but I’m very excited to contribute to the team. I’m looking forward to working with you all.
Thank you.
(日本語訳)
皆さん、こんにちは。
田中太郎です。気軽にタロウと呼んでください。
新しいアカウントマネージャーとして、営業チームに参加できることを嬉しく思います。
以前は株式会社ABCで5年間、国内市場の営業を担当していました。
まだまだ勉強中ですが、チームに貢献できることをとても楽しみにしています。皆さんと一緒に働けることを心待ちにしています。
ありがとうございました。
② 個別の同僚への挨拶(すれ違いざまや休憩室で)
オフィスですれ違った人や、コーヒーを淹れている時に隣になった人への、よりカジュアルな挨拶です。短く、フレンドリーに話しかけてみましょう。
<例文>
Hi, I’m Hanako Yamada. I just started today on the Marketing team.
Nice to meet you.
(日本語訳)
こんにちは、山田花子です。今日からマーケティングチームで働き始めました。
はじめまして。
ポイント: 相手の名前を聞き返すのも良いコミュニケーションです。
Sorry, what was your name again?
(すみません、お名前をもう一度伺ってもよろしいですか?)
③ メールやチャットでの自己紹介
リモートワークなどで、直接会う機会のないチームメンバーへは、メールやチャットで挨拶をしましょう。
【件名】 Introduction: [あなたの名前], New [役職名]
<例文>
Hi team,
My name is Jiro Suzuki, and I'm the new Software Engineer who joined the team today, June 12th.
I previously worked at a tech startup, developing mobile applications. I'm very excited to bring my experience to this team and contribute to our upcoming projects.
I look forward to meeting and working with all of you.
Best regards,
Jiro Suzuki
(日本語訳)
チームの皆さんへ
本日6月12日付けでチームに加わりました、新しいソフトウェアエンジニアの鈴木次郎です。
以前はテック系のスタートアップで、モバイルアプリケーションの開発に携わっていました。私の経験をこのチームで活かし、これからのプロジェクトに貢献できることを大変嬉しく思います。
皆様とお会いし、一緒に働けることを楽しみにしております。
よろしくお願いいたします。
鈴木次郎
もう一歩差がつく!好印象を与えるプラスαのテクニック
基本の挨拶に、少しだけ工夫を加えることで、あなたの人柄がより伝わり、親しみやすい印象を与えることができます。
相手に質問をしてみる
自己紹介の後に、一言質問を加えてみましょう。相手への関心を示すことで、会話が弾むきっかけになります。
What team are you on? (どのチームにいらっしゃるのですか?)
How long have you been working here? (ここで働かれて、どのくらいになるのですか?)
趣味などを一言添える
自己紹介の最後に、あなたのプライベートな一面を少しだけ見せるのも効果的です。共通の趣味が見つかれば、一気に距離が縮まるかもしれません。
In my free time, I enjoy hiking and camping. (時間があるときは、ハイキングやキャンプを楽しんでいます。)
I’m a big fan of baseball. (野球の大ファンです。)
「これからよろしくお願いします」の伝え方
日本語の「よろしくお願いします」に完璧に対応する英語表現はありませんが、近いニュアンスを伝えるフレーズはたくさんあります。
I’m looking forward to working with you. (あなたと一緒に働けることを楽しみにしています。)
I’m excited to be a part of the team. (チームの一員になれて、ワクワクしています。)
Please let me know if there’s anything I can do to help. (何かお手伝いできることがあれば、いつでも言ってくださいね。)
大切なのは完璧さより、伝えようとする姿勢
新しい環境、しかも英語でのコミュニケーションは、誰にとっても緊張するものです。多少文法を間違えたり、言葉に詰まったりしても、誰もあなたを責めたりはしません。
最も大切なのは、完璧な英語を話すことではなく、笑顔で、誠実に、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢です。その前向きな気持ちは、必ず相手に伝わります。
あなたの新しいキャリアが、素晴らしい出会いと共にスタートすることを、心から願っています。