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営業から他業種への転職|経験を活かすキャリアチェンジと未経験からの挑戦

岩下隼人
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

営業という仕事にやりがいを感じながらも、ふと「このままでいいのだろうか?」「培ってきたこのスキルを、全く新しいフィールドで試してみたい」と、自身のキャリアの岐路に立つ。

あるいは、今の仕事に打ち込みながらも、「ビジネスの最前線で、もっとダイレクトに成果を追求したい」と、営業という仕事に憧れを抱く。

「他業種への転職」は、あなたのキャリアの可能性を大きく広げる、非常に価値のある一歩です。しかし、そこには「自分の力は通用するのか」「未経験でも本当に大丈夫か」という、期待と不安が入り混じった複雑な思いがあることでしょう。

この記事は、そんなキャリアの転機を迎えたあなたのための羅針盤です。営業経験を活かして新しい世界へ飛び込む方、そしてこれから営業の世界に挑戦する方、双方の視点から、その一歩を成功に導くための具体的なヒントと戦略を解説していきます。


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【パート1】営業経験を活かし、他業種へキャリアチェンジする方へ

まずは、営業職で培った経験を武器に、他業種・他職種への転職を考えているあなたへ。その経験は、あなたが想像する以上に「価値ある資産」です。

あなたの営業経験は、他業種でも通用する「価値ある資産」

特定の業界知識や商品知識も大切ですが、それ以上に、営業活動を通じて体得した以下の「ポータブルスキル(持ち運び可能なスキル)」は、あらゆるビジネスシーンで高く評価されます。

  • 顧客の心をつかむ「対人折衝能力」 初対面の相手とも臆せずコミュニケーションを取り、信頼関係を築き上げる力。これは、社内外のあらゆる人間関係を円滑に進めるための基本であり、最も重要なスキルです。
  • 本質を見抜く「課題発見・ヒアリング能力」 お客様の言葉の裏にある、本人さえも気づいていない真のニーズや課題を引き出す力。このスキルは、マーケティング、商品企画、コンサルティングなど、あらゆる問題解決の出発点となります。
  • 結果を出すための「目標達成への逆算思考」 与えられた目標(ゴール)から逆算し、達成までのプロセスを分解し、日々のタスクを管理・実行していく力。これは、あらゆるプロジェクトを成功に導くための、プロジェクトマネジメント能力そのものです。
  • 人を動かす「プレゼンテーション能力」 自分の考えや企画の価値を、分かりやすく、魅力的に伝え、相手の「YES」を引き出す力。このスキルは、ビジネスにおける意思決定のあらゆる場面で必要とされます。

営業からのネクストキャリア!おすすめの職種と業界

その価値ある資産を手に、あなたはどのような新しいステージへ進むことができるのでしょうか。代表的なキャリアパスをご紹介します。

① 顧客と伴走するパートナー職

「売る」という行為から、「支える」「導く」という役割へ。顧客とより深く、長期的な関係を築きたい方におすすめです。

  • カスタマーサクセス: 顧客が製品・サービスを最大限に活用し、成功できるよう支援します。
  • コンサルタント: 専門知識を活かし、企業の経営課題の解決を支援します。
  • キャリアアドバイザー: 求職者のキャリア相談に乗り、最適なキャリアプランを一緒に考えます。

② ビジネスの司令塔となる企画・戦略職

現場の最前線で培った顧客視点を活かし、ビジネス全体を動かす役割です。

  • マーケティング: 市場分析やデータに基づき、効果的な販売戦略やプロモーションを企画します。
  • 営業企画: 営業部門全体の目標設定や、効率的な営業手法の導入などを通じて、組織を強化します。
  • 事業企画: 新規事業の立ち上げや、既存事業のグロース戦略を担います。

③ 組織を内側から強くする管理部門職

顧客を「社外」から「社内」に変え、組織の成長に貢献します。

  • 人事(採用): 会社の魅力を候補者に伝え、未来の仲間を見つけ出す仕事は、まさに社内向けの営業です。
  • 広報・PR: メディアや社会との良好な関係を築き、企業のブランド価値を高めます。

面接官を納得させる転職理由の伝え方

転職理由を伝える際は、「過去の経験(Fact)」+「そこからの学び(Insight)」+「未来への貢献意欲(Will)」の3ステップで語ることで、説得力が格段に増します。

<例文>

「営業として5年間、お客様の課題解決に尽力してまいりました(Fact)。その中で、個別のソリューションを提供するだけでなく、より上流である事業戦略そのものに関わることで、さらに大きな価値を提供できるのではないかと考えるようになりました(Insight)。現場で培った顧客視点と課題発見能力を武器に、御社の事業企画として新たな価値創造に貢献したいと考えております(Will)。」


【パート2】他業種から「営業職」へ、未経験で挑戦する方へ

次に、営業以外の職種から、他業種の営業職へキャリアチェンジを考えているあなたへ。「未経験」という言葉は、決して弱みではありません。

「未経験」は弱みじゃない。他業種での経験が営業で活きる理由

あなたがいる場所で培ってきた経験は、必ず営業の仕事に繋がっています。異業種出身だからこその、ユニークな視点が強みになります。

  • 販売・サービス業出身者 → 顧客の気持ちを瞬時に察する共感力と、高いホスピタリティ
  • 事務・管理部門出身者 → ミスのない正確な事務処理能力と、物事を円滑に進める段取り力
  • 技術・製造部門出身者 → 製品や技術への深い理解と、物事を筋道立てて考える論理的説明力

未経験者が営業職としての一歩を踏み出すには?

最初のキャリアとして、未経験者が挑戦しやすく、成長できる環境を選ぶことが重要です。

  • 教育・研修制度の整った企業を選ぶ: 未経験者向けの研修プログラムが充実している企業なら、安心してスタートを切れます。
  • IT業界や人材業界などの「無形商材」を扱う営業: 製品知識の暗記よりも、顧客の課題をヒアリングし、解決策を考える力が重視されるため、他業種での経験を活かしやすい傾向があります。
  • 既存顧客との関係構築が中心の「ルート営業」: まずは既存の顧客を担当することで、無理なく顧客との対話や提案に慣れていくことができます。

未経験から営業への転職、面接での効果的なアピール方法

面接では、「なぜ営業職なのか」という熱意と、「これまでの経験をどう営業に活かせるか」という具体性の両輪でアピールしましょう。

<例文>

「前職の事務職では、営業担当のサポートとして見積書や契約書の作成を行っておりました。その中で、営業担当がお客様から感謝されている場面を何度も目の当たりにし、私も最前線でお客様の課題解決に直接貢献したいという思いが強くなりました。私の強みである正確性と、物事を先読みして準備する段取り力は、顧客への迅速で丁寧な対応に必ず活かせると考えております。営業としては未経験ですが、一日も早く戦力となれるよう、誰よりも謙虚な姿勢で学び、行動する所存です。」


他業種への挑戦が、あなたのキャリアを豊かにする

「営業から他業種へ」の挑戦も、「他業種から営業へ」の挑戦も、どちらもこれまでのキャリアを否定するものではなく、自身の可能性を広げるための、勇気ある前向きなステップです。

自分のキャリアに境界線を引かず、変化を恐れないでください。その一歩が、あなたの仕事人生をより豊かで、エキサイティングなものにしてくれるはずです。

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岩下隼人
岩下隼人
ロイヤル合同会社 代表
ロイヤル合同会社を設立して、新しいことに挑戦している人や、頑張っている会社を応援中。ときどき取材記者(ライター)。
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