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銀行の営業からの転職|経験を活かすキャリアパスと、銀行営業への挑戦

岩下隼人
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社会的な信用も厚く、経済の根幹を支える「銀行員」。その中でも、企業の成長や個人の資産形成に深く関わる「営業職」は、大きなやりがいと責任を伴う、まさに金融のプロフェッショナルと言える仕事です。

しかし、その一方で、自身のキャリアを見つめ直したとき、「銀行で培ったこの専門スキルを、もっと違うフィールドで試してみたい」と考える方。あるいは、「経済のダイナミズムの中心である銀行の営業に、今からでも挑戦してみたい」と考える方。

キャリアの岐路に立つ理由は人それぞれです。この記事では、「銀行の営業」というキャリアを軸に転職を考えるすべての方にとって、具体的な道筋と可能性を示すための徹底ガイドをお届けします。


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【パート1】銀行の営業経験を武器に、新たな世界へ羽ばたきたい方へ

まず、銀行の営業職で培った経験を活かし、他業界・他職種への転職を考えているあなたへ。その経験は、あなたが思う以上に希少価値の高い「特別な資産」です。

その経験は希少価値。銀行営業で培われた「市場価値の高いスキル」

銀行の営業経験者は、他の業界では得難い専門的なスキルセットを保有しており、転職市場において高く評価されます。

  • 財務・会計知識と決算書読解力企業の経営状態を、決算書などの財務諸表から正確に読み解く能力。これは、企業の健全性を判断する上での根幹となるスキルであり、コンサルティングファームや事業会社の企画・財務部門で非常に重宝されます。
  • 経営者との折衝能力と高い信頼性企業の社長や役員といった経営トップと対等に渡り合い、時には数億円規模の融資という、企業の未来を左右する重要な意思決定に関わってきた経験。この経験は、あなたに高いレベルでの交渉力と、揺るぎない信頼性をもたらしています。
  • 高いコンプライアンス意識と倫理観金融という、極めて厳格なルールの中で業務を行ってきた経験は、高い法令遵守の精神をあなたに根付かせています。この姿勢は、どんな業界においても信頼されるビジネスパーソンとしての土台となります。
  • 論理的な提案力と目標達成へのコミットメント融資の稟議書作成などを通じて、なぜこの企業に投資すべきなのかを、客観的なデータと論理で説明する能力。そして、厳しい目標(ノルマ)に対して、粘り強く成果を追求してきた経験は、あなたの遂行能力の高さを証明します。

銀行営業からのネクストキャリア。おすすめの転職先と業界

その希少価値の高いスキルを武器に、あなたはどのようなフィールドで活躍できるのでしょうか。代表的なキャリアパスをご紹介します。

① 専門性をさらに高めるプロフェッショナル職

銀行で培った金融知識を、より深く、専門的に活かすキャリアです。

  • M&A仲介・アドバイザリー: 財務知識と経営者とのリレーションがダイレクトに活かせます。
  • コンサルティングファーム: 企業の経営課題に対し、財務的な視点から解決策を提示します。
  • ベンチャーキャピタル(VC)・PEファンド: 企業の成長性や将来性を見抜き、投資を行う仕事です。

② 事業会社の経営を支える中核人材

金融機関という立場から、事業の当事者へとフィールドを移すキャリアです。

  • 財務・経理: 企業の資金調達、予算管理、M&A戦略など、専門性がそのまま活かせます。
  • 経営企画・事業企画: 財務的視点から、企業の持続的な成長戦略を立案します。

③ 高い親和性を持つ他業界の営業職

顧客との関係性や扱う商材の性質が、銀行営業と近い業界です。

  • 不動産業界(特に法人向け): 土地や建物の売買には、必ずと言っていいほど融資が関わります。あなたの知識が大きなアドバンテージになります。
  • IT業界のソリューション営業: 企業のDX支援など、課題解決型の提案営業は、銀行の法人営業と通じる部分が多くあります。
  • 保険業界(特に法人向け): 企業の財務状況を理解した上で、最適なリスクマネジメントを提案できます。

面接で語る「銀行からの転職理由」の効果的な伝え方

転職理由を伝える際は、ネガティブな表現を避け、未来志向のポジティブなストーリーに変換することが重要です。

  • NG例: 「ノルマが厳しかったからです」「銀行の将来性に不安を感じました」
  • OK例: 「銀行員として企業の成長を資金面から支援する中で、融資という形だけでなく、より事業の根幹に入り込み、ハンズオンで成長に貢献したいという思いが強くなりました。そのため、企業の戦略立案から実行まで深く関与できるコンサルティング業界を志望しております。」

【パート2】他業界から「銀行の営業」へ挑戦したい方へ

次に、異業種から銀行の営業職への転職を考えているあなたへ。その挑戦は、経済の根幹を支えるやりがいに満ちています。

なぜ今、銀行の営業なのか?その仕事内容と魅力

銀行の営業は、ただ金融商品を売るだけではありません。

  • 法人営業: 中小企業から大企業まで、あらゆる企業の「成長パートナー」です。事業内容を深く理解し、融資の提案だけでなく、ビジネスマッチングや経営相談などを通じて、企業の成長を力強く後押しします。
  • 個人営業(リテール): お客様一人ひとりのライフプランに寄り添い、資産運用(投資信託、保険など)や住宅ローン、教育資金の相談などを通じて、人生の夢の実現をサポートします。

地域経済を支え、顧客の人生を守るという大きな社会的使命と、安定した経営基盤が銀行で働くことの魅力です。

異業種からの転職で活かせる経験と求められる資質

金融業界の経験がなくても、あなたのこれまでの経験は必ず活かせます。

  • 活かせる経験: 他業界での営業経験(特に法人向け)、顧客との長期的な関係構築力、高い目標達成への意欲などは、高く評価されます。
  • 求められる資質: 何よりも「誠実さ」が第一です。そして、金融商品や経済について学び続ける「学習意欲」、高い「倫理観」、そしてお客様の心を開く「コミュニケーション能力」が求められます。

未経験から銀行営業への転職、成功のポイント

  • 「なぜ金融業界なのか、なぜ銀行なのか」を明確にする: 他の業界ではなく、銀行でなければならない理由を、自身の経験や価値観と結びつけて語れることが重要です。
  • これまでの経験と銀行営業との「共通点」をアピールする: 例えば、「前職の不動産営業で高額な商品を扱ってきた経験は、お客様からの信頼を得るという点で銀行の仕事と共通しています」といった形で、経験の再現性をアピールしましょう。
  • 資格取得で意欲を示す: 必須ではありませんが、FP(ファイナンシャル・プランナー)や簿記といった資格の勉強を始めている、あるいは取得していると、業界への高い関心と学習意欲を示すことができます。

「銀行の営業」を軸に、最適なキャリアを描く

「銀行から飛び出す」キャリアも、「銀行へ飛び込む」キャリアも、どちらもこれまでの経験を活かし、経済のダイナミズムに深く関わることができる、非常に魅力的な選択肢です。

この記事が、あなたがご自身のキャリアを客観的に見つめ直し、自信を持って次の一歩を踏み出すための後押しとなれば幸いです。

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岩下隼人
岩下隼人
ロイヤル合同会社 代表
ロイヤル合同会社を設立して、新しいことに挑戦している人や、頑張っている会社を応援中。ときどき取材記者(ライター)。
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