30代のキャリアチェンジ！営業から事務へ、事務から営業への転職成功ガイド
岩下隼人
ロイヤル合同会社
不動産売買営業への転職｜仕事内容から未経験の挑戦、その後のキャリアまで
岩下隼人
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住まい探し、資産としての購入、あるいは大切な不動産の売却。人生で最も大きな決断の一つである「不動産売買」の瞬間に立ち会い、お客様の夢や希望を形にするプロフェッショナル、それが「不動産売買の営業」です。
「成果がダイレクトに収入に反映される、やりがいのある仕事に挑戦したい」
「不動産売買で培ったこの専門性を、次のキャリアでどう活かせばいいだろうか」
この記事は、不動産売買営業というダイナミックな仕事に、自身のキャリアの可能性を見出している、すべてのあなたのためのガイドブックです。
これから不動産売買営業に挑戦したい方にも、そして、既に経験を積んで次のキャリアを模索している方にも、仕事のリアルな姿から、成功のための戦略、そして未来のキャリアパスまで、詳しく解説していきます。
Contents
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【パート1】人生を動かす仕事へ。不動産売買営業に挑戦したい方へ
まず、「不動産売買の営業」という仕事に興味を持ち、新たな挑戦を考えているあなたへ。その仕事は、華やかなイメージだけでなく、泥臭い努力と深い専門性が求められる、奥の深い世界です。
不動産売買営業の仕事とは？「売る」と「買う」のプロフェッショナル
不動産売買の営業は、物件を「売りたいお客様」と「買いたいお客様」を繋ぐ、まさに不動産流通の心臓部です。その仕事は、大きく2つの側面から成り立っています。
「売りたい」お客様へのアプローチ（仕入れ・媒介契約）
まず、売却を考えているお客様を見つけることから仕事は始まります。チラシのポスティングや電話でのアプローチ、Webの一括査定サイトからの反響対応などを通じて、お客様との接点を作ります。その後、物件を実際に訪問・調査して査定価格を算出し、売却プランを提案。お客様から「あなたに売却を任せたい」と信頼を得て、売却活動を委任していただくための「媒介契約」を結びます。
「買いたい」お客様へのアプローチ（販売・仲介）
SUUMOやat homeといった不動産ポータルサイトや、自社のホームページを見て問い合わせをくださったお客様に対応します。お客様の希望（予算、エリア、間取り、ライフスタイルなど）を丁寧にヒアリングし、数ある物件の中から最適なものを提案。実際に物件へご案内（内見）し、資金計画や住宅ローンの相談にも乗りながら、購入の意思決定をサポートします。
「契約」から「引き渡し」まで
売主様と買主様の合意が取れたら、契約手続きに進みます。売買契約書や、法律で定められた重要事項説明書の作成をサポートし、住宅ローンの申し込み手続き、そして最終的な物件の「引き渡し」まで、多くの事務作業と関係者（金融機関、司法書士など）との調整を、責任を持ってやり遂げます。
不動産売買営業のやりがいと、知っておきたい厳しさ
やりがい
- お客様の人生最大の決断に立ち会い、「ありがとう」と心から感謝される喜び。
- 数千万円という高額な取引を、自分の力でまとめ上げた時の、他では味わえない大きな達成感。
- 成果がインセンティブとして収入に直結する、分かりやすい評価制度。実力次第では、20代で年収1000万円以上を稼ぐことも夢ではありません。
厳しさ
- 個人の成果が厳しく問われるノルマ（目標）。 成果が出なければ収入も不安定になりがちです。
- お客様の都合に合わせるため、土日祝日が主な勤務日となります。
- 法律（民法、借地借家法など）や税金、金融（ローン）など、常に専門知識を学び続ける必要があります。
未経験から不動産売買営業への転職は可能か？
結論から言うと、未経験者でも十分に挑戦可能であり、実際に多くの求人が「未経験者歓迎」を掲げています。
必要なのは「知識」より「意欲」と「人間力」
入社時点では、不動産の専門知識は必須ではありません。それ以上に、「絶対に成果を出す」という強い意欲や、お客様に信頼される誠実な人柄、そして粘り強さといった「人間力」が重視されます。知識は、入社後の研修や日々の業務の中で身につけていくことができます。
活かせる経験・スキル
- 他業界での営業経験（特に、保険や自動車といった高額商材の経験は高く評価されます）
- 接客・販売業の経験（お客様のニーズを汲み取る力や、高い対人スキル）
- 金融業界での経験（住宅ローンの知識がダイレクトに活かせます）
「宅建」は必須？面接でのアピールポイント
**宅地建物取引士（宅建）**の資格は、重要事項説明など、不動産取引において必須の業務独占資格です。入社時に必須ではない会社も多いですが、持っていれば転職で非常に有利になり、入社後も取得が推奨されます。「現在、資格取得に向けて勉強中です」と伝えるだけでも、熱意を示す有効なアピールになります。
【パート2】不動産売買の経験を活かし、次のキャリアへ進む方へ
次に、不動産売買の営業としてキャリアを積んできたあなたが、その貴重な経験を武器に、次のステージへ羽ばたくためのヒントです。
あなたの市場価値は？不動産売買営業で培われた強み
あなたが不動産売買の最前線で培ってきたスキルは、転職市場において非常に価値の高いものです。
- 活かせるスキル①：超高額商材のクロージング能力お客様の人生最大の買い物を、様々な不安を解消しながら決断へと導くことができるスキル。これは、どんな商材を売る上でも通用する、究極の営業力と言えます。
- 活かせるスキル②：複雑な交渉・調整力利害が対立することもある売主と買主の間に入り、双方の条件を調整し、取引を成立させてきた経験。これは、高度な交渉能力の証明です。
- 活かせるスキル③：金融・法律に関する実践的知識住宅ローンや税金、契約に関する実務レベルの知識は、他の業界でも応用が利く、あなたの専門性となります。
次のステージはどこ？不動産売買営業からのキャリアパス
その強力なスキルセットを手に、あなたはどのようなフィールドで活躍できるのでしょうか。
- ① 不動産業界内でのキャリアアップ
- 不動産デベロッパー: 仲介の立場から、自らが事業主となり、マンションなどを企画・開発する、より上流の仕事です。
- アセットマネジメント／プロパティマネジメント: 不動産を「投資」の対象として捉え、その価値や収益性を管理・向上させるプロフェッショナルです。
- 不動産コンサルティング: 法人や富裕層を相手に、専門知識を活かして不動産戦略を支援します。
- ② 他業界の高額商材営業あなたの高額商材販売スキルは、他の業界でも即戦力として期待されます。
- M&A仲介
- 高級車ディーラー
- 証券会社のリテール営業
- 生命保険の営業
- ③ 法人向け（BtoB）営業個人の顧客対応で培った対人スキルや交渉力を、今度は法人相手に活かすキャリアです。IT業界（特に不動産テックSaaS）、人材業界、広告業界など、活躍の場は無限に広がっています。
「人生を動かす」経験を、未来のキャリアを動かす力に
「不動産売買営業に挑戦する」道も、「その経験を活かして新たな世界へ挑戦する」道も、どちらも「お客様の人生に深く関わる」という、大きなやりがいと責任を伴う素晴らしいキャリアです。
お客様の人生を動かしてきたあなたの経験は、これからのあなた自身のキャリアを力強く動かしていく、何よりのエンジンとなるでしょう。
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ABOUT ME
ロイヤル合同会社を設立して、新しいことに挑戦している人や、頑張っている会社を応援中。ときどき取材記者(ライター)。