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大学職員への転職、いつ動くべき?内定までの完全スケジュールと必勝プラン

岩下隼人
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「安定した環境で、社会貢献性の高い仕事に就きたい」

「憧れの大学職員へ、キャリアチェンジしたい」

その想いを胸に、転職活動を考え始めたとき、「一体、いつ、何から始めればいいのだろう?」と、その具体的なスケジュール感に悩んでいませんか?

民間企業の転職とは異なる、大学職員ならではの採用サイクルと、長期的な準備の必要性。それを知らずに活動を始めると、貴重なチャンスを逃してしまうかもしれません。

この記事では、転職を決意したその日から、内定を勝ち取るまでの、具体的なスケジュールと、各ステップで何をすべきかを網羅した、あなたのためのタイムマネジメント・ガイドをお届けします。

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全体像を掴む!大学職員への転職、平均的な所要期間は?

まず、心構えとして理解しておきたいのは、大学職員への転職は、最低でも6ヶ月、一般的には1年程度の長期戦になるということです。

なぜなら、後述する国立大学の採用試験は、基本的に年に一度しか実施されません。また、私立大学の採用も、欠員が出た際など、募集が不定期であることが多く、選考プロセス自体も、筆記試験や複数回の面接など、時間を要するからです。

在職中に転職活動を行う場合は、さらに余裕を持った、計画的なスケジュールを立てることが成功の鍵となります。

【最重要】国立大学 vs 私立大学、全く異なる採用スケジュール

大学職員への転職スケジュールを考える上で、最も重要なのが、目指す大学が「国立」か「私立」かによって、採用のサイクルが全く異なるという点です。

① 国立大学法人を目指す場合:「統一採用試験」の年間スケジュール

国立大学の事務・技術職員を目指す場合、あなたの転職活動は、この**「国立大学法人等職員統一採用試験」**のスケジュールに沿って進めることになります。これは、地区ごと(例:関東甲信越、近畿など)に年一回実施される、公務員試験に近い採用試験です。

  • 春(4月~5月):【情報収集・申込】この時期に、各地区の採用試験の公式サイトで、その年の試験案内が公示され、申込受付が開始されます。このタイミングを逃すと、次のチャンスは1年後になってしまいます。転職を考えているなら、春には必ず公式サイトをチェックしましょう。
  • 夏(6月~7月):【一次試験】例年、7月の第一日曜日に、第一次試験である**筆記試験(教養試験)**が全国一斉に実施されます。
  • 夏~秋(8月~10月):【二次試験】一次試験の合格発表後、希望する地区内の各大学が、個別に面接などの二次試験を順次スタートさせます。
  • 秋~冬(10月~):【内定】この時期から、内定が出始めます。
  • 翌年4月1日:【着任】

このように、国立大学職員への道は、1年がかりの、計画的な挑戦となります。

② 私立大学を目指す場合:「通年採用」の不定期スケジュール

私立大学の採用は、民間企業のキャリア採用に近く、年間を通じて不定期に募集がかかります。欠員補充や、新規プロジェクトのための増員が主な理由です。

  • 求人が出やすい時期の傾向:
    • 年度末・年度初め(1月~4月): 3月末の退職者の補充や、新年度の組織体制に向けた募集が増える時期です。
    • 夏(6月~8月): 夏のボーナス支給後に退職する層を狙った求人が出やすい時期です。

私立大学を目指す場合は、特定の時期を待つのではなく、常にアンテナを張り、志望大学の公式サイトや転職サイトを、年間を通じてチェックし続けることが重要です。

【6ヶ月モデル】転職活動の具体的なステップと時間配分

では、実際に転職活動を始めるにあたり、どのような時間配分で進めればよいのでしょうか。ここでは、活動開始から内定までを「6ヶ月」とした、一つのモデルケースをご紹介します。

転職6ヶ月前~4ヶ月前:「自己分析」と「情報収集」

  • なぜ大学職員になりたいのか、自分の強みは何かを言語化する。
  • 国立大学の統一採用試験サイト、志望する私立大学の公式サイト、転職エージェントなどに登録し、どのような求人があるか、求められるスキルは何かをリサーチする。

転職4ヶ月前~2ヶ月前:「応募書類の作成」と「筆記試験対策」

  • 職務経歴書、エントリーシートを作成し、第三者(転職エージェントなど)に添削してもらう。
  • 国立を目指すなら教養試験、私立を目指すならSPIなど、応募先に合わせた筆記試験の対策を本格的にスタートさせる。

転職2ヶ月前~1ヶ月前:「面接対策」と「応募」

  • 志望動機や自己PRを、声に出して話す練習をする。転職エージェントなどを活用し、模擬面接を経験しておく。
  • 実際の求人への応募を開始する。

転職1ヶ月前~:内定と退職交渉

  • 面接本番。複数の選考を並行して進める。
  • 内定が出たら、条件を確認し、現在の職場への退職交渉を円満に進める。

働きながら準備を進めるための、時間管理のコツ

在職中に転職活動を行う場合、時間の確保が最大の課題です。

  • 筆記試験の勉強: 通勤電車の中や、昼休みといった**「スキマ時間」**を徹底的に活用しましょう。スマートフォンの学習アプリなども有効です。
  • 面接の時間確保: 有給休暇を計画的に利用しましょう。近年は、一次面接などがオンラインで行われることも増えており、以前よりは日程調整がしやすくなっています。
  • 無理のない計画を: 焦りは禁物です。「1年かけて、じっくりと自分に合った最高の職場を見つける」くらいの、長期的な心構えを持つことが、結果的に、後悔のない転職へと繋がります。

まとめ

大学職員への転職は、思いつきで始められる短期決戦ではありません。それは、あなた自身のキャリアプランと、大学側の採用サイクルという、2つの時間軸をうまくすり合わせる、長期的な視点での戦略が不可欠な挑戦です。

国立大学を目指すなら、春の試験公示を決して見逃さないこと。

私立大学を目指すなら、年間を通じて、常に情報をチェックし続けること。

このスケジュール感を頭に入れ、計画的に、そして着実に準備を進めることで、憧れのキャリアへの扉は、必ずあなたの目の前で開かれるはずです。

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岩下隼人
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ロイヤル合同会社 代表
ロイヤル合同会社を設立して、新しいことに挑戦している人や、頑張っている会社を応援中。ときどき取材記者(ライター)。
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