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転職で「大学名」はどこまで見られる?学歴のリアルと、採用担当者が本当に見ていること

岩下隼人
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「転職活動の書類を準備するたびに、ふとよぎる、『自分の出身大学は、どう見られるんだろう…』という、かすかな不安」

「新卒採用とは違うと分かっていても、学歴が選考に影響するのではないかと、気になってしまう」

転職という、人生の大きな転機。自身のキャリアを振り返る中で、過去の学歴について、そうした不安を抱くのは、決してあなただけではありません。

この記事では、転職における「大学」という経歴の、リアルな影響度を解説するとともに、採用担当者が学歴の先に見ている「あなたの本当の価値」、そしてそれを最大限にアピールするための戦略を、徹底的に解き明かしていきます。

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結論:転職で大学名は「見られる」。しかし、その“見方”は新卒とは全く違う

まず、皆さんが最も気にされている疑問にお答えします。転職活動において、あなたの出身大学は採用担当者に「見られる」のでしょうか?

答えは、**「はい、見られます。しかし、その見られ方は、新卒の就職活動の時とは、全く異なります」**です。

なぜ「見られる」のか?

  • ① 経歴の信頼性の確認:これは、最も基本的な理由です。あなたが提出した履歴書に書かれている経歴に、嘘や偽りがないかを確認するための、ごく自然なチェック項目の一つとして、採用担当者は学歴欄に目を通します。
  • ② 基礎能力の“参考情報”として:特に、論理的思考力や、目標達成に向けて努力を継続できる素養などを測るための一つの参考材料として、学歴を見る場合があります。

新卒と何が違うのか?

ここが最も重要なポイントです。新卒採用では、学生の社会人経験がまだないため、「ポテンシャル」を測る数少ない客観的な指標として、学歴が比較的大きなウェイトを占めることがあります。

しかし、社会人経験のある**中途採用において、評価の主役は、圧倒的にあなたの「職務経歴」と「実績」です。採用担当者が知りたいのは、「あなたが、これまでどんな仕事で、どんな成果を出してきたのか」という、即戦力としての価値です。

学歴は、あくまであなたを構成する、数ある評価項目の中の「一つの要素」**に過ぎない、と理解しておきましょう。

書類選考から面接まで。採用担当者は、大学の「何」を見ているのか?

では、採用担当者は、あなたの「大学」という経歴から、具体的に何を読み取ろうとしているのでしょうか。

  • ① 履歴書の学歴欄:事実確認と、あなたの基礎情報として履歴書の学歴欄からは、大学名だけでなく、「どの学部で、何を専攻していたのか」「いつ卒業したのか」といった情報が分かります。これにより、あなたがどのような分野の基礎教育を受けてきたのか、そして社会人経験が何年あるのか、といった基本的な情報を把握しています。
  • ② 面接での会話:あなたの「思考のOS」と「人柄」を知るため面接で、「大学時代に力を入れたことは何ですか?」といった質問がされることがあります。これは、あなたの自慢話を聞きたいわけではありません。その経験を通じて、
    • あなたが何に興味を持ち、どう物事に取り組むのか(価値観・主体性)
    • 困難な課題にどう向き合ったのか(課題解決能力)
    • チームの中で、どんな役割を果たしたのか(協調性・リーダーシップ) といった、あなたの**人間性や、仕事の進め方の根幹にある「思考のOS」**のようなものを知ろうとしているのです。

「学歴フィルター」は転職でも存在する?業界・企業による“温度差”

残念ながら、「学歴フィルター」と呼ばれるものが、一部で存在するのは事実です。しかし、その影響度には、業界や企業によって、大きな“温度差”があります。

【学歴が影響しやすい傾向のある業界・企業】

  • 第二新卒など、社会人経験が浅い場合: 実績で差がつきにくいため、ポテンシャルを測る指標として、学歴が参考にされる傾向があります。
  • 一部の外資系コンサルティングファームや、金融(投資銀行など): 高い論理的思考能力の証明として、学歴が重視される文化が根強くあります。
  • 歴史のある一部の大手企業: 伝統的に、特定の大学出身者が多い企業も存在します。

【学歴が影響しにくい傾向のある業界・企業】

  • IT・Web業界、ベンチャー・スタートアップ企業: スキルと実績が全てです。「どこの大学を出たか」よりも、「何が作れるか」だけで評価される、実力主義の世界です。
  • 専門職(エンジニア、デザイナー、会計士など): 専門資格や、あなたのスキルを証明するポートフォリオ(作品集)が、学歴以上に雄弁にあなたを語ります。
  • 営業職・販売職: 学歴よりも、人柄、コミュニケーション能力、そして何より「売上」という、明確な実績が問われます。

学歴に自信がなくても大丈夫。あなたの価値を伝えるためのアピール戦略

もし、あなたが自身の学歴に自信が持てないとしても、心配する必要はありません。あなたの価値は、他の場所で、いくらでも証明できます。

戦略1:職務経歴書を「最強の武器」にする

転職活動における、あなたの最も強力な武器は、職務経歴書です。「頑張りました」という言葉ではなく、「前職で〇〇という課題に対し、△△という工夫で取り組み、その結果、売上を120%達成しました」というように、具体的な数字を用いて、あなたの成果と貢献度を、誰が読んでも納得できる形で示しましょう。

戦略2:「専門スキル」や「資格」で武装する

語学力(TOEIC®)、プログラミングスキル、簿記、あるいは業界専門の資格など、客観的に評価されるスキルは、あなたの市場価値を直接的に高めてくれます。それは、出身大学に関係なく、あなたの能力を保証する、もう一つの強力な“証明書”です。

戦略3:面接では「未来への貢献意欲」を語る

過去の学歴について、卑下する必要は全くありません。面接官の関心を、「これまで、何をしてきたか。そして、これから、入社して何ができるのか」という、あなたの現在と未来の話に引きつけましょう。あなたの未来への情熱と、具体的な貢献のビジョンこそが、採用担当者の心を動かすのです。

まとめ

転職活動で、あなたの出身大学が「見られる」ことは、紛れもない事実です。

しかし、それは、あなたという人間を評価するための、数多くの判断材料の中の一つに過ぎません。

採用担当者が最終的に知りたいのは、「あなたが、どこの大学を卒業したか」ではなく、「あなたが、入社後に、どんな素晴らしい価値をもたらしてくれるのか」、その一点です。

過去の学歴という「点」に囚われるのは、もうやめにしましょう。大切なのは、そこから現在までの経験を繋ぎ、未来への貢献へと至る、あなただけの「線」のストーリーを、自信を持って語ることです。

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岩下隼人
ロイヤル合同会社 代表
ロイヤル合同会社を設立して、新しいことに挑戦している人や、頑張っている会社を応援中。ときどき取材記者(ライター)。
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