【転職面接】「第一志望ですか？」と聞かれたら？好印象な答え方と本音の伝え方
岩下隼人
ロイヤル合同会社
英語力は年収をどれだけ上げる？転職でキャリアと収入を最大化する戦略
岩下隼人
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
「英語ができれば、本当に年収は上がるのだろうか？」
これは、キャリアアップを目指す多くのビジネスパーソンが一度は抱く疑問ではないでしょうか。学習には時間も労力もかかりますが、その投資に見合うリターンはあるのか、気になるところです。
結論から言えば、英語力と年収には明確な相関関係があり、英語力を身につけることは、あなたのキャリアと収入の可能性を飛躍的に高める「最強の自己投資」の一つと言えます。
しかし、ただ漠然と英語ができるだけでは、その価値を最大限に引き出すことはできません。この記事では、データに基づいたリアルな現実と、英語力を武器に転職で年収アップを実現するための具体的な戦略を徹底解説します。
Contents
スポンサーリンク
データで見る「英語力と年収」のリアルな関係
様々な調査機関のデータが、英語力と年収の間に強い結びつきがあることを示しています。
例えば、日本最大級バイリンガル人材向けの外資・グローバル転職サイト「ダイジョブ・ドットコム」の調査によると、ビジネスレベル以上の英語力を持つ50代の平均年収は、国税庁の平均データと比較して、男性で約1.4倍（+261万円）、女性では約1.9倍（+301万円）も高いという結果が出ています。この差は、英語力がもたらす付加価値がいかに大きいかを物語っています。
また、TOEIC®スコアと年収の関係性についての調査でも、スコアが高いほど年収も高くなる傾向がはっきりと示されています。特に、多くの企業で「英語がビジネスで使える」と認識され始める700点台、800点台を超えると、年収の上昇カーブがより急になることが分かっています。
なぜ英語力で年収が上がるのか？3つの理由
- 担当できる業務の価値が高まる: 海外の顧客との交渉、グローバルプロジェクトのマネジメント、海外の最新情報の収集・分析など、英語力があることで、より付加価値が高く、企業の利益に直結する業務を任されるようになります。
- 高待遇な企業への道が開ける: そもそも給与水準の高い外資系企業や、日系グローバル企業への転職が現実的な選択肢となります。これらの企業では、英語力は特別なスキルではなく、必須のビジネスツールとして位置づけられています。
- 「専門スキル × 英語力」で希少な人材になる: あなたが持つ専門性（例：財務、マーケティング、IT技術など）に英語力が掛け合わされることで、市場におけるあなたの価値は飛躍的に高まります。代わりの効かない「希少な人材」として、より良い条件で評価されるのです。
英語力を武器に高年収を狙える職種トップ5
では、具体的にどのような仕事が、英語力を活かして高い年収を目指せるのでしょうか。
- 外資系コンサルタント／金融専門職高年収の代名詞ともいえる業界です。クライアントへの提案、海外チームとの連携など、全ての業務で高度なビジネス英語が求められます。論理的思考力と専門知識、そして英語力を兼ね備えた人材は、極めて高い報酬を得ることが可能です。
- ITエンジニア／プロジェクトマネージャー（グローバル案件）最新技術は英語で発信されることが多く、国際的な開発プロジェクトも日常的です。高い技術力と英語でのコミュニケーション能力を併せ持つエンジニアやPMは、国内外で引く手あまたであり、年収も高騰しています。
- 企業の国際部門（経営企画・IR・国際法務）海外拠点の経営戦略立案や、海外投資家との対話（IR）、国際的な契約交渉（法務）など、企業の経営の中枢に関わる重要ポジションです。事業全体を俯瞰する視点と、高度な専門性、そしてそれを支える英語力が不可欠です。
- 海外営業／事業開発マネージャー企業のグローバルな成長の最前線を担う役割です。海外市場を開拓し、大きな成果を上げることで、その貢献がインセンティブとして直接報酬に反映されやすいのが特徴です。
- 高度専門通訳・翻訳家国際会議や重要なビジネス交渉の場で活躍する同時通訳者や、専門分野（医療、金融、法律など）の翻訳家は、その高い言語スキルが直接収入に結びつく専門職です。フリーランスとして、実力次第で非常に高い収入を得ることも可能です。
あなたの英語力はどのステージ？TOEICスコア別の年収アップ戦略
自身の現在地を把握し、次のステップを考えましょう。
- ステージ1：～600点台年収への直接的なインパクトはまだ限定的ですが、英語学習への意欲やポテンシャルが評価される段階です。まずは英語に触れる機会のある職場で実務経験を積みながら、700点台を目指しましょう。
- ステージ2：700点台「英語を使える人材」として、転職市場での評価が明確に変わってくるレベルです。海外とのやり取りを含む求人への応募資格を得て、年収アップの転職が現実的になります。このステージでは、実務の中で英語を使う経験を意識的に積み、実績を作ることが重要です。
- ステージ3：800点台英語を明確な「武器」としてアピールできるレベルです。外資系企業や日系企業のグローバルポジションなど、キャリアの選択肢が大きく広がります。年収800万円以上のハイクラスな求人にも、自信を持って挑戦できるでしょう。
- ステージ4：900点以上ネイティブと対等に渡り合える高度なコミュニケーション能力が期待されます。専門分野での深い知見とこの英語力を掛け合わせることで、年収1000万円を超えるトップレベルのポジションも視野に入ります。
年収1000万円の壁を超えるための「英語力 × 専門性」
高年収を実現するためには、英語はあくまで「ツール」であると認識することが重要です。年収1000万円の壁を超えるような人材に共通しているのは、**「高度な専門性」と「それを不自由なく使いこなすための英語力」**の両方を高いレベルで備えていることです。
あなたのコアスキルは何ですか？それが財務会計なら国際会計基準（IFRS）を、マーケティングならグローバルなデジタル戦略を、ITなら最新のクラウド技術を、英語で語り、実践できることがあなたの価値を決定づけます。
転職活動においては、**「英語を使ってどのような実績を上げたか」**を具体的な数字で語れるように準備しましょう。「英語での交渉により、海外サプライヤーからの調達コストを年間〇%削減した」「英語で海外市場のニーズを分析し、製品の海外売上を前年比〇%向上させた」といった具体的なエピソードが、あなたの価値を何よりも雄弁に物語ります。
まとめ
英語力と年収には、疑いようのない強い相関関係が存在します。グローバル化が不可逆である現代において、英語学習はあなたのキャリアと収入に対する、最も確実でリターンの大きい自己投資の一つです。
しかし、ただ英語ができるだけでは十分ではありません。あなた自身の専門性を磨き、そこに英語という翼を授けること。そして、どのフィールドで、どのようにその力を発揮したいのかを戦略的に考えること。それが、単なる「英語ができる人」から「英語を武器に稼げるプロフェッショナル」へと飛躍するための鍵となります。
この記事が、あなたの市場価値を見つめ直し、キャリアと年収を最大化するための一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。
スポンサーリンク
ABOUT ME
ロイヤル合同会社を設立して、新しいことに挑戦している人や、頑張っている会社を応援中。ときどき取材記者(ライター)。