皆さんは、マーク・ザッカーバーグさんをご存じでしょうか?
2021年時点で時価総額90兆円を超えている「Facebook(フェイスブック)」の創業者であり、世界長者番付に常連で選出される優秀な経営者です。
猛烈な量の本を読む読書家としても、注目されています。
そんなザッカーバーグさんは、2015年に、自身のおすすめ本をユーザーに紹介するFacebookコミュニティ「A Year of Books」を立ち上げました。
本人いわく、「書籍は、新しい文化、信念、歴史、技術について学ぶことを重視する」という基準で選定しているようです。
歴史書からビジネス書、古典本から新刊本まで、ザッカーバーグさんがカバーされているジャンルは幅広いですが、全体的に世の中を俯瞰的な視点から捉える「ビッグ・ピクチャー」を暗示する本が特に目立っています。これは、ザッカーバーグさん自身が、問題の全体像や、大局を見て常日頃から決断していることがうかがえます。
そこで、この記事では、ザッカーバーグさんがオススメした書籍23冊をご紹介します。
「新しい文化、信念、歴史、技術について学ぶこと」や「ザッカーバーグさんの経営判断を支えた知識や情報」に興味がある方を読者として想定しています。
- プロフィール
- 歴史序説
- The New Jim Crow(英語版)
- 国家はなぜ衰退するのか
- 繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史
- 最底辺のポートフォリオ
- 国際秩序
- ピクサー流 創造するちから
- サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福
- 宗教的経験の諸相
- 科学革命の構造
- Dealing with China(英語版)
- 無限の始まり : ひとはなぜ限りない可能性をもつのか
- 暴力の人類史
- ゲノムが語る23の物語
- 権力の終焉
- On Immunity(英語版)
- 世界の技術を支配する ベル研究所の興亡
- The Three-Body Problem(英語版)
- ヤバい社会学
- ゲーム・プレイヤー
- Orwell’s Revenge(英語版)
- エネルギーの不都合な真実
- 儀式は何の役に立つか
- 世界を代表する起業家たちのオススメ書籍シリーズ
プロフィール

マーク・エリオット・ザッカーバーグ(Mark Elliot Zuckerberg)さんは、アメリカ合衆国のプログラマ、実業家。
Facebookの共同創業者。また同社黄金株(B株)保有者の一人。
フェイスブックはソーシャルネットワーク・ウェブサイト「facebook.com」を運営。主な機能に個人や団体のページの他、チャット、ライブストリーミング「facebookライブ」、仮想通貨「facebookクレジット」がある。また、モバイル端末間でテキスト送信を行う「messenger」、写真や動画を共有できる「instagram」も提供。
企業概要(ヤフーファイナンス)

ハーバード大学在籍中にソーシャル・ネットワーキング・サービスサイト「Facebook」を立ち上げました。
2010年のTime誌「パーソン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれました。
そして、フォーブスが2019年3月に発表した世界長者番付では8位にランクインし、その時の保有資産額は、623億ドルと言われています。
では、ザッカーバーグさんおすすめの本23冊を順番に紹介していきます。
歴史序説
1冊目は「歴史序説」という書籍です。日本語では世界史序説という表記もあります。
動乱の14世紀に北アフリカで波瀾の人生を送った著者(1332-1406)は、人間社会や文明の本質をふまえた歴史の流れの必要を痛感し、みずから「文明の学問」を創始しました。
歴史に関する理論的な思想体系を述べている作品です。
下記に書籍のリンクを貼ってますので、学習したい方は是非クリックしてご購入下さい。
The New Jim Crow(英語版)
2冊目は「The New Jim Crow」という書籍です。こちらは英語版となっているため、英語が読める方を想定しています。
こちらの本については、マイクロソフト創業者のビルゲイツさんも読まれていて、彼はこのように語っています。
この国の司法制度に巻き込まれた実生活についてもっと知りたいなら、ミシェル・アレクサンダーの『The New Jim Crow』を強くお勧めします。刑事司法制度がどのように有色人種のコミュニティ、特に黒人のコミュニティを不当に標的にしているかについて、目を見張るような視点を提供します。
マイクロソフト創業者のビルゲイツさん
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国家はなぜ衰退するのか
3冊目は「国家はなぜ衰退するのか」という書籍です。
ノーベル経済学賞の歴代受賞者が絶賛する全米ベストセラー作品。
世界には、なぜ豊かな国と貧しい国が存在するのか?
この問いに答える鍵は、地理でも、気候でも、文化でも、あるいは為政者の無知でもなく、問題なのは政治・経済上の「制度」だと著者は語ります。
ジョン・ベイツ・クラーク賞を受賞したMIT教授のダロン・アセモグルさんと、気鋭のハーバード大学教授ジェイムズ・A・ロビンソンさんが、15年に及ぶ共同研究の成果をもとに、国家の盛衰を決定づけるメカニズムに迫っています。
本書から明らかとなるのは――。
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繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史
4冊目は「繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史」という書籍です。
東西10万年を通じて人類史最大の謎「文明を駆動するものは何か?」を解き明かす英米ベストセラー作品。
経済崩壊、貧困拡大、環境汚染、人口爆発……。
歴史を駆動するものは一体何なのでしょう?
その答えは「アイデアの交配」です。
膨大なデータで人類史の謎を解き明かす、知的興奮の書物。
石器時代からグーグル時代にいたるまでを、ローマ帝国、イタリア商人都市、江戸期日本、産業革命期英国、そして高度情報技術社会などを例に、経済、産業、進化、生物学など広範な視点で縦横無尽に駆けめぐる作品です。
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最底辺のポートフォリオ
5冊目は「最底辺のポートフォリオ~1日2ドルで暮らすということ」という書籍です。
この作品は、貧しい人々が編み出した創意工夫の数々を、現地取材を分厚く積み重ねた研究の成果として描きながら、マイクロファイナンス(貧困者向けの少額融資)などの実態を分析しています。
さらに、「信頼性」「利便性」「柔軟性」「構造」という原則を提示して、貧困からの離陸のために金融になにができるのかといった、貧困削減への新たな処方箋(新しい道筋)を示す作品となっています。
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国際秩序
6冊目は「国際秩序」という書籍です。
「均衡」「協調」「共同体」。近代ヨーロッパが生んだ国際秩序の基本原理です。
この作品は、それら三つの体系を手がかりに、スペイン王位継承戦争から、ウィーン体制、ビスマルク体制、二度の世界大戦、東西冷戦、そして現代に至る300年の国際政治の変化を読み解く内容です。
平和で安定した時代はいかに築かれ、悲惨な戦争はなぜ起こってしまったのか。
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ピクサー流 創造するちから
7冊目は「ピクサー流 創造するちから」という書籍です。
「モンスターズ・インク」「トイ・ストーリー」「ニモ」……ヒットを積み重ねるピクサー。
「アナと雪の女王」世界的ヒットで完全復活したディズニー・アニメーション。
彼らの成功を支えた、本当の理由とは?
ピクサー創業者でディズニーアニメーションのトップが、その内側を惜しみなく開示している作品です。
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サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福
8冊目は「サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福」という書籍です。
48カ国以上で刊行した世界的ベストセラー作品!
なぜホモ・サピエンスだけが繁栄したのでしょう?
この作品は、ホモ・サピエンスについて扱っていて、石器時代から21世紀までの人類の歴史を見渡しています。
自然科学、特に進化生物学の観点からもそのテーマが語られている作品です。
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宗教的経験の諸相
9冊目は「宗教的経験の諸相」という書籍です。
この作品は、科学的な方法による宗教心理学の書籍として不朽の名著です。
「健全な心」と「病める魂」の二つの傾向をあげて、両者における宗教的態度を多くの人々の厳粛な経験に照らして観察し、回心、聖徳、神秘主義などの現象を究明しています。
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科学革命の構造
10冊目は「科学革命の構造」という書籍です。
科学における進歩とは何か。世界観の変革は、いかにして起るか。
この作品は「パラダイム(物の見方や捉え方)」概念を武器として、未開拓のテーマである「科学革命」を鋭く分析し、科学の歴史に新しい展望を与える内容です。
思考の枠組としてのこのパラダイムを打壊し、自然についての異なった見方を導入することこそ革命にほかならない、と著者は言います。
科学の社会学、科学者集団の心理学・行動学として大きな反響を呼んだ問題の書です。
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Dealing with China(英語版)
11冊目は「Dealing with China」です。こちらは英語版のため、英語が読める方を想定しています。
- 中国はどのようにして経済大国になったのか?
- ビジネスはそこでどのように実際に行われるのか?
- 欧米のビジネスリーダーや政治リーダーが中国と協力し、競争し、中国から利益を得る最善の方法は?
など、中国への対応に関する方法が紹介されている作品となっています。
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無限の始まり : ひとはなぜ限りない可能性をもつのか
12冊目は「無限の始まり : ひとはなぜ限りない可能性をもつのか」という書籍です。
全米ベストセラー作品。
- 人間はなぜ限りない可能性をもつのか?
- 多宇宙と量子物理学の核心とは?
- 生命が遺伝暗号DNAへ飛躍した謎とは?
などの問いに対して、
物理学、天文学のみならず、生物学、数学、コンピューターサイエンス、政治学、心理学、哲学、美学までを織りなし、世界と宇宙の新たな可能性を描いた作品です。
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暴力の人類史
13冊目は「暴力の人類史」という書籍です。
にわかに信じがたいかもしれないが、私たちは人類史上最も平和な時代に生きている。日々世界で起きる紛争・殺戮の報道を尻目に、じつは暴力は日に日に減っているのだ―。人類史の膨大な例証と、意識進化の仮説から導き出された、暴力の減衰は平和の招来という驚くべきヴィジョン。7000年の歴史を駆け抜ける前代未聞の知の冒険。
暴力の人類史
人類は地球上から暴力を根絶し、平和に向かうことができるのか?
人間の攻撃性を生み出す内なる「悪魔」と、暴力を回避する内なる「天使」の正体とは――。
過去から現代にいたるまでの人類の歴史を通観しながら、神経生物学などの多様なアプローチで、暴力をめぐる人間の本性を詳細に分析。
『言語を生みだす本能』『心の仕組み』『人間の本性を考える』などで知られる心理学の世界的権威が、これまでの知見を総動員し、壮大なスケールで大胆な仮説を提示する、未来の希望の書として注目されています。
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ゲノムが語る23の物語
14冊目は「ゲノムが語る23の物語」という書籍です。
人間の設計図である「ヒトゲノム」。
この暗号ともいえる塩基配列がすべて解読されました。
「人間とは何か」という究極の問いに真っ正面から証拠を突きつける、ゲノム解読結果を、人がもつ23対の染色体にあわせて、23のスリリングなストーリーとしてまとめあげた、話題の書です。
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権力の終焉
15冊目は「権力の終焉」という書籍です。
全米で20万部超のベストセラーとなった話題作。
権力の衰退が世界を変えた!
権力の劣化・衰退が、富裕層だけでなく中間層と生活困窮者に与える影響を分析。
経済、政治、社会、ビジネスなど、あらゆる分野における権力衰退の要因と影響を明らかにする作品です。
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On Immunity(英語版)
16冊目は「On Immunity」という書籍です。こちらは英語版となっているため、英語が読める方が対象の書籍です。
この作品では、政府、医療機関、そして子供たちの空気、食べ物、マットレス、薬、ワクチンに何が含まれているかについての私たちの恐怖に取り組んでいます。
私たちの恐怖に対する予防接種であり、私たちがどのように私たちの体と私たちの運命を相互に結びつけているかについての感動的な内容です。
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世界の技術を支配する ベル研究所の興亡
17冊目は「世界の技術を支配する ベル研究所の興亡」という書籍です。
タイムマシンに乗ることがあったら、最初に降りるのは1947年12月のベル研究所だ
マイクロソフト創業者 ビル・ゲイツ氏
現代のエレクトロニクス産業の大半を生み出したのは、ベル研究所の発明や発見である
「現代経営学」あるいは「マネジメント」 の発明者 ピーター・ドラッカー氏
巨大独占資本AT&T社(アメリカ通信事業者)の庇護のもと、ノーベル賞級の頭脳を全米から招集。
パソコンやタブレットを動かすトランジスタ、携帯電話の原型、GPSを可能にした通信衛星の開発、そしてこんにちのすべての情報処理や伝達のもととなるデジタル情報理論を発明。
グーグル、アップルもここから生まれたIT技術の源、情報理論を発明した研究所の中の研究所。
「何がイノベーションを生むのか」。
人類の知を一変させるイノベーションの秘密が明らかに。
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The Three-Body Problem(英語版)
18冊目は「The Three-Body Problem」という書籍です。こちらは英語版のため、英語が読める方を対象とした作品です。
この作品は、中国のSF作家による長編SF小説です。
2019年時点で全世界累計発行部数は2900万部を記録しています。
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ヤバい社会学
19冊目は「ヤバい社会学」という書籍です。
本書は、シカゴの麻薬売人ギャングの懐に飛び込んだ社会学者が、ギャングとつるんだ冒険と災難の日々の全貌を明らかにした、地下経済ノンフィクション作品です。
大学を出て就職しながらギャング・リーダーとして戻って来た男と、中流家庭出身で、怖いもの知らずの社会学者の間の不思議な友情を描いた話題の書です。
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ゲーム・プレイヤー
20冊目は「ゲーム・プレイヤー」という書籍です。
本格的SF作品。
高度な文明を持つ“カルチャー”―人類は病気になることも死ぬこともなく、ただひたすらゲームに興じている。グルゲーは“カルチャー”の軌道ステーションの一つで暮らしている「ゲームの達人」であり、あらゆるゲームに精通していた。ある日彼のもとに、究極のゲーム『アザド』に挑戦してみないかという誘いが来る。悩んだ末ついに参加する決心をしたグルゲー。しかしこのゲームには一つの宇宙文明圏をも左右する大きな意味があったのだ…。
作品内容一部抜粋
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Orwell’s Revenge(英語版)
21冊目は「Orwell’s Revenge」という書籍です。こちらは英語版となっているため、英語が読める方が対象です。
主人になるのは人間ですか、それともコンピュータですか?テクノロジーの見方に関して、厳しい対立的な質問を投げかけます。しかし、それは根本的かつ重大な誤りであることがわかっています。新しい通信技術の組み合わせは、人間とコンピュータの間に主従関係を生み出したのではなく、むしろ協力的で白熱的な可能性を生み出したのですから
本の内容を一部抜粋
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エネルギーの不都合な真実
22冊目は「エネルギーの不都合な真実」という書籍です。
- 世界の石油はいつ枯渇する?
- 原子力発電の経済性と安全性は?
- バイオ燃料や風力発電の将来性は?
将来のエネルギーのあり方を考えるうえで、絶好の書です。
電気自動車・原子力・ソフトエネルギー・ピークオイル・二酸化炭素隔離・植物由来液体燃料・風力発電……
広く流布しているエネルギー神話の「誤り」を科学的なアプローチによって解き明かし、こんにちの議論で抜け落ちがちな「現実」を掲示しています。
下記に書籍のリンクを貼ってますので、学習したい方は是非クリックしてご購入下さい。
儀式は何の役に立つか
23冊目は「儀式は何の役に立つか」という書籍です。
- 式典や祝祭、集会やデモ行進は何の役に立つ?
- 「社会的」商品とは何?
- 討議はなぜ円形の場を好む?
一見性質の異なるこれらの問いが、ゲーム理論を中心とする「合理的選択理論」によって解けることを分かりやすく示して、公共化に果たすコミュニケーションの役割、集合行動形成のメカニズムに、新しい理をもたらした話題の本です。
分析と解釈は、日常会話や政治キャンペーン、スーパーボール、映画、監獄まで、豊富な題材をめぐってテキパキと進み、読者の知的好奇心を次々に喚起しつつ、ゲーム理論の核心へと導きます。
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以上。最後までお読みいただき、ありがとうございました。