法人事業

設立したマイクロ法人で購入した日本株(2022年3月28日)

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弊社(ロイヤル合同会社)のメイン事業(ロイヤルファンド事業)、いよいよ始動です。

ロイヤルファンド事業とは、株式投資(資産運用)事業のことです。

株式投資には、株を安く買って高く売ることで利益を出す「キャピタルゲイン」と、資産を保有していることで利益を出す「インカムゲイン」の2つがあるのですが、弊社では「インカムゲイン」を事業の軸にしています。

インカムゲインとは、企業が出した利益の一部を株主に還元する「配当金」のことです。

つまり、弊社では、比較的業績が安定した会社の株を長期保有して、配当金をチャリンチャリンと受け取る方法で運用していきます。

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運用の方向性

  • 基本的には売らない!永遠に持ち続けることを想定。但し企業の不祥事や経営方針の大幅な改悪が見られた場合や業績の長期低迷があれば、売りを検討。
  • 安定した配当金取得を目指したポートフォリオ(保有銘柄の組み合わせ)にしつつ、将来性のある成長株もちょいちょい組み入れていて資産の拡大も狙う『守りながら攻める』戦略
  • 3年間(2022年~2025年)は、48万円の年間受取配当金を目指し、4年目以降は毎年72万円の受取配当金を目指す
  • 日本株で運用(理由:私個人としては、アメリカ株を中心とした投資スタイルのため、法人では日本株オンリーで運用し、バランスを保ちたいため。外国株は為替リスクもあるし)
  • 一銘柄一口まで。二口以上は購入しない。これは分散投資してリスクを低下させるため

2022年3月28日約定一覧

それでは報告です。本日(2022年3月28日)、購入した株は下記になります。

銘柄
コード
株数平均約定単価手数料課税額受渡金額
ENEOSホールディングス
5020
100484.947448,541
リクルートホールディングス
6098
1005,382.946246538,798
ソニーグループ
6758
10012,790553551,279,608
任天堂
7974
1066,0703,303330664,333
SBIホールディングス
8473
1003,313.523823331,611
東京海上ホールディングス
8766
1007,346.846246735,188
日本郵船
9101
10010,777553551,078,308
日本電信電話(NTT)
9432
1003,63223823363,461
KDDI
9433
1004,042.823823404,541
ソフトバンク
9434
1001,496.510510149,765
KADOKAWA
9468
1003,25323823325,561
九州電力
9508
100859.586886,044
スクウェア・エニックス・ホールディングス
9684
1005,44846246545,308
ソフトバンクグループ
9984
1005,33848748534,335
国内株式(現物)

合計投資額は、7,085,402円でした。

約定銘柄の購入(保有)理由

なぜ、私が上記銘柄を購入したのかを簡単に解説します

ENEOSホールディングス[ 石油・石炭製品 ]

国内シェア5割の石油元売り首位配当利回り5%(2022年3月22日時点)は魅力的。またエネルギー関連銘柄を、少しだけでも保有しておきたいと思った時に、選択肢としてここしかありませんでした。

リクルートホールディングス[ サービス業 ]

私が、リクルートと同業の株式会社マイナビに所属していたこともあって、この企業のことは、わりと良く分かっている方です。長期保有したい銘柄です。その理由は、起業家(独立)精神の強い人材がリクルートには多いことです。言い方を変えれば、最初から『定年退職までリクルートで働きたい』と思っている社員がほとんどいないし、むしろ3年程度バリバリ働いて、その後退職することが好感される社風です。これのメリットは『リストラをしなくてよい』これに尽きると思います。会社に居続けるのが悪のような、そんな社風なので、会社が肩叩きしなくても、古い人材は抜けて新しい人材は入ります。ちなみに、サラリーマンが会社に不満を持ちやすいタイミングってご存じですか?実は3年目くらいから、会社に対する不満が芽生えてくるのです。ですが、リクルートの場合、3年程度で務めた社員が前向きに転職なり独立なりを自ら率先して行うため、会社としては、不満の残らないタイミングでポジティブにリストラできてしまう、そんな不思議な会社です。また、そのようにリクルートは、人材が入れ替わるのが速いため、リクルートのビジネスモデルは、特定の人に依存するものではなく『仕組化』されて、言い方は悪いですが『馬鹿でも売れる』商品・サービスの構築に力を入れています。そして、現在は、国内マーケットではなく、インディードを中心とした、人材領域の海外マーケットを本気で狙っています。これらが今後どうなるのか、とても楽しみです。個人的には、どこかのタイミングで国内時価総額ナンバーワンを達成するポテンシャルを持った会社だと思っています。

ソニーグループ[ 電気機器 ]

解説の必要がないくらい魅力的な会社だと思います。家庭用ゲーム機「PS5」などをはじめ、音楽や映画などを海外で展開している点が強みです。TVアニメ「鬼滅の刃」は子会社のアニプレックスが展開。私が一番注目しているのが、アニメやゲームや音楽などのエンタメ事業です。IP(知的財産)に注力していて、クオリティの高いコンテンツを長期的に作り続けることができる会社だと思って、株を購入しました。

任天堂[ その他製品 ]

購入理由はソニーグループとほぼ同じですね。世界中で人気のIPを使った事業を拡大している会社です。これから日本が海外で活躍する事業は『エンタメ』だと思っています。その点、良質なコンテンツを抱えている任天堂は、これからも国内・海外のユーザーにサービスを提供し、たくさんの笑顔をもたらすと思っています。IPを利用したゲームソフトの販売力が強みで2020年には「あつまれ どうぶつの森」が世界的にヒットしました。ちなみに、任天堂だけは、最低単元100株ではなく10株だけの『単元未満株』として購入しました。100株だと600万円を超える金額のため、買えませんでした。

単元未満株は、SBI証券で買うことができます。ゆえに、口座開設にはSBI証券をおすすめしています。

SBIホールディングス[ 証券・商品先物取引業 ]

私は個人でも法人でもSBIネット銀行、そしてSBI証券を利用させて頂いているのですが、手数料などが他社に比べて安くて使いやすく、利用者目線の銀行経営を心掛けていることが伝わってきます。銀行株には、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行などメガバンクも魅力的でしたが、成長性に期待して銀行銘柄の中から選びました。

東京海上ホールディングス[ 保険業 ]

保険は支払うものではない。(株主となって配当金として)受け取るものだ」この言葉を信用できる投資家から聞かされた時に「なるほど!たしかに!よし、買おう」と思って、自分のポートフォリオに1~2銘柄程度、保険業を組み入れました。その中で、東京海上を選んだ理由は、私は個人事業主として不動産投資をしていて、その保有物件の損害保険会社が東京海上だったこと、東京海上が損保事業で業界トップだったことが、買いの理由です。なお、生命保険からも一社ポートフォリオに入れようと思ったのですが、ソニーグループを保有すれば、間接的に傘下のソニー生命を保有したことになると思い、生保から新たに銘柄を選ぶのは見送りました。

日本郵船[ 海運業 ]

配当10%!ここ最近の業績はハンパないです。そしてなにより、船のオーナー(=株主)になりたいと強く思い、海運銘柄の中からは、業界トップの日本郵船にしました。配当金10%は毎年持続することは無いと思いますが、私は30年以上は長期保有することを前提としていますので、その間、船で物を運ぶ事業が無くなることはないだろうと見込んで投資を決めました。

日本電信電話(NTT)・KDDI・ソフトバンク[ 情報・通信業 ]

日本電信電話(NTT)・KDDI・ソフトバンク、まとめて解説します。3社とも30年後に存続していると思ったし、3社とも競争しながら共存する戦略で、安定業績を続けてくれると信じて投資しました。携帯を中心とした情報通信業で潤沢にキャッシュを稼ぎ、そのお金で、新たな領域に投資することができる企業群なので、配当と成長を両方とも手にできる銘柄だと見込んでいます。

KADOKAWA(角川)[ 情報・通信業 ]

出版会社で唯一の上場会社。カドカワが運営する小説投稿サイト「カクヨム」からは「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」などの作品を生み出し、書籍化して注目を集めました。電子書籍、アニメ等に注力していて、ソニーグループや任天堂のようにエンタメ分野で、今後も成長が期待できる会社だと思っています。IP(知的財産)を所有し、様々なメディアミックスが成功しています。IPが豊富で、ロイヤリティ収入が伸びるのは素晴らしいですね。

九州電力[ 電気・ガス業 ]

家の電気料金が、これまでだいたい月に1万円程度だったのに、寒さが続いた1月と2月の電気料金が2万5千円だった時に「え?電気料金1.5倍!?マジ!?」と、辛い気持ちになった直後に「これ、電力会社、ギャンギャンに儲けてるぞ!」と気持ちを切り替えて、絶対、電力会社に投資しようと強く思いました。で、電力会社の中からは、私が日頃の生活で利用してさせていただいている九州電力を選びました。これで株価が上がれば、電気料金が上がった分の辛い気持ちが治まります。笑。

スクウェア・エニックス・ホールディングス[ 情報・通信業 ]

「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」が2大IP。これらゲームコンテンツを中心に、出版・アニメなどにも力を入れて、エンタメ領域を成長・拡大している会社です。カドカワ同様、IP(知的財産)を所有する会社は、ライセンスビジネスが展開できるので魅力的です。

ソフトバンクグループ[ 情報・通信業 ]

この会社だけは、安定配当ではなく、完全に成長性を見込んで投資しました。孫正義さんの夢・ビジョンに乗っかりたい。一体どうなってしまうのか、外から見るのも楽しいですが、身銭を切って自分も株主として応援したい。そのような気持ちで投資しました。最大のリスクは孫正義さんの寿命です。

仕訳

今回の株式購入をfreee会計へ仕訳する方法をお伝えします。

主なポイントは下記3つです。

  • 勘定科目は「投資有価証券」を使用する
  • 税区分は対象外
  • 購入時に発生した手数料や税は取得単価に加算して処理する

例えば、1つの銘柄の購入金額が10万円で、手数料などが1万円だった場合は、

投資有価証券 11万円

として処理します。

株式(有価証券)を購入した場合に購入に際して支払った費用は取得価格として資産に計上しなければなりません。その為支払手数料などは支払い時の費用とすることは出来ません。例えば、上場株式を取得した場合には

購入価格+証券会社への支払手数料=有価証券の取得価格

となります。これは、法人税で「購入した有価証券の取得価額は、購入代価に付随費用を加算した金額」とされているからです。

株式を取得した時の手数料などの取扱いは?(森会計事務所)より

そして実際に私が仕訳した一覧リストは下記のような状況です。

勘定科目税区分金額備考
投資有価証券対象外48,541ENEOSホールディングス
投資有価証券対象外538,798リクルートホールディングス
投資有価証券対象外1,279,608ソニーグループ
投資有価証券対象外331,611SBIホールディングス
投資有価証券対象外735,188東京海上ホールディングス
投資有価証券対象外1,078,308日本郵船
投資有価証券対象外363,461日本電信電話
投資有価証券対象外404,541KDDI
投資有価証券対象外149,765ソフトバンク
投資有価証券対象外325,561KADOKAWA
投資有価証券対象外86,044九州電力
投資有価証券対象外545,308スクウェア・エニックス・ホール ディングス
投資有価証券対象外534,335ソフトバンクグループ
投資有価証券対象外664,333任天堂

本日の投資を終えて

今回、700万円分の投資を実施しましたが、「どの銘柄に投資するか?」は、法人化を計画した段階から、ずっと考えながら日々生活を送っていました。最低でも2年は考えていたと思います。なにごとも『選ぶ』のって難しいですよね。しかし、決めて、実際に買ってしまえば、気持ちは晴れやかです。あとは投資した株の芽が出てきて、育つのを楽しみに待つのみです。

なお、今後はさらに800万円分を投資する予定です。つまり1500万円をロイヤル合同会社として運用していく予定です。世界で通用する日本株に投資して、応援していきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人
岩下隼人

福岡県出身。2022年に『ロイヤル合同会社』を設立し、新しいことに挑戦している人や、頑張っている会社を応援中。ときどき取材記者(ライター)。

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