皆さんは、ピーター・ティールさんをご存じでしょうか?
シリコンバレーで大きな影響力を持つ「ペイパル・マフィア」のトップです。
※「ペイパル・マフィア」とは、決済サービスを提供するPayPal(ペイパル)創業メンバーのこと。設立初期の社員たちは、同社を退職後、テック系スタートアップを設立し、その数は10社以上にのぼったため、そのように呼ばれています。
ティールさんは、インタビューで推薦本を聞かれて、度々答えているのがフランスの文芸批評家、ルネ・ジラールの「世の初めから隠されていること」です。
同書は現代社会における暴力と宗教の意味合いを問い直した本ですが、難解な内容で知られています。
その本をティール氏が読みこなしていることを考えると、彼の「思想家」ぶりがよく分かるでしょう。
そこでこの記事では、ピーター・ティールさんがおすすめしている書籍をご紹介します。
「優秀な起業家・投資家として著名なティールさんを支えた知識や情報」に興味がある方を読者として想定しています。
プロフィール
ピーター・アンドレアス・ティール(Peter Andreas Thiel)さんは、アメリカ合衆国の起業家、投資家。
1967年10月11日生まれ。
2021年時点で時価総額30兆円を超えている「PayPal(ペイパル)」の創業者。
ペイパル・ホールディングスは米国の電子決済サービス企業。事業者と顧客を代行して売買決済をインターネット上で行う。顧客の携帯電話やタブレット・ウェアラブル端末などに対応し、プラットフォーム名は「ペイパル」、「ペイパル・クレジット」など。事業者はウェブサイトや店舗からも決済サービスの利用が可能。本社はカリフォルニア州サンノゼ。
企業概要(ヤフーファイナンス)

シリコンバレーで大きな影響力を持つ「ペイパル・マフィア」の中では、「ドン」と呼ばれています。
では、ティールさんおすすめ本10冊を順番に紹介していきます。
世の初めから隠されていること
1冊目は「世の初めから隠されていること」という書籍です。
前著『暴力と聖なるもの』において、すべての社会秩序は根源的な暴力にもとづくことを解き明かして、新しい人類学の基礎を構築した作者が、その直観を西欧の神話の壮大な集録「聖書」に展開。
批判的かつ革命的に読み直しつつ人類の最も遠く最も古い秘密を探り出す作品です。
下記に書籍のリンクを貼ってますので、学習したい方は是非クリックしてご購入下さい。
ニュー・アトランティス
2冊目は「ニュー・アトランティス」という書籍です。
航海記に模したユートピア物語。
孤島「ベンサレムの国」の歴史、外交政策、社会体制を伝え、学問研究所「サロモンの家」の構想を語っています。
科学技術の進歩の夢と予言に満ちた本書は、政治不信の現代への警世の書としても読めます。
イングランド近世のキリスト教神学者、哲学者、法律家フランシス・ベーコンによるユートピア小説で、未完の遺稿です。
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ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質
3冊目は「ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質」という書籍です。
「ブラック・スワン(黒い白鳥)」とは何か?
むかし西洋では、白鳥と言えば白いものと決まっていました。そのことを疑う者など一人もいませんでした。ところがオーストラリア大陸の発見によって、かの地には黒い白鳥がいることがわかりました。白鳥は白いという常識は、この新しい発見によって覆ってしまいました。
「ブラック・スワン」とは、この逸話に由来します。つまり、ほとんどありえない事象、誰も予想しなかった事象の意味です。
「ブラック・スワン」には三つの特徴がある。一つは予測できないこと。二つ目は非常に強いインパクトをもたらすこと。そして三つ目は、いったん起きてしまうと、いかにもそれらしい説明がなされ、実際よりも偶然には見えなくなったり、最初からわかっていたような気にさせられたりすることだ。
著者
米で150万部超の大ヒットを記録しています。
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ダイヤモンド・エイジ
4冊目は「ダイヤモンド・エイジ」という書籍です。
アメリカのSF作家ニール・スティーヴンスンが1995年に発表したSF小説。 1996年度のヒューゴー賞とローカス賞を受賞。
近未来、ナノテクの発達により、文明社会は大きく変貌していた。世界は国家ごとではなく、人種・宗教・主義・趣味などを共有する者の集まりからなる、多種多様な“国家都市”に細分化されている。上海の貴族フィンクル=マグロウ卿は、孫娘の教育用にナノテクの枠をきわめた初等読本の作製を依頼するが…ダイヤモンドをはじめ、すべてをナノテクで作りだせるようになった近未来を描く、ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作。
ウィキペディア
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ザ・ライト・スタッフ
5冊目は「ザ・ライト・スタッフ」という書籍です。
有人宇宙飛行計画”マーキュリー計画”に従事した、7人の宇宙飛行士の実話を基に描いた作品。
アメリカとソ連による宇宙競争の最初期を描いたノンフィクション作品。
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ゼロ・トゥ・ワン
6冊目は「ザ・ライト・スタッフ」という書籍です。
世界のイノベーションを引っ張っているのはアメリカ、特に西海岸のシリコンバレーです。
GAFAM(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン・マイクロソフト)といった名前がすぐに思い浮かびますが、数多のスタートアップが起業しては消えていく世界でもあります。
そんな中、次々と成功する企業を立ち上げる起業家集団があります。
オンライン決済サービス・ペイパルの初期メンバーとして繋がりが深く、その後もシリコンバレーで絶大な影響力を持つことから「ペイパル・マフィア」とも呼ばれる彼らは、ご存知ユーチューブ(YouTube)をはじめ、電気自動車のテスラ・モーターズや民間宇宙開発のスペースXからイェルプ(Yelp!)、ヤマー(Yammer)といったネットサービスまで、そうそうたる企業を立ち上げてきました。
本書はそのペイパル・マフィアの雄、ピーター・ティールが、母校スタンフォード大学で行った待望の起業講義録です。
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American Challenge(英語版)
7冊目は「American Challenge」という書籍です。こちらは英語版となっており、英語が読める方が対象となっています。
欧米を中心に世界的な大ベストセラーとなったこの本は、全世代に影響を与えました。
情報化時代を予見し、機械ではなく人間に創造性を発揮させるために社会に挑戦したのです。
この本は、現代の私たちが、1960年代に私たちの文明が21世紀に向けて望んでいた目標を、いかにして逃してしまったかを理解するのに役立つ重要な本です。
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The Great Illusion(英語版)
8冊目は「The Great Illusion」という書籍です。こちらは英語版となっており、英語が読める方が対象となっています。
『グレート・イリュージョン』はノーマン・エンジェルの本で、1909年にイギリスで「ヨーロッパのオプティカル・イリュージョン」というタイトルで出版され、1910年に再出版され、その後、「グレート・イリュージョン」というタイトルでさまざまな拡大版と改訂版が出版されました。
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The Sovereign Individual(英語版)
9冊目は「The Sovereign Individual」という書籍です。こちらは英語版となっており、英語が読める方が対象となっています。
著名な投資アドバイザーである二人の人物が、次の世紀に向けて人類の歴史が激変する中で、災害の流れと繁栄と再生の可能性の両方を明らかにします。
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寿命100歳以上の世界
10冊目は「寿命100歳以上の世界」という書籍です。
再生医療など科学技術の進歩により、平均寿命が100歳を超える日が近付いています。
誰もが健康なまま現在の2倍も長生きするようになれば、総人口はどうなるか、地球環境は守られるか、家族関係や豊かさ、宗教心はどう変わるか……。
シリコンバレーのテクノロジーアナリストが「長寿革命」の新時代へと案内します。
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以上。最後までお読みいただき、ありがとうございました。