日本とアメリカの大学生は、読書量に差があると言われています。
米国の超一流大学では、古典や学術書などの本を徹底的に叩き込まれるそうです。
大量に読書することによって育まれる教養が、アメリカのエリートの知識の土壌となっています。
そこで今回は、アメリカのコロンビア大学における必読書籍(課題図書)を紹介します。
食べ物がその人の健康を形成するように、読み物がその人の教養を形成します。
この記事では「偏差値の高い学校のおすすめ書籍が知りたい」「全米トップの大学が教育指導する知識を学びたい」「現在、中学生や高校生で一流大学を目指したい」という方を読者として想定としています。
調査概要
リストは「オープン・シラバス・プロジェクト(The Open Syllabus Project)」による過去15年分のデータと、「U.S.News」の全国大学ランキングを基に作成。リストには、書類以外の論文も含まれる。
経済メディア、NewsPicks(ニューズピックス)より抜粋
出所(英語ページ): https://qz.com/602956/these-are-the-books-students-at-the-top-us-colleges-are-required-to-read/
コロンビア大学の課題図書ランキングTOP10
それでは、コロンビア大学の課題図書ランキングトップ10を発表します。
1位『文明の衝突』
1位は「文明の衝突」という書籍です。
『文明の衝突』は、アメリカ合衆国の政治学者サミュエル・P・ハンティントンが1996年に著した国際政治学の著作。原題は『The Clash of Civilizations and the Remaking of World Order』。
冷戦後の新たな国際紛争は「文明による衝突」だ。21世紀の国際情勢を大胆に予測。アメリカ文明と中国文明の対立の中で、孤立する日本の未来を考える刺激的な書。
内容(「MARC」データベースより)
下記に書籍のリンクを貼ってますので、学習したい方は是非クリックしてご購入下さい。
2位『国家』
2位は「国家」という書籍です。
『国家』(こっか、古希: Πολιτεία、ポリテイア、英: The Republic)は、古代ギリシアの哲学者プラトンの中期対話篇であり、主著の1つ。副題は「正義について」。『国家篇』とも。
ソクラテスは国家の名において処刑された。それを契機としてプラトン(前427‐前347)は、師が説きつづけた正義の徳の実現には人間の魂の在り方だけではなく国家そのものを原理的に問わねばならぬと考えるに至る。この課題の追求の末に提示されるのが、本書の中心テーゼをなす哲人統治の思想に他ならなかった。プラトン対話篇中の最高峰。
内容(「BOOK」データベースより)
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3位『自由論』
3位は「自由論」という書籍です。
『自由論』(じゆうろん、英: On Liberty)は、ジョン・スチュアート・ミルによる自由についての政治学の著作。1806年にイギリスで生まれたミルは、現実政治について批判する著作を発表しており、1859年の本書『自由論』は当時のヨーロッパ、特にイギリスの政治・社会制度の問題を自由の原理から指摘することを試みた。ここで論じられている自由とは国家の権力に対する諸個人の自由であり、これを妨げる権力が正当化される場合は他人に実害を与える場合だけに限定され、それ以外の個人的な行為については必ず保障される。なぜならば、ミルによれば文明が発展するためには個性と多様性、そして天才が保障されなければならない。また当時参政権の拡大をもたらしていた民主主義の政治制度は大衆による多数派の専制をもたらす危険性があり、これをミルは警戒していた。
ウィキペディア(Wikipedia)
- 第1章 – 序論
- 第2章 – 思想と討論の自由
- 第3章 – 幸福の一要素としての個性について
- 第4章 – 個人に対する社会の権威の限界について
- 第5章 – 応用
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4位『社会契約論』
4位は「社会契約論」という書籍です。
『社会契約論』(しゃかいけいやくろん、仏: Du Contrat Social ou Principes du droit politique, 社会契約について、もしくは政治的権利の原理)は、思想家ジャン=ジャック・ルソーによって執筆され、1762年にフランスで公刊された政治哲学の著作である。古くは『民約論』とも訳した。「一般意志」というルソーの造語を世に送り出した書として有名である。
ウィキペディア(Wikipedia)
ルソーは人間の本性を、自由意思を持つものとして考え始めます。自然状態(ルソーは「相互的孤立」の状態と称した。)では各個人は独立した存在として自己の欲求を充足させるために行動し、生存の障害が発生すればその解決のために各個人同士で協力関係を求めます。こうして生じる個々人の約束は社会契約の概念として把握されます。社会契約の枠組みに従って国家が正当化されるためには、人間の自由な意思が社会契約の中で保障されていなければならず、本書では個人のための国家の在り方を論じています。
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5位『リヴァイアサン』
5位は「リヴァイアサン」という書籍です。
各人が各人を敵に争う戦争状態こそ人間の自然状態であり、国家とは、平和維持のために絶対主権をもって君臨すべく創出されたいわば人工的人間にほかならない。こうホッブズは主張し、まず国家を創造し構成する人間の分析を行なう。
内容(「BOOK」データベースより)
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6位『政治学』
6位は「政治学」という書籍です。
『政治学』(せいじがく、希: Τα Πολιτικά 、羅: Politica、英: Politics)とは、アリストテレスによる、政治学や政治哲学の古典的な著作。
人間にとっての最高善=幸福が保証されるような国家形態はいかなるものかを解明すべく、現実のギリシア諸都市の政治組織の欠点を分析し、プラトンの理想主義的国家論を批判して、実現可能な最善形態としての国制を論ずる。
あらすじ抜粋
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7位『道徳形而上学の基礎づけ』
7位は「道徳形而上学の基礎づけ」という書籍です。
『人倫の形而上学の基礎づけ』(じんりんのけいじじょうがくのきそづけ、独: Grundlegung zur Metaphysik der Sitten)は、1785年に出版されたイマヌエル・カントの倫理学・形而上学に関する著作。『道徳形而上学の基礎づけ』(どうとくけいじじょうがくのきそづけ)、『道徳形而上学原論』(どうとくけいじじょうがくげんろん)等とも。
「君は、みずからの人格と他のすべての人格のうちに存在する人間性を、いつでも、同時に目的として使用しなければならず、いかなる場合にもたんに手段として使用してはならない」。多くの実例をあげて道徳の原理を考察する本書は、きわめて現代的であり、いまこそ読まれるべき書である。
内容(「BOOK」データベースより)
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8位『国富論』
8位は「国富論」という書籍です。
『国富論』1776年に出版されたアダム・スミスの『道徳感情論』(講談社学術文庫)とならぶ主要二大著作のひとつです。
近代経済学の始まりとされ、社会思想史上の最重要古典でもあります。
『国富論』の取り扱う主題は、多岐にわたり、
- 分業の役割
- 貨幣の特徴
- 労働と利子についての考察
- 国家間貿易の意味
- 国家社会の発展段階とその特徴
- 分業と製造業の発展の関係
- 国家における軍隊の維持
- 道路、港湾、運河などのインフラストラクチャーの整備と維持
- 税金の種類と意味
- 会社による独占の問題
- 重商主義と重農主義の検討
- 公債についての考え方
などなどです。
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9位『スチュワート微分積分学』
9位は「スチュワート 微分積分学」という書籍です。
米国を中心とする英語圏の大学生たちに愛読されてきた微分積分学のバイブル。関数と極限、導関数など、微積分の基礎を概念的な理解に焦点を当てて解説。課題や問題も豊富に掲載。
世界で最も使われている入門教科書。わかりやすい解説と実社会への応用例まで含む豊富な演習の繰返しで、微分積分が自然に身につく。
内容説明
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10位『文化への不満』
10位は「文化への不満」という書籍です。
抑圧に抵抗しようとする人間の、自己破壊的な傾向に注目しながら、宗教のはたす役割を考察し、理性の力で宗教という神経症を治療すべきだと説く表題2論文と、一神教誕生の経緯を考察する「モーセと一神教」。後期を代表するアクチュアルな3つの論文を収録。
内容(「BOOK」データベースより)
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コロンビア大学とは
コロンビア大学(Columbia University)はアメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市に本部を置く私立総合大学で、米国東海岸に位置する8つの最難関エリート校の総称「アイビー・リーグ」の一校。各種大学ランキングでつねに最上位に位置する全米屈指の名門校で、全米で5番目に古い大学である。イギリス植民地時代に英国国王の勅許により創立されたキングズ・カレッジが起源。「コロンビア」は北米大陸を指す雅語で、正式名称は Columbia University in the City of New York。
幅広い分野で世界最高水準の研究が行われる拠点として100名を超すノーベル賞受賞者を出したほか、映画・文学など芸術分野も活発で、28名のアカデミー賞受賞者・90人超のピューリッツァー賞受賞者を輩出している。最近の著名な卒業生に第44代アメリカ大統領バラク・オバマなどがいる。
米国の大学でも特に学生の国際色が豊かなことで知られ、外国籍の学生比率は33%に達する。これまで34名の元留学生が世界各国で大統領・首相となった。留学生の出身国は延べ144カ国に上り、生存しているOBは世界189カ国で32万人を数える。
ウィキペディア(Wikipedia)
全米トップ10の大学が授業でおすすめする必読書籍ランキング
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