皆さんは、ビル・ゲイツさんをご存じでしょうか?
2021年時点で時価総額170兆円を超えている「Microsoft(マイクロソフト)」の創業者であり、世界長者番付に常連で選出される優秀な経営者です。
猛烈な量の本を読む読書家としても、注目されています。
そんなゲイツさんは、自身の公式ブログ「gatesnotes」に、定期的に書評を投稿し、年末には「Best Books」というタイトルで、その年に感銘を受けた本を5冊程度紹介しています。
そこでこの記事では、ビルゲイツさんが、2016年版「Best Books」で紹介した書籍5冊と(いずれも英語版)、2013〜2015年の「Best Books」で邦訳されているものをまとめました。
「ビルゲイツさんの経営判断を支えた知識や情報」に興味がある方を読者として想定しています。
- プロフィール
- String Theory(英語版)
- SHOE DOG(シュードッグ)―靴にすべてを。
- The Gene(英語版)
- The Myth of the Strong Leader(英語版)
- The Grid(英語版)
- ホワット・イズ・ディス?:むずかしいことをシンプルに言ってみた
- マインドセット「やればできる!」の研究
- 生命、エネルギー、進化
- 人と企業はどこで間違えるのか?成功と失敗の本質を探る「10の物語」
- 21世紀の資本
- ワイフ・プロジェクト
- コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった
- 昨日までの世界 文明の源流と人類の未来
- 統計はウソをつく-アフリカ開発統計に隠された真実と現実-
- 世界を代表する起業家たちのオススメ書籍シリーズ
プロフィール

ウィリアム・ヘンリー・ゲイツ3世(英語:William Henry “Bill” Gates III)さんは、アメリカ合衆国の実業家、慈善活動家、技術者、プログラマ、作家、教育者。
1955年10月28日生まれ。
マイクロソフトの共同創業者兼元会長兼顧問、ビル&メリンダ・ゲイツ財団共同創業者兼共同会長。
マイクロソフトは米国のソフトウエア大手。多様なコンピュータ向けにソフトウエアの開発、製造、ライセンス供与、サポートを展開。「ウィンドウズ」、サーバー、パソコン、OS、クライアントやサーバー環境向けアプリケーション、業務自動化・効率化アプリケーション、ソフトウエア開発ツールに加え、家庭用ビデオゲーム機器、タブレットを提供。本社はワシントン州。
企業概要(ヤフーファイナンス)

純資産は、1266億ドル(2021年)と言われています。
では、ビルゲイツさんおすすめの本14冊を順番に紹介していきます。
String Theory(英語版)
1冊目は「String Theory」という書籍です。こちらは英語版なので、英語が読める方が対象の作品です。
「最高の頭脳」「史上最高のテニスライター」と称されているデビッド・フォスター・ウォレス(David Foster Wallace)さんのテニスエッセイ。
この本は物理学とは何の関係もありませんが、電車や飛行機の中で読んでいると、そのタイトルが超スマートに見えます。
ビルゲイツ氏
下記に書籍のリンクを貼ってますので、学習したい方は是非クリックしてご購入下さい。
SHOE DOG(シュードッグ)―靴にすべてを。
2冊目は「SHOE DOG(シュードッグ)―靴にすべてを。」という書籍です。
父親から借りた50ドルを元手に、アディダス、プーマを超える売上げ300億ドルの会社を創り上げた男。彼の名はフィル・ナイト。ナイキの創業経営者です。そんな彼が、ビジネスと人生のすべてを語る作品です。
- ビジネス書大賞2018にて、大賞受賞
- 発売してからすぐに21万部突破
- ★Netflixが『SHOE DOG』の映画化権を獲得
成功するビジネスのありようを、誠実に思い起こさせてくれる。それは混沌と混乱に満ちた危険な旅であり、誤りと闘いと犠牲が常につきまとう。ここまで赤裸々に自身の歩んだ道を語るCEOなど、ほとんどいないだろう。フィル・ナイトが読者に何かを教えようとしたとは思えないが、読者はすばらしい学びを得るはずだ。彼はできうる限り正直に人生を語っている。驚愕の物語だ。
ビルゲイツ氏(マイクロソフト創業者)
2016年の最高の本。フィル・ナイトは天性のストーリー・テラーだ。
ウォーレン・バフェット(伝説の投資家)
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The Gene(英語版)
3冊目は「The Gene」という書籍です。こちらは英語版となっていますので、英語の読める方が対象です。
「人間を動かしているものを、人間の心がどのように苦労して、独創的に解明してきたかについての見事な説明。科学、歴史、未来をわかりやすく、かつ夢中にさせる不思議な力を持っており、私たちを時間と生命の神秘の両方に導いてくれる」魅惑的な遺伝子の歴史の作品となっています。
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The Myth of the Strong Leader(英語版)
4冊目は「The Myth of the Strong Leader」という書籍です。こちらは英語版となっていますので、英語が読める方が対象です。
著者は、「強力なリーダー」、つまり権力を行使する個人の支配者が最も成功し、称賛に値するという一般的な信念に疑問を投げかけています。
フランクリン・D・ルーズベルトとミハイル・ゴルバチョフ、鄧小平とネルソン・マンデラ、マーガレット・サッチャーとトニー・ブレアなど、多くの人物を取り上げて、リーダーシップの種類と資質を明らかにした画期的な研究です。
強力なリーダーという一般的な概念を覆し、リーダーとは何かという先入観を再考させてくれます。
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The Grid(英語版)
5冊目は「The Grid」という書籍です。こちらは英語版となっていますので、英語の読める方が対象です。
アメリカの電力網について、どのように発展してきたのか、現在の欠点は何か、そして、急速に近づいているエネルギーの未来のために、どのように完全に再構築しなければならないのかについて、分かりやすく考察しています。
世界最大の機械と呼ばれる電力網の魅力的な歴史、問題の多い現在、そしてより明るくクリーンな未来への潜在的な役割について、おもしろく、鋭く語っています。
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ホワット・イズ・ディス?:むずかしいことをシンプルに言ってみた
6冊目は「ホワット・イズ・ディス?:むずかしいことをシンプルに言ってみた」という書籍です。
- 生き物の細胞のなか
- 原子力発電所
- ヘリコプターの飛ぶ仕組み
- 国際宇宙ステーション
- 法律の文章
- 宇宙を調査に行った宇宙船
マンガとイラストと、小学生にも分かる言葉だけで、こういったややこしいものを説明する本です。
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マインドセット「やればできる!」の研究
7冊目は「マインドセットやればできる!の研究」という書籍です。
スタンフォード大学発の世界的ベストセラー作品。
学業・ビジネス・スポーツ・恋愛・人間関係……、成功と失敗、勝ち負けは、“マインドセット”で決まる。
(マインドセット…自身の習性として根付いた物の見方や考え方)
20年以上の膨大な調査から生まれた「成功心理学」の古典的名著。
同じような能力でも、一度の失敗で「もうダメだ」と落ちこむ人と「何が失敗の原因か」を考える人がいます。
問題が難しいとやりたがらない子、難しい問題ほど目を輝かせる子がいます。
それらの違いは、 どこからくるのでしょうか?
能力や才能が生まれつきではないことを、20年間の調査で実証した正真正銘の “成功者たちの心理学”。
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生命、エネルギー、進化
8冊目は「生命、エネルギー、進化」という書籍です。
絶え間なく流動する生体エネルギーが、40億年の進化の成り行きにさまざまな「制約」を課してきたと著者は言います。
「その制約こそが、生命誕生から現在に至るまでのすべての生物を磨いてきたのだ」と。
起源/複雑化/性/死といった難題を統一的に解釈する科学書です。
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人と企業はどこで間違えるのか?成功と失敗の本質を探る「10の物語」
9冊目は「人と企業はどこで間違えるのか?成功と失敗の本質を探る10の物語」という書籍です。
資産家ビル・ゲイツさんと、投資の神様ウォーレン・バフェットさんが、ともに最高のビジネス書と絶賛した知られざる古典。
フォード、GE、ゼロックスなどの経営者たち、ウォール街のブローカー、引退後のビジネスマンなどの10の物語を通して、彼らがその人生やビジネスにおいて「どこで間違えたのか(あるいは間違えなかったのか)」を明らかにしている作品です。
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21世紀の資本
10冊目は「21世紀の資本」という書籍です。
- 格差は長期的にはどのように変化してきたのか?
- 資本の蓄積と分配は何によって決定づけられているのか?
- 所得格差と経済成長は、今後どうなるのか?
決定的に重要なこれらの諸問題を、18世紀にまでさかのぼる詳細なデータと、明晰な理論によって解き明かしています。
格差についての議論に、大変革をもたらしつつある、世界的ベストセラー作品。
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ワイフ・プロジェクト
11冊目は「ワイフ・プロジェクト」という書籍です。
ドン・ティルマン、39歳、遺伝学者。ハンサムで頭はいいし料理も得意、しかし生涯彼女に恵まれたことがない。周囲の空気を読めず、いつもなんだか浮いている。デートすれば必ずとんでもない結末に終わる…。しかしそれでも素敵な女性を見つけて結婚するのが夢。そうだ、とにかくまず自分には合わない女性を排除しよう。水商売関係×、時間にルーズな人×、喫煙者×、酒飲み×、ベジタリアン×、頭の悪い女性×、浪費癖のある女性×…こうして「ワイフ・プロジェクト」が始まった!
内容(「BOOK」データベースより)
主人公の面白さにかなり笑える男性版婚活ドタバタ物語です。
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コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった
12冊目は「コンテナ物語 世界を変えたのは”箱”の発明だった」という書籍です。
20世紀後半、あるイノベーションが誕生し、全世界でビジネスのやり方を変えた。ソフトウェア産業の話ではない。それが起きたのは、海運業だ。おそらく大方の人があまり考えたことのないようなそのイノベーションは、あの輸送用のコンテナである。コンテナは、私が読んだおもしろい本『コンテナ物語』の主役を務めている。コンテナが世界を変えていく物語は実に魅力的で、それだけでもこの本を読む十分な理由になる。そのうえこの本は、それと気づかないうちに、事業経営やイノベーションの役割についての固定観念に活を入れてくれるのである。
ビル・ゲイツ氏
世界経済とグローバル貿易を飛躍させた「箱」の物語として、国際物流の生きた教科書として2005年の刊行(日本語版は2007年)以来、版を重ねてきたロングセラー作品。
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昨日までの世界 文明の源流と人類の未来
13冊目は「昨日までの世界 文明の源流と人類の未来」という書籍です。
600万年におよぶ人類の進化の歴史のなかで、国家が成立し、文字が出現したのはわずか5400年前のことであり、狩猟採集社会が農耕社会に移行したのもわずか1万1000年前のことである。
長大な人類史から考えればこの時間はほんの一瞬にすぎない。では、それ以前の社会、つまり「昨日までの世界」の人類は何をしてきたのだろうか?
■領土問題、戦争、子育て、高齢者介護、宗教、多言語教育……人類が数万年にわたり実践してきた問題解決法とは何か?
内容(「BOOK」データベースより)
ピュリツァー賞受賞の世界的研究者が、身近なテーマから、人類史の壮大な謎を解き明かす、全米大ベストセラーの超話題作品です。
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統計はウソをつく-アフリカ開発統計に隠された真実と現実-
14冊目は「統計はウソをつく-アフリカ開発統計に隠された真実と現実-」という書籍です。
「数字やデータは客観的なものであって、決して主観的なものではないはずだ。ましてや国際機関が使用する数字であれば…。」
世界銀行や、IMFが使用するデータが、経済の実態をまったく反映していなかったという衝撃の事実があきらかにされる迫真のドキュメント作品です。
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以上。最後までお読みいただき、ありがとうございました。